事務所のトイレットペーパーが、香り付きになっていた。我輩は、香り付きトイレットペーパーが嫌いである。理由は、大学生の頃に安さに釣られて買った香り付きトイレットペーパーによって、家がその香りでいっぱいになってしまったからである。自分にもその香
母との電話が長引き、二時間半にも及んだ。こんな長電話は何年ぶりであろうか。上京したての頃は、寂しさに任せて色々な人と長電話ばかりしていたものだが、それを過ぎるとあまり電話をしなくなった。今回の長電話は、気付いたら時間が経過していたと云うもの
タイトルはB'zの新曲である。キングクリムゾンのアルバムタイトルでもある。iPodにインポートしたところ、タイトルが同じと云うことでひとつの作品と認識されてしまい、B'zのシングルとキングクリムゾンのアルバムが、「RED」に纏められてしまった。B'zの曲と、
二階から目薬と云う諺がある。その意味するところは、今更書く程の事ではあるまい。ふと、日本人が目薬を使うようになったのは、いつの頃からだろうかと考えた。我輩のイメージでは、目薬は点眼に適した形状のプラスチックの容器に入っており、例外は無い。目
たまにおじさんでポケットのことを「ポッケ」と云う人が居るが、我輩には違和感がある。我輩の感覚では、「ポッケ」は幼児語である。おじさんに、我輩に向かってポケットのことを「ポッケ」と表現されると、若干甘く見られている感じがして、少々面白くない。これが
写真は我が家の夕飯である。夫婦揃って仕事からの帰りが遅く、冷蔵庫の食材も無くなっていたので、出来合いの物を買って帰ることにしたのだ。並べてみたら、見事に茶色い食べ物ばかりであった。揚げ物、インスタント焼きそば、串焼きに餃子、夜更けに重いもの
足の裏をくすぐられても、我慢して寝ているフリをしていなければならない。そんな夢を見た。或る意味、悪夢である。それはそれは、辛い責め苦であった。しょっちゅう、寝ている妻の足の裏をこちょこちょして、面白がっているバチが当たったのかもしれぬ。悪い
中央区某所の駅から出てみると、海の香りがした。海の香りは我輩にとって、幼い頃に数ヶ月間過ごした、三重県尾鷲市の象徴である。海の香りと共に、我輩の心象風景は尾鷲で一杯になる。ふと、我に返る。そして、少し良い気分になっていることに気付く。忙しい