mixiユーザー(id:18419990)

2020年02月01日01:04

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すれなめ

 バイクの近くにチャコウラの死骸があった。飄々としているように見える彼らだが、やはり命がけで生きているのだ。
 しかしそれでも流石ナメクジ、死に方が尋常じゃない。死骸の後ろには足跡があり、真っ直ぐに姿勢正しく死んでいる。苦しんだ形跡はない。いわば歩きながら死んだようだ。

 死因は粘液切れだろうか?彼らは3週間程の記憶と4本の触角ーー長い触角の先端に視覚(明るさ程度しか感知できないそうだ)、短い触角と長い触角の根本に嗅覚ーーによる少ない情報で生きている。毎日が冒険だ。死んだ彼は、間違った方向に進み、ついに力尽きたのだ。
 我々人類は多くの情報を得て、間違った方向に進まないようにしている。だがそれにより冒険しなくなったり、冒険の余地がなくなったり。果たしてそれは正解だろうか?なにしろナメクジはその戦略で1億年生きている。人類は5〜600万年、ホモ・サピエンスから十数万年、まだまだ実験段階と言えまくないか?人類史もさまざまな冒険をしまくったからホモ・サピエンスまで進化できたのではあるまいか?

 足跡を残して死んだナメクジから、富士山から滑落死したYouTuberを連想した。塞翁が馬の最たる例だ。あそこまでスニーカーで登れてしまうというのは物凄く運が良い。その為に死んでしまった。
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