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日記一覧
- 『Ay曽根崎心中』
- 2018年12月19日04:51
『Ay曽根崎心中』を観て来ました。今日（12／18）は、工藤朋子さんのお初と、三四郎さんの徳兵衛。この日が工藤さん、三四郎さんの回の最終日でした。 先日13日には、鍵田真由美さんと佐藤浩希さんの回も観ました。 何よりもまず、「おめでとうございます」と
- スペイン国立バレエ団 Ｂプログラム
- 2018年10月27日04:45
いやあ素晴らしかった！ スペイン国立バレエ団のＢプログラムを観て来ました。『ボレロ』が一番印象に残っている。精神のストリップに昂揚した（ストリップほどプリミティブに求められ、それに応え身を削って与えるものはない）。それは生々しい人間をさらけ
- アルテイソレラ 『愛こそすべて・２』
- 2018年10月22日00:55
9月には、アルテイソレラのもうひとつの代表作の続編『愛こそすべて・２』も観にいったので、その感想を。続けることで浸透していくんだなあという感動。オープニングから魅せた。佐藤浩希さんを中心に、実力派男子７人がブラックスーツで踊るスタイリッシュ
- スペイン国立バレエ団 Ａプログラム
- 2018年10月21日00:43
スペイン国立バレエ団のＡプログラムを観てきました！アントニオ・ナハーロの挑戦は、フラメンコの視界をどんどん広げてくれる！と、改めて感じた。ナハーロの素晴らしいところは、限りない可能性を模索し実現しながらも、その視点の要には、常に伝統的フラメ
- 『Ａｙ曽根崎心中』プレ記事、書きました
- 2018年10月21日00:41
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【Ay曽根崎心中】【パセオフラメンコ11月号】パセオフラメンコ11月号（10／20発売）届きました。今月は、12月12日からいよいよ始まる『Ay曽根崎心中』のプレビュー記事を書かせていただきました。 初演から17年、再演され続けている創作フラメンコの名舞台、
- 今枝友加 パセオフラメンコ カンテソロライヴ Ｖｏｌ．１０１
- 2018年10月21日00:36
今枝友加さんのカンテソロライヴ。真の敬意とは、高ぶることなく奢ることなく媚びることなく飾ることなく、自分自身の持ち得る限りの一番良いものを相手のために捧げるということ。素晴らしい心の交流を見た。それはなんと尊いことだろうか。 「魂と対話しな
- カニサレス フラメンコ・クインテット
- 2018年10月16日02:41
先月見たカニサレス フラメンコ・クインテット、心地よく洗練されたフラメンコ空間、あの美音が耳に残っています。愛と孤独を知る巨匠。 自らの半生を振り返るような、静かなソロからリサイタルは始まった。世界最高峰のフラメンコ・ギタリストとなった
- グールドのピアノによる『フーガの技法』
- 2018年10月07日22:44
ヘビロテで聴きまくっているグールドのピアノによるバッハ『フーガの技法』の映像があった。自分自身の感性への集中の極み。傍からはどんなに狂気に見えようと彼は深い静けさの内にいるのだろう。哀しむでもなく悦ぶでもなくただそこから生まれる音楽に耳を澄
- 乙川優三郎『太陽は気を失う』
- 2018年10月06日22:06
「よい喜劇には悲しみがたくさんいるのよ」読み終わって切なさが残る。それが私の鎮静剤にも覚せい剤にもなってくれる。シビアな現実を身一つで生き抜くひとは美しい。人生の終焉で、私は何を後悔するだろう？乙川優三郎 短編集『太陽は気を失う』（文春文庫
- 三澤勝弘 パセオフラメンコ ギターソロライヴVol.99
- 2018年09月14日01:20
敬愛して止まないリカルドに教えを乞うため、長い時間を掛けて陸路で渡ったスペイン時代のことを、三澤さんは、曲の合間ごとに、記憶を愛おしむように、淡々と語ってくれた。饒舌、というのでもなく、苦しいはずの想い出も、胸に浮かんで来ることがうれしい、
- 杏梨 フラメンコピアノ パセオソロライヴVol.96
- 2018年07月27日01:32
杏梨さんのフラメンコピアノ・ソロライヴ。ロゼに近いワインカラーのドレスをまとい、毅然とした柔らかな微笑みであらわれた。ホルタ―ネックが華奢な肩に似合う。 一曲目のタンゴの色っぽさにやられた。少し緊張した面持ちの、透明で硬質なつやを持つ雰囲気
- 正路あすか パセオフラメンコソロライヴVol.95
- 2018年07月18日23:41
正路あすかさんのパセオソロライヴ。指先、腕を差し込む角度にまでこだわりを見せるファルーカ、そのストイックな様式美は師への熱い敬意に充ちていた。その先に自らが求めるフラメンコがあるから。それこそが生きたい在り方の象徴。とことん自分自身と向き合
- 大沼由紀 パセオフラメンコソロライヴVol.91
- 2018年06月16日01:21
「グルーヴと確信」！つい最近、ガルロチで視たマエストロ・カナーレスに爆発的に漲っていたものが、大沼由紀さんにもがっつり宿っていた。小手先とか技術とか美とか、そういったものはもう求めてはいない。自らが掴んだ自分にしか見えないものだけを求めて
- アントニオ・カナーレス、カルメン・レデスマ ガルロチ
- 2018年05月31日23:58
アントニオ・カナーレス、カルメン・レデスマを観に、ガルロチへ。マエストロたちの饗宴は凄かった。明日が最終日ということで、月曜日なのに満席のこの熱狂。カナーレス、牡牛のごとき重量級でゆったりとした動きの中に狂暴性を秘める。悪魔的なのに高潔、何
- 石井智子『CAMINANDO〜さらなる地平へ』
- 2018年05月31日23:56
フラメンコ舞踊家、石井智子さんの「文化庁芸術祭大賞受賞記念リサイタル CAMINANDO〜さらなる地平へ」に行ってきました。6曲からなるプログラムには、フラメンコのエッセンスが豊かに盛り込まれていて、舞踊生活40年を経て今に至る、石井さんの喜びと感謝が
- 浅草橋スペイン・バル『ラ・バリーカ』リニューアル・オープン！
- 2018年05月31日23:34
本格スペイン・バルとして定評のある「ラ・バリーカ」が、美味しさはそのままに、タブラオとして生まれ変わりました。 そのこけら落としライヴが、５月27日、開催されました。バイレに屋良有子さん、佐藤哲平さん、タマラさん、加藤明日香さん、ギターに栗原
- 川島桂子 パセオカンテソロライヴVol.90
- 2018年05月25日15:52
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つくり込んだものがない、余計なものが何もない、というのはこんなにも快い。川島桂子さんのカンテとエンリケ坂井さんのギター、それぞれに熟成されたものが高純度でブレンドされ、とろりと流れるように響いてくるフラメンコは薫り高く、品格があった。それは
- 平野啓一郎「ある男」
- 2018年05月21日22:34
平野啓一郎「ある男」読了（文學界6月号）。愛する人の過去を知った後も愛し続けられるだろうか。「法律」「倫理」「差別」。そういった重い問題に自在に言及しつつ、ある人物の生を辿り、思想を浮き彫りにしていく手法は、前作の『マチネの終わりに』同様、
- フィッシャー・ディースカウの命日
- 2018年05月18日08:52
今日5／18は、ディートリッヒ・フィッシャー＝ディースカウの命日。そして同じ5月の27日は、この名歌手と親交のあった吉田秀和さんの命日であることも想い出す。2012年から6年。良い機会、と、吉田秀和さん著書の言葉を改めて眺める。ラインを引き、繰り返し
- 森田志保 パセオフラメンコライヴVol.89
- 2018年05月17日01:14
死ぬんじゃないかと思った。臨死体験を共にした感覚。それは畏れ、祈る、静かな想いだった。フラメンコの年代記を紐解き、フラメンコの本質に迫るライヴは、まさに巡礼の旅だった。1時間強、着替えもせず、舞台に乗ったまま、森田志保さんは踊り切り、今枝友
- 小島章司さん出演『シミュレイクラム／私の幻影』
- 2018年05月04日04:14
互いへの深い寛容。優しさに満ちた舞台だった。遠い眼差しをして腰かけている小島。やがて立ち上がり彷徨いながら、ゆっくりしなやかにフラメンコを踊り出す。それは故郷の阿波踊りをも思い起こさせる。「何をさがしているの？」ダニエルが問い掛ける。「金魚
- 石井智子現代舞踊公演 魂のDance in Tokyo／「グラナダ―ロルカ―」
- 2018年04月20日23:51
ロルカの詩の世界が濃厚に薫るようだった。今回50回目を迎えた「都民芸術フェスティバル」。その中の現代舞踊公演では毎年３人の振付家の作品が紹介されており、そこに昨年文化庁芸術祭大賞を受賞した石井智子が名を連ねた。石井がこの舞台に選んだのは「ロル
- �睫酥�智子 パセオフラメンコソロライヴ
- 2018年04月19日22:41
奔放でありつつ、�睫酥�智子に二言は無い。爆発したいと語っていた通り見事に燃焼し切った。2度目となるパセオライヴ、�睫酥�智子はフラメンコのド真ん中にきっちり勝負を賭けてきた。バイレはグアヒーラ、タラント、ソレアの３曲。構成はギターとカンテのみ
- マリア・パヘス、シディ・ラルビ・シェルカウイ『DUNAS』
- 2018年04月05日16:48
「魂の邂逅、共振、融合」 マリアとラルビはやっと出逢えたのだ。 ベルギー人の母とモロッコ人の父を持つラルビ、そしてセビリアに生まれ、フラメンコを愛しつつも、プーロの血を持たないマリア。共にセンシティブで、深い孤独を知るがゆえに、ひとところ
- 吉田秀和さんの言葉 「バッハは邪魔しなかった・・・」
- 2018年03月11日22:33
「バッハは、邪魔しなかったな・・・」暮らしの中で手を動かしながら、例えば、食事の支度、洗いもの、掃除などをこなす中で聴きたくなる音楽がある。様々なものを聴くが、今それはバッハに求めることが多い。グールドの弾く『フーガの技法』を聴きながらふと
- 「坂本龍一with高谷史郎 設置音楽２ IS YOUR TIME」
- 2018年03月05日01:42
金曜日、仕事帰りに寄ってきた。 【坂本龍一with高谷史郎 設置音楽２ IS YOUR TIME】暗闇の部屋に、プログラミングされた無機質にも感じられる音と光が断続的に繰り返されていく。訪れる人々はがらんとした床にランダムに佇み、また腰をおろし、思い思いに
