東京六人組という名前になったと聞いたときには、もう少しオシャレな名前を付けようがあったのではないか、と思ったものだが、すぐに違和感はなくなった。それどころか、その日本の首都の名前を冠し、フランス六人組へのオマージュも感じさせるあたり、相当の気概が表れたいい名前だと思うようになった。
デビューから二年、いいメンバーが集まったよな、とつくづく思う。
どのパートを取っても穴がない。
その緻密なアンサンブルに音楽の歓びが溢れている。
上野由恵:フルート
荒絵理子:オーボエ
金子平:クラリネット
福士マリ子:ファゴット
福川伸陽:ホルン
三浦友理枝:ピアノ
01.ブラームス(岩岡一志/編):ハンガリー舞曲集より、第1・5・6番
02.プーランク:六重奏曲
<休憩>
03.トゥイレ:六重奏曲 変ロ長調 Op.6
<アンコール>
04.モーツァルト(磯部周平/編):トルコ行進曲
われわれにとっては一年ぶり。
2ndアルバムからの曲を中心に、愉しいコンサートだった。
難しいことをサラッとやってしまうのが凄いね。
今日のMC担当はこのホールに縁のある友理枝ちゃん。
後半、トゥイレの前にそれぞれメンバーによる楽器紹介。
ほんの少し有名曲のフレーズを披露してくれた。それらは以下の通り。
・フルート → ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
・オーボエ → チャイコフスキー:白鳥の湖
・ファゴット → モーツァルト:ファゴット協奏曲
・ホルン → チャイコフスキー:交響曲第5番の第2楽章、第4番の第1楽章冒頭
・クラリネット → ブラームス:クラリネット・ソナタ第2番
このホールで録音された2ndアルバムの正式リリースは11月22日だが、先行発売をしていたのでもちろんゲット。
そして、明日も東京六人組のコンサート。2ndアルバムの全曲披露となるそうだ。
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