行って参りました!「ブクブクー茶無料体験教室」
(久茂地公民館にて)へ・・・先週土曜日の話ですが
ブクブクー茶は沖縄に昔から伝わる豊かな泡を飲むお茶で、明治、大正、昭和初期に主に那覇で飲まれていたそうです。戦後は全く姿を消して、戦火で焼け残った唯一の茶道具を元に、「沖縄伝統ブクブクー茶保存会」会長が、同じ茶道具を作り出し、材料や作り方も研究して、伝統のブクブクー茶を平成初期に再現して普及されているそうです。
いつか機会があったら試してみたい!と思っていたブクブクー茶の無料体験・・・教室に入ったら参加者は私を含め5名。(こんなに素晴らしい機会なのに勿体ない!)
午後2時から3時の一時間教室ですが、まず10分程、ブクブクー茶が出来るまでをビデオで紹介後、「沖縄伝統ブクブクー茶保存会」会員さん達が作って下さったブクブクー茶をちんすこうと一緒に飲みます。
飲み方は泡を噛む様に飲みます。さっぱりした味で飲み易いです。見た目がソフトクリームの様なので、子供達は飛びついて飲んでみて、「お茶」という苦味のある予想外の味にしかめ面するそうです。
次に参加者の私達もブクブクー茶づくりに挑戦!
目の前に用意されたのは、煎り米湯と茶湯が入ったブクブクー皿(木鉢)と大きな茶せん。
ここ迄の過程も相当時間が費やされているのです。米をフライパンで数時間煎るだの、その煎り米を沸騰した硬水で弱火で10分程煮るだとか・・・サンピン茶と番茶で茶湯を準備するだとか・・・Wow!
これが材料の写真です。上左から番茶・サンピン茶・煎り米、下左から赤飯・落花生です。
詳しい作り方は下記のサイトをご参考下さい。You Tubeでの動画での紹介も有り、この「ブクブクー茶無料体験教室」体験リポート有り・・・と盛り沢山の役立つサイトです。
http://www.myu1208.com/muryou.html(「ブクブクー茶無料体験」)
さて私も初トライ!
泡立て方もあまり力を入れ過ぎず、弱くても駄目と適度な力の入れ様が必要みたい。ブクブクー皿の内側をこするように当てて、時計の3時と6時の間に当てて振り動かす様に立てるそうです。この作り方から、ブクブクー茶は、泡を立てて飲むお茶の仲間「振茶」に属し、他県でも島根県松江の「ぼてぼて茶」や鹿児島県徳之島の「フィチャ(ブク)」等も振茶の仲間だそうです。深いですね〜。
さて茶湯を湯呑みに注ぎ赤飯を入れて泡を立てる様に盛る。切り刻んだ落花生をふりかけて出来上がりです。
これが私の初トライしたブクブクー茶!
・・な訳ないですよね〜。こちらは隣のテーブルの参加者を手伝って仕上げて下さった先生の作品です。さすがの素晴らしい見映えに撮影させて頂きました〜。
良く泡立つ条件として硬水を使う事が重要だそうです。一番良く泡立つ硬水として垣花樋川を挙げられていました。さすが日本名水100選に選ばれただけありますね〜。
実は今日、垣花樋川も訪れたので又、後日日記に書きますね〜。
1時間でしたが無料にしては中身の充実したレッスンでした。もっと深く歴史や作り方等を学びたい方には技術講習(受講料:1万円)が案内されており、1日講習で受講後はお免状も頂けるそうです。
この無料体験教室は、当公民館にて毎月第3土曜日午後2時〜3時に開催されているとの事。沖縄在住で興味のある方どうぞ試して下さいね〜。
油っぽい食事の消化も助けるブクブクー茶。沖縄の素晴らしい伝統茶がいつまでも保存されますように・・・。
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