http://www.ratholegallery.com/
行ったら真っ暗、休館かと思ってググったら開いている筈、扉を押したら開いた。
中も真っ暗、16ミリ映写機が回っている。手探りで観覧場所を決める。とはいえ観客は私1人、と思ったらもう1人居る。私の前から居たのか後から来たのか判らないが、私より前に立ち去った。
上映時間10分弱だろうか?ひたすら黒人男性の乳首を弄くる映像のアップ。さっぱり解らない。
そういえば、この「ラットホールギャラリー」で展示される作品は解らない事の方が多い。入場無料なのだ!ていう事は、これ等の作品が解って、しかも高額で買う人が居るって事なのだろうか?他に辻褄の合う説明が見当たらない。
私には、こうした作品の購買能力は無いが、理解出来ないものを理解したいという欲求があるのだと思いたい。尤も入場無料で遅くまで開いている当ギャラリーが手頃であるからに過ぎないのかも知れないが。
ふとヘミングウェイが絵を買った話を思い出した。誰も買わない絵を友人と金策して買ったという。スペイン内乱に義勇兵として参戦したヘミングウェイの心を打ったとか。ググッたところ、おそらくミロの農園だと思われる。
何が言いたいかというと、他の誰にも解らなくても誰かに解るアートというものがある。
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