mixiユーザー(id:18419990)

2020年02月16日04:19

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未来と芸術展

https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/future_art/
 入ってすぐは未来都市の都市計画のCGや模型、実際に建設中のもある。いかにも森美術館らしい。だがこれらが示す明るい未来を信じるわけにはいかない。かつても未来は明るいものだったが、その未来がこれ(現在)だ。だからアート作品は皮肉なものやディストピア的なものが多いように感じる。

 五十嵐太郎さんの名前がある映画の予告編をまとめた作品(?)、メトロポリス・エリジウム・甲殻機動隊・エヴァンゲリオン・アキラ。エヴァンゲリオン以外は観てみたい。アキラは観たがもう1度。

 マチュー・ケルビーニさんの倫理的自動運転車が皮肉が利いていて面白い。コンピュータープログラミング風の映像作品。
 人道主義・保護主義・利益優先主義の3つの設定を選び、人道主義を選ぶと酔っ払いを殺さない為に多大な被害を被る。保護主義を選ぶと運転者を保護する為に他者を危険にさらす。利益優先主義を選ぶとトランプ大統領が現れ、彼を殺さない為に他の人を殺す、そうすると賠償額が安く済むからだ。AIは設定次第で如何様にも最悪な判断を下す。

 かつての未来像はつまらない単純労働はロボットやAIが受け持ち、人間は創造的な作業を行うというものだったが、そうなっていない。何が間違っているのだろうか?
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