好きな曲で、昔から聴いて来た。
でも今夜、何だかこのPVの方も、沁みて来た。
今迄はライヴVer.の映像の方が、
Ashらしいライヴバンド感が出ていて、
このPVよりもカッコいい絵面だと思ってた。
しかし今夜、
このシンプルなPVが、胸に何故だか響いて来た。
今の自分が、
水面の光を求めてもがくティムにも見え、
途中現れる金の深海女もまた、今の自分に見えた。
今の自分は、心の手足の力を抜いてしまえば、
深海の闇へ吸い込まれて行きそうだ。
死の海パン履いて。
一方で、
金の深海女がやっている事も、
今の自分かも知れない。
水面の光求めてもがく他者に対して出来る事は、
自らの生命を持ちながら、見つめる様な見つめない様な感じで、
その他者の周りを暫し励ますかの様に泳ぎ、
そしてまた離れて行く事と感じる。
無力ではある。
しかし無力な生命がそばにあるだけでも、
その他者の持つ力は、少しでも戻って来るのかも知れない。
そしてPVラストのユーモアも素敵である。
ベッドに意識と共に浮上して来たティムをちょっとクールに迎える、
あたたかきバンドメンバーたち。
頭上の額で微笑むエルビス。
深海から見れば、
どんな毎日でも、
そこには光が宿っているのかも知れない。
そして生を終える時、
もしかするとその光は、
堪らなく愛しく、懐かしい明るさなのかも知れない。
BONUS TRACK
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