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2025年12月31日15:00

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2025映画納め

今はWeb配信という保険があるので、映画は劇場で観ずとも、割とすぐに自宅で後追い鑑賞ができる。でも最近恒例となりつつある年末のリバイバル上映が単館でかかるとつい足を運んで、諸般の事情で見逃がした作品を少しでもフォローしておきたくなります。
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見逃し作品筆頭のひとつ『君の顔では泣けない』が池袋シネマ・ロサで上映中と知って出動。男女の身体が入れ替わるという、今さら感が漂うシチュエーションに公開時は触手が伸びなかったのだが評判が驚くほど良かった。こういう時にシネマ・ロサは痒いところに手が届く再上映をやってくれる。今年はここで『ハウス・オブ・ダイナマイト』の限定上映も鑑賞。『カメラを止めるな!』『ベイビーわるきゅーれ』『侍タイムスリッパー』もこの劇場がブーム火付けの起点だった。
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『君の顔では泣けない』は男女の入れ替わりが15年経過したところから始まる。自分の生きてきた15年は入れ替わった相手のもの・・・という葛藤が常に巡っている主人公2人(芳根京子&高橋海人)の物語で『転校生』や『君の名は。』とはまったく切り口が異なるメンタルアスペクトなストーリー。コメディ度数はゼロで、入れ替わりを受け入れようと努力する生き方と、受け入れられない気持ちの機微を実に丁寧にゆっくりと描き尽くす。トランスジェンダーと性同一性障害の境界線を彷徨う心境も想像させられるし、違和感も嫌みもなくすんなり主人公に感情移入できる練られた演出が素晴らしい。
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鑑賞後には池袋から下北沢に移動。『見はらし世代』がシモキタエキマエシネマK2で1回だけの再上映があると聞いて無理して都合をつけた。このミニシアターは2022年開業の新しい映画館で、下北沢再開発事業で元線路の場所に建てられた映画館。1度来てみたいと思いつつ機会がなかったが、開業4年目にしてようやく利用できた。スクリーンはひとつだけで全71席という小規模劇場。いくつも渋谷を撤退するミニシアターを見てきたので、こういう所には頑張って欲しいという思いを込めてコーヒーを購入。
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『見はらし世代』は渋谷の宮下公園再開発が舞台設定モチーフと聞いて必見にしていたのに、上映時間がどうにも嚙み合わず都内の公開が終了していた。26歳でカンヌ映画祭にも呼ばれたという新進気鋭の団塚唯我監督による初長編作品で、かなり個性が迸る記憶に刻まれる秀作だった。家族、特に父親との確執に拘りがあるこの物語は、同監督の実父がランドスケープデザイナーで実体験とリンクしている模様。宮下公園 ⇒ MIYASHITA PARKへの再開発問題点もテロップ付きで取り上げているが、ストーリーとの直結感はないので蛇足的だったのは残念。主人公を演じるのは朝ドラ『ブギウギ』や『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』で個性を際立たせていた黒崎煌代。独特の野太い低音が印象的で、この子(23歳)は役者として大物になる予感がたっぷり。行間を読む必要がある作品で好みは分かれそうだが劇場で観ておいてよかった。年末の見逃しフォロー鑑賞はこの2作品。どちらも良作で大満足。
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そして今年ラストの映画鑑賞は、日本での劇場配給から撤退宣言したワーナーブラザース最後の直接配給作品『WEAPONS ウェポンズ』。これがめちゃくちゃ面白かった。2025年のホラー映画トップは本作で決まり。今年も最後まで映画を楽しめました(^^)

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