http://hokusai-japonisme.jp/
とても良かった。なんとなく観たから、こんなにも良いとは思っていなかった。
日本画家は西洋の写実的・科学的な描写に衝撃を受け、逆に西洋画家は北斎のような自由闊達な日本画に衝撃を受けた。
爪の垢を煎じて飲まねばならぬ。写真は絵画より手軽な反面、制約が多い。駄菓子菓子、手軽なんだから、もっと努力する余地はたっぷりあるだろうよ!被写体が面白くないと愚痴る暇があったら面白く撮る努力をせよ!
本日いちばん気に入った作品はcat.130「クロード・モネ 黄色いアイリス」だ。
絵の前に立った直後「これは凄いぞ!」と感じた。
SFで亡霊を説明する言葉に「想念(thought)エネルギー」というのがある。この絵にはそれがたっぷり籠っている。この時期のモネにいったい何があったのだろうか?そう思わせる程に情念が籠った絵だ。
実はこの絵は当館に常設展示されている絵。それを知っても私の評価は変わらない。むしろまた観れる事を喜んだ。当館にしてやられたと思わなくもない。うん、私は必ずまた来るな。
情念が籠った写真というものもある。嫉妬もするが、こんな写真が撮れなくて良かったとも思う。そんな作品が作れる心理状態は必ずしも幸せな状態ではないからだ。
山頭火の句は素晴らしいが、彼を模倣するのは容易くない。
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