mixiユーザー(id:58808945)

2024年05月16日22:01

70 view

ポタリストの記録【異音の『真犯人』発覚】

■まだ異音の犯人を突き詰めていなかった■

先日異音の正体は自転車用ヘルメットの鍵だと断定していたが、それだけでもなかった。勿論異音の「音質」は限りなくシリンダー、ダイヤルの振動に近い。

スポーツ車にお乗りではない方にご説明申し上げると、原動機付自転車のウインカーのカチッ、カチッという音に近い。

ボトムブラケットの音とは明らかに異なるのだ。擬声語、擬態語でしかお伝え出来ないのが残念なところだ。もっと表現力を磨かねばならない点は猛省している。

なぜ分かったのかといえば、当初真犯人と思われた、ヘルメットの鍵を自宅に置いてきても、同様の音が急に鳴り出したからだ。

という事はまだ犯人がいるのは明らかだ。

■異音の真犯人特定とカーボンにはない金属の良さ■

スポーツ車の運動になる目安の距離だが、

・ロードバイク・・・約50km+
・クロスバイク、MTB(マウンテンバイク)、ミニベロ・・・約30km+

勿論目安であって、これよりずっと短距離でもひたすら上り基調の場合は体力の消耗は激しいし、坂が全くない走りやすい道の場合は喩え走行距離が100kmでも大した運動にはならない場合も当然にある。

ロードバイクよりも短い距離だからこそ、比較的早い時期に判明出来た。不幸中の幸いだったのは長距離ではなかった事だろう。この日は高幡不動尊を巡って帰宅し、夕食の具材を買いにそのままスーパーに行った際に異変に気付いた。走行距離は往復で35km。

ペダルのフレームの一部が外れていたからである。

心当たりならば無い事も無い。

以前福生市のJR五日市線の熊川駅付近の間道に入る左折時に傾け過ぎたのだろう、ペダルがアスファルト舗装に接してしまった際に損傷したようである。

その場では大して気付かなかったが、フレームからボルトが脱落し、ペダルに踏力が掛かった際に発した音で発覚したようだ。

ビスはM2.5だった。

ペダルは埼玉県所沢市を本社とする、三ケ島製作所製である。或る意味日本のメーカーだからこそ、直ぐにネジ径が判明した。これが外国のメーカーの場合、インチのネジでしかも逆ネジなどを使用されていた場合、もうお手上げ(全交換しかない)だ。が、希望を言えばM3にして欲しかったところだ。

三ケ島製作所のホームページ▼

https://www.mkspedal.com/?q=ja

使用しているのはシルバン・ツーリング・ネクストで、ベアリングが3個も搭載され(同社ではこのタイプを「トリプルシールドベアリング」と呼んでいる)、女性の指で軽く回してもいつまでも回転していく。少ない踏力でどこまでも回転していく。ビンディングペダルを除けば街中最強かもしれない。

ベアリングが3個もついているタイプの使い勝手の好さに一旦なれてしまうと、他のペダルにはもう戻れなくなるほどだ。

近所の金物屋でビスを購入に向かう。純正は六角レンチを入れて緩めたり締めたりするタイプだが、六角は整備性が良くないので、可能ならばプラスネジを希望していた。低頭ネジの方が見栄えは良いが、強度は落ちる。トラスネジをスペアに1本、計3本購入。180円だった。帰宅後、嵌めてみようとしたが、矢張り早期に交換していればこうならずに済んだのかもしれない。フレームをハズし、緩衝材をつけてハンマーで修正する。ひとまず嵌められるぐらいになったところでネジロックを流し込み、締め上げた。

試運転も問題は無かった。

このペダルは金属製だからこのような補正方法が出来た。これがカーボン製であれば、先ず無理だ。カーボン製はよく鋳物に喩えられる。鋳物は一か所の亀裂、断裂、凹みがあった場合、もう全損である。これは自転車のパーツ、フレームにもいえる。

ネットではどこのメーカーもカーボンを勧めたがるが、カーボンフレームの強度の保証耐用年数はどれぐらいだと思われるだろうか。

たったの5年である。

何十万、下手すれば百万円に手が届くカーボンのロードバイクすら、それぐらいしかメーカーが強度を保証出来ないという。何しろ鋳物と似たような構造なので、劣化がどれだけ進んでいるか、非破壊検査でも自費で出さない限り、一般のサイクリストが調査するのは困難だからだ。

これに対し、アルミ、クロモリ(クロムモリブデン、鉄合金)の場合は多少凹んでいても、錆びていたり、大破していなければほぼいつまでも乗れるのだ。実際廉価なこの自転車でも今年9年、ペダルも5年は使用している。

もし御覧になった方で、ゆくゆくはロードバイクの良いのを買いたい方で、前にいる人を抜き去る事で快感を覚えるような乗り方ではなく、マイペースで長距離を、しかも長く乗りたい方はカーボンではなく、クロモリを強くお勧めする。また最近は廉価のカーボンフレーム車も多数あるが、安いのはそれなりである。軽いからと言って、推進力が高い訳ではないのだ。ならばアルミフレームでグレードの高いものをお勧めしたい。

フレームのゆがみは完全には直らなかった。しかし実用には資するレベルまで復活した。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

写真
(1) 補修後のペダル。右のネジがプラスマイナスネジに対し、左が六角ネジ。脱落したのは右列の2つのネジ。

(2)フレーム補修後のペダル。写真左下が歪んでいるが、補修出来た。

(3)三ケ島製作所製のオールウェイズ。こちらもトリプルシールドベアリング搭載。シルバーも選べる。
10 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する