。「中国の不思議な役人」は何度観てもまあまあだけど、後期のベジャール作品だからしょうがない。
ロビンス「イン・ザ・ナイト」は何故この作品をレパートリーに?と思ったが、要するに東京バレエ団の一番いいソリストにライトを当てるつもりだと気づいた。
それに気づいたのは3ペア目の上野水香を見た時。
しかしそれ以外は(ノイマイヤーのところから都落ちした外人はよく分からなかったが)まだまだだらしなくて、一瞬、マジでブーイングしたくなった。
特に2ペア目の女子。あれはひどい。
きちんと踊れるメンバーがいないのに、あれをレパートリーにするところが駄目。
新・責任者(忠次さんの後継者ね)の気持ち&意図は分かるけどさ。
そして「ボレロ」は席がよすぎてオレリーじゃなくてずっとリズムを見てしまった。
だって舞台全部が視界の範囲内にあったからさー、どれくらい気を配って振付してるか気になるじゃんか。
そしてやはりこの作品は奇跡的な作られ方をしてたんだろうな、と思った。
別にもう何度も見てるから新鮮な気持ちで見直すことはできないしさ、オレリーがカリスマ的な踊りをしてくれるわけがないのも分かってるし(僕は彼女と相性が悪い)、
構造的にどこまで気を使って作られてるかがよく見えてよかった。
しかし最後のボレロ1作品の為にS席12000円は、バレエのチケット代としては妥当だと言えば妥当だが、なんか、高いような気がするなあ。
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