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2022年10月21日23:53

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宮部みゆき「子宝船 きたきた捕物帖(二)」

宮部みゆき「子宝船 きたきた捕物帖(二)」PHP研究所

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江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失ったある家の宝船の絵から、なぜか弁財天が消えたという。
時を置かずして、北一もよく知る弁当屋の一家三人が殺される。現場で怪しげな女を目撃した北一は、検視の与力・栗山の命を受け、事件の真相に迫っていく。
本書は、江戸深川の富勘長屋に住み、小物を入れる文庫を売りつつ岡っ引き修業に励む北一が、風呂屋の釜焚きなのに、なぜかめっぽう強い相棒・喜多次の力を借りながら、不可解な事件を解決していく物語。
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宮部みゆきさんのきたきた捕物帖の2作目。これはとても面白かったです。
1作目も面白かったのですが、今回もとても面白い。
ただ、きたきたコンビとしては岡っ引きの北一と比べると相棒・喜多次は今回はそれほど活躍しません。
そのあたりは次巻に期待かな。
後半の2編の悪役が強烈です。
あと宮部さんの「ぼんくら」シリーズのキャラクター「おでこ」が成人して登場するのがサプライズ。
「ぼんくら」シリーズでは十代でしたが本作では40代くらい?結婚もしています。
という事は「ぼんくら」シリーズの20年後くらいの設定なんですね。
続きが楽しみです。
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