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2024年06月22日22:39

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寅子ならこのあたりまでいけるはず(虎に翼)

「人生持ちつ持たれつ。お天道様は見てますよ」
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週1ペースで泣かされるのは、朝ドラとして如何なものか
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これまで吉田恵里香という脚本家に着目したことは正直1度もなくて、Wikipediaを見たら2015年の『ルパン三世』(PART4/30年ぶりのTVシリーズ)で5本執筆していることが判明。その5作品ともが見事に自分の記憶に残る印象的な回だったので驚いた。この方のシナリオはひと言でいうなら“用意周到”。攻撃性と温和性を交互のさじ加減でバランスを保ち、人物像の内面を隠したり見せたり振り子のように繰り返す。そして時に強引な部分もあって『虎に翼』はここに正史からのアレンジが加わることで深掘りが増す。
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寅子が妊娠をきっかけに弁護士を辞めた時、よねと口論になり喧嘩別れするシーンでは、寅子がカフェを出た後によねが泣くカットは無かったはず。それが再会した時の回想場面では涙を流すよねのカットがインサートされている。実に4週も経ってからあの時のよねの心境がようやく見えてきて、轟の「俺の前で、かっこつけるな」でそれが完全露呈する。しかも少し前に逆の立場で、轟の花岡への想いの正体をよねが代弁するというのをやっている。互いにオウム返しな作劇で生まれる轟とよねの相互支柱な関係はこの先が気になる。しかもこれをはる死去週のサブストーリーで済ませてしまう潔さにも恐れ入る。
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寅子を導いた恩師であり理解者だった穂高先生が一転して老害キャラに変貌したり、イケメン好青年の初登場から、実は女性蔑視→寅子に恋心→あっさり諦めて妻を娶り出世→栄養失調で他界・・・というこれだけサプライズが盛り込まれた人物も珍しい。直道、優三、直言もそれぞれがインパクトを未だに残し続けていて(直言の死に際の懺悔は朝ドラ史上最強最笑)、今はとにかく多岐川幸四郎から目が離せない。彼の言葉「君も正しい、俺も正しい」は紛れもない名台詞で、これは日本国憲法から民法改正案論争、家庭裁判所設立衝突、更にははると花江の味付け和解に至るまで、色々な部分にも刺さるこのドラマの本髄部分を比喩していると思う。
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香子と名乗って再登場したヒャンちゃんによって、鮮満一如/内鮮一体への序章が語られ始めた時は、これをやったら一週では済まないだろう・・・と思ったが、意外とあっさりスルーしたところは拍子抜け。皇民化政策に人生を乱されたヒャンちゃんなら、家庭裁判所で論ずる課題は山積みのはずなのだが、来週はそれよりデカいヤマを抱えて梅子が再登場するらしい。果たして皆で立案した改正民法が威力を発揮するのか、それとも憲法14条か・・・最近の寅子はリベラルなのかラディカルなのかよく判らない(笑)

◆「虎に翼」亡きはる(石田ゆり子)の日記燃やすシーンに反響相次ぐ「アドリブ?」「本気で泣いてるように見える」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=7909731
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