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2018年11月08日12:28

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「ごめん」の一言がほしかった


出張で新幹線を使った。

往路は事前に手配したが、
現地での滞在時間に余裕を持たせるため、
復路は予約しなかった。平日だし。

ところが近場に観光地があるためか、
思いのほか駅は混雑しており、
「みどりの窓口」には長蛇の列が。

帰るだけだからどの便でもいいか、と並びかけた時、
今は券売機でも新幹線の座席指定券が買えることを思い出した。
しかも窓口のすぐ隣にある券売機コーナーは、なぜか空いてる。

画面の指示に従い、直近の列車のチケットを購入、
クレカも使えるから便利だ、と思いつつ改札口を抜ける。
さて、乗る列車は何番線かな? 

...ない。

電光表示板とチケットを3度見返したが、乗るはずの便名がない。
そこで改札口に引き返し、駅員さんにたずねると、

「ああ、もう出ちゃいましたね」

「はい?」

「たったいま出たばかりです」

「...じゃあ、次のに振り替えてもらえます?」

言いたいことはいろいろあったが、それは後回しにする。

「立ち席(自由席のことか?)になりますけど、いいですか?」

「はあ?」

「指定席にすると追加料金がかかります」

「いやいやいや(思わず漫画みたいな台詞が本当に出た。(笑))、
それはナイでしょ。たったいま、すぐそこの券売機で買って、
普通に歩いてここに来たんですよ。なのになんでもう出てるんです?」

「そこの券売機ですか?」

「そこの券売機です」

駅員さんも不思議そうな顔をしている。
券売機と改札口は、当然のことながら、
20メートルも離れていないからだ。

「少々お待ちくださいね」

乗車券と領収書券を手に、奥へ姿を消す駅員さん。
おそらく真贋の確認と、
タイムスタンプを調べているのだろう。

「...おまたせしました。
では、今回だけ特別に変更いたします」

いや、こちらに落ち度はないからね?
と言いたかったが、相手もこちらを疑うというよりは、
何が起きたのだろうという不思議そうな表情だったので、
台詞は飲み込んだ。

「再発行はみどりの窓口になります」

げ、あの列に並ぶのか、と思ったが、
それもこの駅員さんに言っても仕方がないので、
おとなしく列に並ぶ。

30分くらい待ってようやく私の番になる。
その時間を使い、何から話せばいちばん効率良く
相手に状況を理解してもらえるだろうか、と考える。
イレギュラーな事態だから、最初から説明しても、
不審に思われるだけだろう。
下手すると、時節柄クレーマー扱いされかねない。

「改札の駅員さんの了解を得ていますが」

続く説明を聞いた窓口担当者は、
一切疑問を発することなく、
「わかりました、しばらくお待ちください」
と言い残して奥に消える。

さらに10分弱が経過し、担当者はようやく戻ってきたが、
その後の事務処理は速かった。
クレカの返金処理と、新たな列車・席の検索、発券。
最後は笑顔で送り出してくれたが、
結局おわびの言葉はなかった。(笑)

今回は余裕があったからいいが、
これだけ時間がかかってしまうと、
何か予定のある人だったらアウトだし、
落ち度のない人間に不要な手間を取らせたのだから、
「ごめんね」の一言くらいあってもいいんじゃなかろうか。

そもそも発券して1分もたたずに発車するような列車のチケットを、
売るなよ、と言いたい。(笑)
最低でも5分前には買えないようにしておかないと。

システム・エラーでたまたま、というのでなければ、
そもそもの設定がおかしい。チケットを買う=乗車ではない。
買ってから、ホームに降り乗り込むまで、タイムラグがある、
ということを、システムの設計者は考えていたのだろうか。
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