「眠りの神」 犬塚理人、角川書店。
図書館で予約して読みました。
安楽死、自分や家族は今のところ考えないで済んでいますが、いつこのことを現実として考えるのか、考えなくて済むのか?
他の似たような作品と若干違い、複数の病気についての分かりやすい記載や、安楽死が認められているスイスの組織人を主人公にしたことで、いい意味で個性的な作品になったと思います。
ミステリーとしても、意外な真相を用意していたと思います。
個人的には、数年前の死が彼の考え方、生き方を変えたという一連の件が、もっと詳細に描かれていたら良かったかなと思いますが、もう少し話題になってもいい作品だと思います。
こういう作品を映像化したらいいのにと思います。
100点満点中70点。
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