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2015年07月23日19:24

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「ラブ&ピース」@TOHOシネマズ渋谷

「新宿スワン」、「ラブ&ピース」、「リアル鬼ごっこ」、「映画 みんな!エスパーだよ!」と今年公開作4本exclamation ×2の園子温監督。一番楽しみにしていた今作はさてさて。。

ロックミュージシャンを目指すも夢破れて、今は楽器の部品会社でしがないサラリーマンをしている鈴木良一(長谷川博己)。職場ではいじめられ、想いを寄せる同僚の寺島裕子(麻生久美子)ともまともに話すこともできない冴えない日々を送っていた。そんなある日、一匹のミドリガメと出会い、"ピカドン"と名付けて飼い始める。しかしピカドンが同僚たちに見つかりバカにされた良一は、彼を泣く泣くトイレに流してしまうのだった。やがて良一はピカドンとの出会いから生まれた新曲が評判となり、念願のメジャーデビューを果たすことに。一方その頃、トイレに捨てられたピカドンは不思議な地下世界へと流れ着き、言葉を話すおもちゃたちと暮らす謎の老人(西田敏行)に拾われ…。

上のあらすじ読んでもいまいちピンとこないでしょexclamation & question(笑)説明が難しいし、なんとも言えないストーリーなんだけど、私は好きだなぁ目がハート一緒に観た友達とも「人には薦めづらいけど、面白かったねー。」という意見で一致。メジャーになっても、こういうこだわりと映画愛に満ちた作品を撮り続ける園監督はすごい。でも、それができるのは今の映画界では結構恵まれているんじゃないかなとも思う。実績を積んできたからこそできるのかexclamation & question

ストーリー展開についてあれこれ言うのはこの作品ではナンセンスでしょう。冷静に考えたら、なんだそりゃexclamation & questionだらけでガンガン進んでいくから、そこで止まっていたらついていけない。だから、思いっきり評価も分かれそうな気がする。

主人公の鈴木を演じた長谷川さんの大熱演に拍手わーい(嬉しい顔)みんなにバカにされる冴えないサラリーマンから、思いっきり入り込んだナルシストロックスターへの変わり様も楽しいし、歌もめちゃうまってわけじゃないけど、なんだか味があっていいのよ指でOK

鈴木が恋い焦がれるヒロイン役の麻生さんもちょっと変わったキャラクターをさらりと演じていてさすがの安定感。謎の老人役の西田さんの説得力も抜群。実は○○なんだけど、ピタリの役で終盤の演技にはグッとくるものがあった。地下のおもちゃたちの声優陣も多彩ぴかぴか(新しい)星野源、中川翔子、犬山イヌコ、大谷育江といった面々。しょこたんが上手でびっくりしたexclamation

音楽の使い方もすごくいいので、うまいことこの奇想天外な世界観に惹き込まれた気がする。特に主題歌のRCサクセションの『スローバラード』ムードにはやられたなぁ。清志郎さんの声は反則ですexclamation ×2

うだうだツッコミを入れずに、エンタメ作として楽しむべき作品。だけど、何気に地下のおもちゃたちの境遇に考えさせられたりもする。
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