2024年9月4日BS録画鑑賞
ニクソン大統領がとんでもない悪として描かれていて、脅しにいったフーバー長官に対して俺のためにもっと盗聴して政敵やマスコミの弱みを持ってこいって言ったことになっているは面白かった。
歴代大統領がみんな恐れていたのは、あくまで人柄が良いからで人間性が悪いニクソン大統領には全く効かなかったのはとても皮肉が効いていた。
物語は、強権的な体制で米国国内の安全を守ったと自負するJ・エドガー・フーバーFBI長官の自伝を書かせている体で自らの半生を振り返る映画です。
クリント・イーストウッド監督の手腕は確かで、過去と現在を行ったり来たりしながら、飽きさせないスピード感のある作りで137分という長尺を感じさせませんでした。
なお、フーバー長官目線で話が進むため、都合の悪い事実はほとんど描かれていないのも特徴で、最後に手柄話盛りすぎだろうとゲイのパートナーに説教されるのはクライマックスとして良かったです。
個人秘書との出会いや最後の頼み(機密ファイルの処分)をするシーンはかなり好きです、とても短いシーンですが長年共に歩んできた戦友というか友情を感じました。
個人的に感心したのは、この話結構長い年月を描いているため、自伝を書かせる記録係が交代しているところです。
記録係の人も人事異動あるでしょうし、個性というか忠誠心的なものがある人もいればない人もいるのかなって見えるところが良かったです。
お母さんの描き方もかなり強烈で、強権的な母親の教育で自分も強権的なやり方をするようになったのかなって思いました。
盗聴した内容を聴きながらケネディ大統領が死んだことを聴いて、上司のケネディ司法長官に大統領死んだよって事もなげに報告するシーンとか見ていると人間性は酷いなって思いました。
その一方で情報を集め整理し分析する、科学捜査を推し進める等犯罪者を取り締まるための様々な手法を取り入れた功績はあったと思えました。
事実は小説より奇なりと言いますが、期待していなかったので楽しめました、お勧めです。
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