心学「貯金」
余る金銭を貯めるのは容易いが、金銭に余裕がない時、それを貯めることは知恵と工夫を要する。金銭に余裕がなければ、普段の生活で質素倹約をして、出費を切り詰めること。その時にこそ切り詰める知恵と工夫が生まれ、無駄な金銭の始末ができる。
余る金銭を貯めたものはすぐに出易い、また貯めれば良いと思うからである。しかし、切り詰めた金銭は使うことをためらう。同じような苦労をしたくないからである。余る金銭を貯めていた人間は、金銭に余りがなくなると、そこから切り詰めて貯める術を知らない。
知恵と工夫は余裕がない時ほど、心と頭の中で働き、生活に潤いを与えてくれる。貯金は金銭に余裕がないからできないのではなく、そこに「貯める意思」と「知恵」「工夫」を行えば良い。貯金の名人とは余裕のない生活から登場して来る。
普段から貯金の心掛けを行い、生活の無駄と無理を防ぎ、心の余裕を持ちたいものである。
*****************************
円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
アメブロ「+フォロー」宜しくお願い致します。
https://ameblo.jp/en-jyunan/entry-12539979130.html#_=_
ログインしてコメントを確認・投稿する