図書館で予約本を受け取るついでにアサヒカメラ誌を見た。星野道夫さんの記事があったので読んだ。何故この人の写真には何かが「ある」のか知りたかったからだ。多少ヒントは得た気がする。星野道夫さんは見えない自然の芯を撮ろうとしていたという。
ところで私は未だ星野さんが存命の頃に星野さんの写真展に行った事がある。星野さんが若い綺麗な女性に
「何故こんな(苛酷な)所に行くのですか?」
と訊かれているのに対し
「行きたかったから・・・」
と、しどろもどろになっているのを聞きながら、くすっとしたのを覚えている。
これってジョージ・マロリーの名言「そこに山があるからだ」ではないだろうか?
マロリーは記者に何故登るのか訊かれてBecause it's there.と答えたという。
「そこに山があるからだ」は名訳か迷訳かと問われれば名訳だが。私ならこう訳す「だってそこにあるんだもん」
多分ジョージ・マロリーも星野さんと同様にしどろもどろになっていたと推測する。
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