池袋飯塚事件と呼んで差し支えない

■「悲しみ抱え生きていく」＝再発防止求め、少しずつ前へ−遺族の男性、池袋暴走半年
(時事通信社 - 10月19日 14:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5832222


※最初に断っておきたいが、池袋でトヨタ・プリウスを暴走させ、何人もの人を轢き殺し、重傷を負わせた飯塚久三について、このブログでは呼び捨てで書かせて頂く。被害者の名を第一報から日本のマスコミたちは実名報道しながら、加害者の名を報道しなかったことには違和感を覚えずにはいられない。我々一般庶民が同様の事をやれば、たとえその時点ではどんな重病であっても、人殺しには変わりがなく、即行収監だ。にも拘わらず、飯塚は未だに収監されていない。私個人は被害者の人権をないがしろにして、加害者の人権を重んじる「高邁な倫理」は持ち合わせていないからである。



■飯塚に極刑を望む嘆願書の数をマスコミ共は重く受け止めるべし■

ご遺族の方にはご苦衷、お察し申し上げたい。老い先長いとはいえない「上級国民」の暴走によって先の長い若い人達が轢き殺された怨みつらみは尋常なものではない。しかも殺人犯の飯塚久三という男はふてぶてしい態度だった。

殺人犯だって?

容疑者として収監されていないではないかという反論が出るのは尤もだ。

しかし我々一般庶民が同様の事をすれば、たとえ重病の状態だろうが、即収監されたのに、この男はいまだに収監されていない。更にマスコミの報道の第一報が不味かった。何と殺人犯の飯塚久三の名よりも被害者の名を出していたからだ。

飯塚の名を出していマスコミは地上波では皆無。辛くも一部の電子版で出ていたに過ぎない。これについても多くの人に違和感を与えてしまった。ネットでは早くから批判のコメントが殺到。

　いわく「飯塚が元官僚でクボタの副社長だったからですか」

　いわく「元官僚を批判すると、その官庁で記者会見が発生した時に村八分になるから出せないんでしょ。」

　いわく「だって、飯塚って、人殺しじゃん。あいつはどんだけ人殺してケガさせてんだよ。」

　いわく「え〜。そんなのありかよ。被害者は実名で出ているのに、なぜ飯塚の名は報道されないんだよ。ありえないだろう。」

　そのうち、マスコミにも非難ごうごうの苦情電話がジャンジャン掛かって来たという。

　やがて警察も「上級国民」・飯塚久三に及び腰だったため、更に批判が沸騰。また飯塚のふてぶてしい態度も手伝って、飯塚に極刑を課するべしと嘆願書が積まれた。その数、40万人分。

　40万人分といえば、一地方県庁の街の人口に匹敵する。高齢者の暴走行為にこれほどの嘆願書が集まったのは異例のことである。大部分の人は暴走行為をした人殺しのジジイを首吊り台に吊るし上げるか、電気椅子に座らせることを何も面白がって、切望して嘆願した訳ではない。

　嘆願書を投じた人達はマスコミの容疑者次第でころころと変える態度に激怒しているのである。

　ゆとり世代の若人たちは知らないだろうが、昭和の終わりぐらいまでは容疑者は殆ど呼び捨てでマスコミは報道していた。悪い奴には人権も糞もないだろう、そのようなものを与える必要はないというコンセンサスがあの当時の社会にはちゃんとあったのである。

　それがここまで堕してしまったが、まだ嘆願書の数を見て日本も捨てたものではないと思わざるを得なくなってしまった。

　近所は小学校の通学路だ。男の子同士が通学路で話しながら歩いていると、一台の白いクルマがやって来た。

　それはトヨタ・プリウスだった。

　「おいプリウスが来たぞ。危ないぞ、避けろ、避けろ。」

　噴き出してしまった。

　最早飯塚久三のおかげで子供にまで、

　トヨタ・プリウス=高齢者の暴走車

　と見做されるようになってしまっている。

　記事では書かれていないが、飯塚はパーキンソン病という診断が出たという。このままいくと、免許はく奪と永久所得禁止だけで終わりそうだ。

　こうなると最早事件である。轢き殺された人達は無駄死同然になってしまう。
　
　まさに池袋飯塚事件と呼んでも良いぐらいだ。

　最後に質問。

　皆さまが飯塚の子供、親類だったらどうしますか。