当然、ヒットラーや麻原彰晃である。彼らも神話が人を結ぶ事は知っていた。それで手練手管を使い、神話を作り上げ、果ては戦争や毒ガス事件を起こしたわけである。今後もそのような奴が出て来ないとも限らないから、気を付けたいものである。大体、神話は一人や数人の人が作るものではないわけだし。多くの人々が非常に長い時間を掛けて作り上げるわけである。それゆえ、古典も学ぶ価値は高いと。歴史とか。
因みに、ヒットラーの出てきた時はドイツでもキリスト教関係の神話は廃れ果て、人々の心も通じ合えない状態だった。経済優先の社会にもなったわけである。それゆえ、金持ちが多いユダヤ系を敵視する事により、貧困層の人たちも丸め込み、権力を支配するようになっていった。ユダヤ系のいない日本だが、麻原も巧妙にアメリカを敵視して、やはり、孤独に悩む人たちを丸め込んでいった。
神話と言えば、ねつ造ではないが、今の日本のアベノミクスとか、やはり、経済中心のアメリカン・ドリームも何なのかと思う。又、今のトランプ政権も一種の神話から成り立っているのかもしれない。北朝鮮の金王朝と並んで、どちらも危うさを秘めているし、アベノミクスも本当にその通りになるのか。大体、神話は国のトップが作るものではないと僕は思うが。アベノミクス、トランプ政権、金王朝の件については、歴史の審判に任せたいが、少なくとも、人が信じるものでもないだろう。
特に、判りやすい神話を掲げる人は信用しない方が良いかもしれない。人為的神話は結果が最悪になるに決まっているから。ナチスやオウムからもその事は学べるわけである。
神話の事の締めくくりに書いたわけである。
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