「あなたの脳が好きなんです」「外見なんて幾らでも変えられるけど、脳だけは、何があってもあなた自身なんだ」観ていて、不意にグッと来る言葉だった。黒く澄んだ静かな湖。其処に浮かぶ小さな孤舟の上にのる、自分の脳が思い浮かぶ・・・・・・・・・・・・
色々とあって、久々に今日、ペダルセン自転車に乗った。(写真は今日撮ったものではないが)エイッと跨がる感じの、ハンモックみたいにベルトで支えられている革サドルは、常にお尻をサポートし、立ち漕ぎにほぼならず、ひらけた前方を見つめながら、座りっ放
このCMに騙された(?)昭和キッズは少なくなかったと思う。「あれっ?透明の糸がついてるゾ?!(テグス)」そして当時のチビッ子の99.8パーセントは、CMみたいに生きてる様に操る事は出来なかった。ウチのモーラも結局、購入3日目位で勉強机の飾り物となっ
ジグソーパズルは順調に進んでいた。しかし途中で手が止まる。ピースが足りないのだ。「あれれ」と捜してみるが、見つからない。「まあいい・・・パズル以外にも、色々と忙しいのだ」放ったらかして1年ぶりに再開しようとしたが、見知らぬ侵入者がパズルをい
失う事で馴染んで来た日常は異国の空気となり我は異邦人となる失う事で見慣れて来た風景が変わっていないとしても我にとっては火星となる失う事で親しんで来た世界は生まれ変わり我は別の世界を得る
サンジャポが妙に耳障りに感じられ、リモコン持つ手を伸ばして、消す。レースのカーテン越しに、白い空をボンヤリ見つめる。例えば、或る望まぬ状態となり、「いや、そこから得られるものもあるはずだ」と、早急に何かを探したり、意味や名前を付けようとして
磯野家野比家「コノ星ニ住人ハイナイノカ?」「ソノヨウデス。家ト思ワレル建築物ハ綺麗ニ残ッテイルノデスガ、生命体ラシキモノハ・・・・・・」「カツテハ我ガ星ノヨウニ活気ガアリ、ココニモ見知ラヌ家族ガ暮ラシテイタノカモ知レヌナ」* * *幼年期か
疲労は強かった。そんな時だった・・・・・・地球の片隅で、自分の目の前で、自分の中ではドラマみたいな事が、立て続けに起こった。その中には自分もいた。悪夢は光に転じていた。「捨てたもんではない」と思った。捨てていたのは自分の方だった。目の前の光
油断してたら冷気に包まれた春の夜。薄い上着でバスを待ってたら、見知らぬストリートの陰から聞こえて来る、ベースとドラムの生音。見知らぬグルーヴに冷えた心が束の間グルーヴィにされる。待ってたバスに乗り込むと、暖気に包まれ眠気に襲われ、パシューッ