家内と一緒に息子家族のところへ行くと、帰宅時には息子が自宅までクルマで送り届けてくれることがほとんどだ。稀にぼく達が電車で帰るから、送ってもらわなくともいいよ、と言うと、それでも息子は、必ず最寄駅まで一緒に歩いて改札口で手を振りながら見送ってくれる。それがどんなに深夜の場合であってもだ。
何事にも鈍感なぼくは、先日までその事を当たり前のことのように考えていた。だがよくよく考えると、それは多くの場合、願ってもなかなか叶わないことのような気がしてきた。・・・本当に優しい子なんだな、と思う。そして本当にぼくの血を分けた子なんだろうか? と決まって余計な事も考えてしまう。
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