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2018年11月02日20:27

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「食べる女」@渋谷TOEI

豪華女優陣の共演が話題だったこの作品。キョンキョンが2年間女優休業するとかで、これが休業前の最後の映画らしく、じゃあ行かないとexclamationということでウインク

古書店"モチの家"を営む雑文筆家の敦子(トン子)(小泉今日子)は、迷える女たちに美味しいごはんを食べさせて元気にするのが何より好きな女。そんな彼女のもとには、幼なじみでごはん屋の女将や恋愛から逃げ腰な書籍編集者、料理下手で離婚の危機を迎えている異邦人など、様々な悩みを抱えながらも、それぞれに懸命に生きているタフな女性たちが夜な夜な集まってくるのだったが…。

出演女優陣は主演の小泉今日子をはじめ、沢尻エリカ、前田敦子、広瀬アリス、山田優、壇蜜、シャーロット・ケイト・フォックス、鈴木京香といったバラエティ豊かな面々。この8人のエピソードを2時間で描こうというんだから、1つひとつが薄味になるのは致し方ない。連ドラでじっくり1人ずつクローズアップしたものが観たかった、というのが正直なところ。

三大欲求である食欲・性欲・睡眠欲のうち、女性目線で食と性を描いているこの作品。女って怒りながらでも泣きながらでも食べられるなんて言うけど、まさにそんな女性という生き物の逞しさや切り替える力をうまいこと捉えて描いてるなと。

だからこの作品、観る側が女性か男性かで結構印象が違いそうな気がする。内容的に女性の方が足を運びそうだが、ぜひ男性の感想も聞いてみたいところ。

小泉さん演じるトン子は恋愛はもう卒業しちゃったような達観した独身女性。かといって、がさつで女捨てたようなおばさんではない。古い日本家屋で好きなもの(猫のシラタマや古本本など)に囲まれ、美味しいものをこよなく愛し、丁寧に料理するような人。そんなトン子を慕い、様々な女性が集まってくる様子はとても説得力があった。居心地のよい家でごちそうを振る舞ってもらい、料理に合ったお酒ワイングラスを呑み、ぐだぐだワイワイ悩み相談なんてさぞ楽しいだろうなぁと。

アリスちゃん演じる古着屋店員のあかりがめちゃかわいかった揺れるハート馴染のBARで酔っ払っては男をお持ち帰り。そんな出会いで始まってばかりの関係でも、「今から行っていい?」と夜中に電話が来れば、起きてちゃちゃっと得意の挽肉を使ったワンタンスープなんか作ってくれる。可愛くてエロくて、すぐヤらせてくれて、料理まで作ってくれるなんて最高じゃんexclamation ×2と完全に男目線あっかんべーでも、彼女もずっとそんな安い女じゃないよ。

男性陣もかなり個性的な面々揃い。ユースケ・サンタマリア、池内博之、小池徹平、笹原秀幸、勝地涼、間宮祥太朗、真木蔵人、RYO(ORANGE RANGE)など。真木さんが懐かしすぎ〜。BARのオーナーで優ちゃんの元旦那っていう役柄だったんだけど、もっと観たかったなぁ。

登場人物の多い群像劇なので、食い足りない感じもしつつ、いろんな役者をちょっとずつ楽しめるという点ではそれなりに楽しめると思うるんるん
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