無駄なことばっかやってます

　パレスチナのハマスがイスラエルに大規模な攻撃をした、というニュースの第一報に接した時、テルアビブ空港乱射事件を思い出した。高校1年の冬だ。この国際的なテロで日本赤軍の存在を知った高校生は多かったはず。田舎の高校生ゆえ、自分からは遠い世界の話だと思ったが、世界革命というロマンチズムに惹かれた。パレスチナ解放戦線とハマスはまったく違う組織体だが、アラブの解放と反イスラエルという点でどこか似通っている印象が自分の中にはあって、ガザ地区の被害には心が傷む。もちろんイスラエルで亡くなられた住人や観光客に対しても悼む気持ちはあるけれど、それでもイスラエルに囲まれた狭い一郭で重い生活を強いられているパレスチナ人の立場に自分の身をを置いてしまう。喩えて言えば、中国がいきなり日本を占領して鎌倉市域に日本人が閉じ込められた、みたいな思いがあるのだ。俺の頭ってへんか？
　藤井聡太さんが八冠達成のニュースは嬉しかったが、そこにもずっと引きずっている影がある。がんで亡くなった友人は生前、「藤井聡太が名人位に就くまで生きていたい」と繰り返し目標を語っていた。今年の冬、藤井さんが名人になった時、友人を思い出してつらくなった。この度の八冠も同じで、彼が亡くなっているという事実が理不尽に思えて仕方なかった。
　
　相変わらず、詩人と向きあう静的生活。頭を使う、根気もいる。が、馬鹿はいつまで経っても治らず、昨日今日とマヌケな時間を使ってしまった。
　とある事情でpaypayを導入することに。昔むかし、ジャパンネット銀行を通販で使っていたのだが、その後ヤフーが買収してpaypay銀行となった。ほとんど使わなくなって休眠状態、貯金残高は約1万円ほど。
　この口座を再活用しようとしたら、いまはセキュリティが強化されて、入金も出金もできなくなっている。さあ困った。ワンタイムパスワードがないとpaypayにチャージできない。ワンタイムパスワードアプリをiPhoneに入れ、試してみるも、ダメ。あとでわかったことだが、手続き後24時間しないと使えない仕様だった。
　今日は今日で、paypayの銀行カードを一度入金に使ってみよう、と三井住友銀行へ。paypay銀行のHPでは使える銀行CDに三井住友とゆうちょ銀行が挙げられている。が、CDにカードを入れると、当行では扱っておりません、という表示とともにカードが吐き出される。まるで自分が誰かのカードを盜んで使っているような罪悪感を覚えてしまった。三井住友の受付で説明をし、使えるかどうか調べてくれ、と依頼したら、けんもほろろの対応をされてしまった。
　で、ゆうちょ銀行でも同様、使えなかった。ローソンに赴いて店内のCD機にカードを挿したのだが、やはり取り扱い外だった。
　最後にファミマへ行って同様の操作をしたら、無事使えた。
　街のあちらこちらを2時間近く、散歩したことになる。こんなに簡単なことがなんで出来ないのだ？　私が馬鹿なのか、paypayの銀行カードが馬鹿なのか？
　歩数を見たら1万歩近かった（苦笑）。おかげでいい運動ができた、と思い直そう。