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2018年12月20日22:35

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「来る」@TOHOシネマズ渋谷

前から"これ観たい!"と言っていた友達と一緒に、公開2週目の土曜日に鑑賞手(チョキ)ホラーだからちょっとビビりつつ、出演者が豪華なのが楽しみでるんるん

子煩悩な田原秀樹(妻夫木聡)は身の回りで起きている怪異な出来事に不安を抱き、妻の香奈(黒木華)と幼い一人娘・知紗を守るため、友人の民俗学者・津田(青木崇高)に相談し、藁にもすがる思いでオカルトライター・野崎(岡田准一)のもとを訪ねる。さっそく野崎は日本最強の霊媒師・琴子(松たか子)を姉に持つキャバ嬢・真琴(小松菜奈)とともに調査を開始する。しかし、その"何か"はとうてい真琴の手に負える相手ではなく…。

************** 重要部分ネタバレなし **************

中島哲也監督最新作ぴかぴか(新しい)2004年「下妻物語」、2006年「嫌われ松子の一生」、2008年「パコと魔法の絵本」、2010年「告白」、2014年「渇き。」と長編は全て観てきている。私の中では結構当たり外れのあるイメージで、「下妻物語」と「告白」が当たり。本作は中島流ホラーエンタメとしてなかなか楽しめたので、当たりの方と言えると思うわーい(嬉しい顔)

予測がつかない展開。"何か"の正体がわからないまま、その存在は直接的に表現せず、どんどんエスカレートしてくる霊的攻撃に死傷者続出exclamation ×2肩に力が入りっぱなしで、息を詰めて見守った感じ。最強霊媒師である琴子の呼び掛けで、日本中の霊媒師が田原家のマンション前に集結して、大規模な祓いの儀式が行われるクライマックスは、どうなるんだろう?と胸が躍った揺れるハート

錚々たる出演陣が新鮮な役を演じているのも楽しみのひとつわーい(嬉しい顔)岡田准一、黒木華、小松菜奈、青木崇高、柴田理恵、太賀、 志田愛珠 、蜷川みほ、伊集院光、石田えり、松たか子、妻夫木聡って本当にすごいメンバー。

岡田くんのオカルトライター、菜奈ちゃんのキャバ嬢、松さんの霊媒師等々、観ていてワクワク。柴田さんの霊媒師なんて渋くて最高にかっこよかったexclamation ×2そして、一見普通のサラリーマン、良きパパで良き夫を演じた妻夫木くんの薄っぺらさが絶妙でさすがだな、と。華ちゃんも夫や育児に疲れた妻を実在感たっぷりに演じていて、お見事だった。

純粋にオカルト的なホラーとして怖いかと言われるとノー。あくまでホラー風エンタメとして、スピード感とポップさでぐいぐい進んでいき、何でもアリな勢いもあって、観客を飽きさせない。ただし、どんどんあれにやられていく様が血飛沫満載でかなりエグいので、苦手な人はご注意をウインク

人間の弱くて、ズルくてクズな部分をまざまざと見せつけられるので、あれなんかより人間の方がよっぽど怖いよダッシュ(走り出す様)っていう、割とありきたりなメッセージ。賛否がはっきり分かれそうだが、それだけ作家性も強く独特な作品と言えるので、私は評価したい。観終わって友達と"疲れたねぇ〜"となったが、たまにふと笑えたりもするので、鑑賞後に一緒に行った人と色々ツッコんだり、感想言い合うのも楽しいと思う。
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