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日記一覧

 永年の知己からその句集をいただいた。 句歴が長いことを知っていたので、はじめてだというのは意外だったが、そのあとがきでいきさつを知ることができる。 序文は彼の師ともいうべき黒田杏子さんが書いている。 その中で黒田さんは、この作者と、いまや

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【地獄の長時間労働】
2020年02月28日11:36

  学童保育で利益を上げているところなどなく、ほとんどがギリギリの体制でやっている。一番困るのは学校の休み。朝から迎え入れる体制をとらねばならぬ。 常日頃、余剰人員などいないから、その期間のみバイトなどで凌ぐ。それも確保できないと、既存の体

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 『終わりなき探求 The Eternal Wonder』 (パール・S・バック)がそれである。 今の若い人たちには、パール・バックといってもピンとこないかもしれない。しかし、私の少年時代、読書好きの若者にとってはその作品(といってもその全てではないが)、とり

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 ひょんなことで名古屋の日本画専門の美術館、「名都美術館」の入場券をいただいた。ありがたいことだ。とはいえ、岐阜のわが家からは公共交通機関を乗り継いで(乗り換え4回)2時間ほどを要する。 どうしようかなと思っていたら、私の所属する会の例会が近

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         《夢六話》というシリーズを五話まで書いてきてあと一つが残っている。 これまで書いてきた夢は、もちろん省略などはあるが、基本的な要素は夢の内容に即して書いてきた。だいたい、夢を正確に記述するなんてことはとても難しい。  フロ

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過日、岐阜県美術館にて
2020年02月18日17:36

 講演を聴きに行く。「社会とアート」がテーマということで、昨年の「あいちトリエンナーレ」との関連でなにか勉強できればと思っていったのだが、あまり期待を満たすことはできなかった。 旧知の人と出会ったが、とくに懐かしくもなかった。 「円空大賞展

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日曜日の日記 三題
2020年02月17日11:57

【紅梅】 亡父の残した紅梅の小鉢が今年も花をつけた。2,3年前、花の付きが悪くなってきたので、やはり木の寿命化(推定樹齢四〇年以上)かなと思っていたら、昨年は旺盛に花をつけ、実もたくさんなった。それで、梅酒ならぬ紅梅のウィスキー漬けを作ったが

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 街なかのほぼ正方形をした小公園は、かつてはしもた屋造りの家屋に囲まれ、近くの長屋からは鼻垂れ小僧や少女が三輪車など漕いで遊びに来る場所だったが、時の移ろいに従い、四方にマンションなどが建ち並び、今やまるで四角い井戸の底のようになってしまっ

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  ハッと目覚めたときには楽曲が終わったところだった。というか、斜め前のオジさんが「ブラボー!」と叫ぶ声で目覚めたのだった。 イビキでもかいていなかったろうかと気になって隣の席などを窺ったが、終わった楽曲に対しての拍手にみなが懸命でよくわか

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  「まもなく満月がやってくる」 と、長老はいった。 「そしてまた、〈人々〉がやってくるだろう」 洞窟の中に動揺が走った。なかには「ヒッ」と怯えた声を漏らす者もいた。 〈人々〉は満月とともにやってきて、わが同族を狩ってゆく。 「彼らは言葉を

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 窪地から見上げると、その稜線には大勢の人(?)影がひしめいていて、まるで一昔前の西部劇で観た、カウボーイがネイティヴアメリカンに取り囲まれているシーンのようだった。「どうだ、大勢いるように見えるだろう。それがヤツの戦術なんだ。これに恐れを

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 ターミナルというほどではないが、行き交う列車の本数がまあまああるような駅だった。 コンコースを歩いてると、TVのモニターにちょっと気になる映像があったので、休憩方々それを見ようと思った。ちょうどそれを仰ぎ見るような場所に、ベンチ式というか三

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 充実した美術展だと思う。 近年の画家名を冠した美術展などでは、その画家の作品はそれほど多くはなく、その周辺や影響関係を示す前後の画家の作品を、学術的な追跡の装いのもとに展示し、もって作品の出展点数になんとかつじつまを合わせるようなものが

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