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2015年05月16日21:05

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国立新美術館で開催の太平洋展へ

 高村光太郎関連の知人が新国立美術館の「第111回太平洋展」に出品しているので、上京した。敬愛する詩人のご子息(といっても75歳)と正午に展覧会場で待ち合わせをしているので、美術館には午前11時前に入館した。出品された作品は500点くらいあるので、ざっと見て回るだけでゆうに1時間はかかる。
 作品を見始めると、絵の写真を撮っていた人がいたので、受付に戻って尋ねてみた。
 会場で撮影してもいいそうだ。これで気持ち的に堅苦しさが消えた。デジカメ持参ではないので実際に撮影する気はないのだが、リラックスして絵を眺めることが出来よう。会場内でボールペン使用も可だと聞いたので、出品者の名前がずらっと書かれている「案内図」を
片手に、気に入った作品はボールペンで○印をつけたり感想をメモったり出来る。
 1時間ちょっとでほぼ全部を見てから、詩人のご子息を探そうとしたところで、入口近くでお会い出来た。
 ご夫妻で来場されていた。私が一応全部の絵を見ました、と言うと、彼らは今来たばかりだが一緒にランチをしたい、と返されたので、午後1時半に出口で待ち合わせをすることとし、私は再度、気に入った絵を中心に見て回ることにした。
 この時点になって初めて、何点かの絵をスマホのカメラで写してみよう、という新たな「動機」が出来た。
 1時間半の長丁場だから、あくせくしないで絵を見て回ろう。途中途中で絵をスマホに収める。1時間くらいでだんだんと飽きてきたので、もっと具体的な遊びをすることを思いついた。スマホの待受画面にしたい絵を、そのサイズで撮ろう。
 5点くらい絵のそばに近づいて写真を撮る。万引きに近いスリルを感じた。本物の万引きのスリルは知らないけど。
 で、1時半となってご夫妻と合流。
 彼らの傲りでミッドタウンにある魚が美味い店「鈴波」へ、少し遅めのランチで行く。
 確かに西京漬けが美味くて、ご飯が進んだ。
「鈴波」の店内でもミッドタウンでも感じたことだが、大半の「お上りさん」と少しの地元の人の差が大きい。垢抜けない家族連れと地域柄いかにも高級そうなファッションでしかも手馴れた様子がありありの六本木族。1500円のシャツと15000円のシャツに値段ほどの差はないのだが、頭から靴までをトータルしていくと、その差が足し算で加算されて、差異が際立ってくる。もっとも和食屋でいかにも行きつけの店だと言わんばかりに帽子を被ったまま食事する姿がかっこいいかと言うと、その逆だけど。
 私はもうお上りさんでいいかな、とあらためて思った。
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