7月に観た映画「君が君で君だ」が結構ショッキングだったので、こちらも気になる
ということで。土曜昼の回にお一人様鑑賞。松居大悟さんの監督した映画や演出舞台やドラマはちらちら観ているが、出発点であるゴジゲンの公演は初なので、楽しみで
君が…、えっと、君で、君で、違う、あのさ、あの、君を…。
彼らは変態じゃない。ほんの少し本当を知らないだけ。
彼らは連れて行ってくれる。すべてが愛おしくなるあの世界へ。
いやちょっと待って、君を…、君を!
作・演出 松居大悟
出演 奥村徹也 東迎昂史郎 松居大悟 目次立樹 本折最強さとし 善雄善雄
紛れもない純粋な愛の物語、たぶん。。盲目的な愛、愛は狂気、無償の愛とか、いろんな言葉があるけれど、愛することって傍から見たら異常で滑稽だよね、ってことを改めて感じた。非恋愛体質の私からしたら、彼らの気持ちを心底は理解できていないと思うが、これだけ真っ直ぐに愛することができたら、どんなだろう?ととても興味深かった。
舞台の始まりはピンク色が基調のガーリーテイストの部屋。そのセットは固定のままで、イベント会場や別の人物の部屋、結婚式場の控室、果ては道路まで、演出により空間を変えて見せていてさすが
6人の男たちが全力で汗だく、ワチャワチャと賑やかで、時にうるさくて暑苦しくて、仲のよい感じやチームワークのよさが見て取れて、微笑ましかった。テンポよく進む展開に、先が読めなくてワクワクした
180席くらいの劇場で役者の生の演技を観られるのは本当に楽しく贅沢な体験。近すぎると逆にドキドキして観づらいが、今回は適度な距離感の席で思う存分堪能した。ゴジゲンの次回作もチェックしないと
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