mixiユーザー(id:68785028)

2026年08月05日06:57

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珍しく実名相手にディスる

名前を伏せても、どうせ誰のことかすぐ分かってしまうので、今回は私のポリシーの例外とする。

本当に一兆℃なら、ゼットンの熱線を受けた時点で地球ごと消し飛んでいてもおかしくない。
それを受けて、倒れはしたものの、見た目にはそこまで深刻な損傷が見えないウルトラマンの皮膚――外皮というべきか、あるいは服なのか――はいったいどれほどの性能なのか、という話になる。

そういえば柳田理科雄は『空想科学読本』の中で、ウルトラセブンがマッハ7で飛ぶなら衝撃波の関係で顔面はもっと尖った形であるべきだ、といったことを、いかにももっともらしく書いていた。
だが、一兆℃の火球を受けても外見上は大きく損なわれないような一族が、いまさら「衝撃波面」程度の制約を受けるものか、と私は昔から思っていた。

柳田理科雄の『空想科学読本』は、「現実の物理法則に照らせばこうなる」という楽しみ方を提示した本だった。それはそれで一つの読み方だと思う。
ただ、私は逆方向の考え方のほうが好きだ。
たとえば、レッドキングのような怪獣が何万トンもの体重を支えているなら、本来はピラミッドのような体型であるべきだ、という議論がその中にある。
しかし逆ではないか。
むしろ、あの体型のままでその体重を支えられているのだとしたら、その身体の剛性や、細胞・組織の荷重変形に関する特性はどうなっているのか、と考えるほうが面白いはずだ。
つまり、現に描かれている姿を否定するのではなく、その姿のままで成立するためのパラメータを推定する方向にこそ、空想科学の楽しみがあるのではないかと思う。

要するに彼の議論は、巨大な存在や超常的な設定を前にしてなお、それを現実の狭い理科実験室の物差しで裁いているように見える。
私にはそれが、空想科学というより、空想を現実の常識に引き戻してしまう物足りない(批判的に言えばみみっちい)作業に思えてしまうのである。
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