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2019年07月22日21:44

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｢劇場版ファイナルファンタジーⅩⅣ光のお父さん｣＠シネクイント

人気ブログが原作で親子ものとくれば、数日前に観たばかりの｢今日も嫌がらせ弁当｣

がすぐに浮かんできた。こちらが母と娘なら、本作は父と息子のお話。水曜サービスデイの会社帰りに鑑賞

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　重要部分ネタバレなし　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

広告代理店に勤めるアキオ(坂口健太郎)は、仕事人間だった父･暁(吉田鋼太郎)とはほとんど会話らしい会話もなく、ずっとすれ違ったままだった。そんな父が突然会社を辞めて、一日中家にいて暇を持て余し始めた。何も話さない父に母(財前直見)も妹(山本舞香)も困惑するばかり。そこでアキオは、父をオンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』に誘い、本音を聞き出そうと考える。アキオからゲームソフトをプレゼントされた父は、戸惑いながらも自分のキャラクターに"インディ・ジョーンズ"と名付けてゲームを始める。一方、ゲームの中では"マイディー"という名でプレイしているアキオは、正体を隠してインディに近づくと、一緒に冒険をこなしていくことで、少しずつ2人の距離を縮めていくが…。

ファミコンのスーパーマリオで止まっている私

なので、ファイナルファンタジーなんて、タイトルをかろうじて知っているレベル。そんなRPG？オンラインゲームって何？状態な人でも全然問題ない、めちゃくちゃわかりやすい老若男女が楽しめる笑って泣けるドラマになっていると思う

何度も目にした映画館での予告の印象まんま。ちょっと予告で見せ過ぎの感あり。まあそれはこの映画に限らず、一般的な予告の作り方の傾向なのかも。。なので、意外性は一切なし。逆に取れば、安心して観ていられると思う。これまた｢今日も嫌がらせ弁当｣でも同じようなこと言ったな。。

坂口くんは演技派とは言い難いが、本作の優しく誠実なキャラクターのアキオ役はなかなかハマってたと思う。お風呂で湯船に浸かってるシーンや大事なプレゼンでの真摯な語り口など、ファンはテンション上がるでしょう

対する吉田さんがまあ抜群の上手さ

寡黙で仕事人間の父がゲーム内では楽しくてピョンピョン跳ねちゃたり、熱いセリフで仲間を鼓舞したりとめっちゃお茶目で人間味があって、そうしたギャップをとても魅力的に演じ分けていてお見事でした

2017年に深夜で連ドラ化されていたようで、その時は千葉雄大×大杉漣という配役だったみたい。こちらもすごくいい組み合わせなので、全くノーチェックだったのが悔やまれるところ。

父と息子がオンラインゲームを通して絆を取り戻していくのがメインだが、妹のエピソードや、ゲーム内の仲間との友情、仕事への向き合い方なども盛り込まれていて、よくできていると思う。ゲーム画面と実写部分が半々くらいの割合で作られているっていうのも斬新