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2017年03月10日22:24

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「ヒーローインタビュー」(#583)

週末。っていうか、明日も出勤。でも気は楽。。。

書名:「ヒーローインタビュー」
著者:坂井希久子
版元:角川春樹事務所(文庫)

「主人公は、高校で42本塁打を放ち、関西の人気球団に八位指名で入団。
 強打者として期待されたものの伸び悩み、十年間で171試合に出場、通算打率2割6分7厘の8本塁打に終わる。
 もとより、ヒーローインタビューを受けたことはない。
 しかし、ある者たちにとって、彼はまぎれもなく英雄だった。。。」
ってな感じ。

実在の選手がちょっと名前を変えて出てきてて、話もおもしろかった。
当たり前だけど、プロ野球選手ってのは、ものすごく野球がうまくて、そんな人ばっかり集まると、その中で優劣がつくんだな、と。
その差を分けるのが、なんなのか、運なのか、才能なのか、努力なのか。。。
野球に限らず、実力だけじゃうまくいかないんだろうな。
それでも、努力を重ねなきゃいけないとは思うんですけどね。

読んでて、印象に残ったフレーズ。

「若いというのはつまり、感動の経験値が低いということ」

「自信って、自分の中から勝手に出てくるものじゃないんです。人に沢山愛されて、その喜びの中から生み出されるものなんです」

「伸び悩んでいた選手がいきなり頭角を現すと、『化けた』なんて言われることがある。
 だけど人間はもちろん化けない。
 人目には、AがZになったように見えても、その間には必ずBからYまでの努力がある」

「自分の居場所は人に用意してもらうモンやなく、自分で作ってかなアカン」


以上。

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