｢映画　ST赤と白の捜査ファイル｣＠渋谷HUMAXシネマ

日テレの連ドラの映画化だから、そのうちテレビでやるよなぁ〜と思いつつ、水曜日に他に上映時間が合わなかったので行って来たー

囚人の脱獄事件を引き起こした天才ハッカー鏑木徹(ユースケ･サンタマリア)の焼死体が発見され、容疑者として警視庁科学特捜班STリーダー赤城左門(藤原竜也)が逮捕されてしまう。リーダー不在のSTは解散を余儀なくされるが、そこへ拘置所から赤城が脱走したとの知らせが。そして皮肉にも、赤城を捕まえるためにSTが再結成されることに。2日後に異動を控えたキャップこと百合根友久(岡田将生)も捜査に参加する。赤城の無実を信じる彼は、やがて事件のカギを握るあるコンピュータウィルスの存在に辿り着くが…。

期待値が高くなかったせいか、思いの外楽しめたドラマもほぼ欠かさず観ていたから、STメンバーや他の警察メンバーのキャラや作品のノリがわかっていたというのも大きいかもしれない。刑事ものでライトなエンタメ作としては合格点じゃないかしら。と、ちょっとエラそうに言っちゃったけど

主演の赤城＆百合根コンビの掛け合いも軽妙で、まさに漫才のよう。やや大げさくらいなキャラづけやお芝居もヘタな俳優じゃないから、まあ冷めることなく観れたかな。他の登場人物も安定感あり、それぞれの特性が捜査に活かされている。芦名さんのセクシーすぎる衣装にニヤニヤ。未来ちゃんのカツラにニヤニヤ。窪田くんのアクションがもっと観たかったし、三宅さんの活躍が少ないのは少々不満。映画だから尺の都合もあるだろうし、しょうがないかね。

他のレギュラーメンバーは、柴本幸、水上剣星、田中哲司、林遣都、瀬戸朝香、渡部篤郎といった面々。事件のカギを握るのはユースケ･サンタマリア、安達祐実、鈴木梨央。この3人しかゲストがいないから、犯人捜しを楽しみにする作品ではない。容疑者にされた赤城がその天才的頭脳とSTメンバーの力で真犯人をどう追い詰め、逮捕に漕ぎつけるかというストーリー。

梨央ちゃんの生意気っぷりが憎たらしいけど、可愛かったなぁ岡田くんが翻弄されて、いちいちオーバーリアクションするのもなんとも微笑ましい。藤原くんはいつも藤原くんな気もするけど、あのセリフ回しの巧みさや惹き付ける力はやっぱりすごいと思うSTメンバーの絆、特に赤城と百合根の深い友情を感じるストーリーは後味もよく、楽しめるんじゃないかな