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2011年02月09日08:20

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【その他】くさじい


ほぼ毎朝、駅で出会う初老の男性、その世代にしては背が高く、
姿勢もよくて、顔もハンサムの部類に入るでしょう。
頭髪もいい感じに白くなっています。
そんな彼を、私は心の中で、「くさじい」と呼んでいます。

意味するところは...「臭い爺さん」。(uu;)
(まんまで捻りがない! と突っ込まないように。(^^;))

臭いの種類は、いわゆる加齢臭なのですが、
どのくらい臭うかというと、彼がエスカレーターの上、
あるいは20メートルくらい先を歩いていても、
その「残り香」が漂っていて、
近くに寄られると、気持ち悪くなってしまうほど。
とても同じ車両には乗れません。

混乱期のウラジオでは、
外せるものなら鼻を取り外し、代わりに栓でもしたくなるような、
ワキガ臭ふんぷんたるロシア人と出くわしたこともありますが、
それに通ずるものがあります。

それにしても、以前から不思議に思っているのですが、
もし、加齢臭なるものが、生物学的に必然のものであるとしたら、
人はみな、年をとると同じような体臭を発するようになるはずですが、
実際は、くさじいのような人もいれば、まったく臭わない人もいます。
ということは、加齢臭は、後天的要素が強いのかもしれません。
そう考えると、思い当たることがありました。

社内の同じ部にひとり、顧問にひとり、
近年、加齢臭を発散させはじめた者がいます。
顧問は80代ですが、部内の者はまだ40代後半、
少々早すぎるように思います。
ともに肥満体ではなく、汗っかきでもありませんから、
それらが臭いの原因ではないようです。では、なにが?
3人の共通項を探してみると...ありました。

まず部内の者は、不潔なことで有名な人物。
一例を挙げると、複数名が同時期に購入した、
社用パソコンのキーボードが、彼のだけ手垢で真っ黒。
風邪防止と称してしているマスクは、
インフルエンザ・ウイルスが裸足で逃げ出しそうな汚れよう。

一方顧問は、それまで身の回りの面倒を見てくれていた奥方が、
病の床に臥せったのと時を同じくして、臭いが強くなりだしたのです。
そしてくさじいは、みなりこそきちんとしていますが、
観察の結果、どうやら着たきり雀。

そしてもうひとつ、3人に共通している臭い要素が、「喫煙」。
部内の者は、典型的なニコチン中毒で、
顧問も彼ほどではありませんが、年季の入った喫煙者。
くさじいは、駅構内に入る前に、朝の一服としゃれこむ人。
...公共の場では、やめてほしいなあ。(uu;)

思うに、汗や空気中に浮遊する芳香物質に加え、
強烈な煙草の煙成分が衣服や皮膚、毛髪に付着し、
そこで酸化、ないし微生物が参与する醗酵により新たな化合物となり、
その堆積・熟成したものが加齢臭(の一部)ではないだろうか。

...というのが、私の推測です。(uu)
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