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2024年03月31日13:59

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性行為の適切表現は? 「不適切にもほどがある」より

話題のTBSドラマ「不適切にもほどがある」(全10話 3/29 放送終了)で、昭和60年ころは性行為のことを「××(チョメチョメ)する」と言っていた。当時「なんじゃそれ?」と思ったけどあえてふざけた言い方で刺激の強い直接的な表現を避けたのだろう。
当時直接的な表現=セックスと言う言葉が放送禁止用語だったのかどうか知らんけど、放送で言えない言葉を伏字の××(チョメチョメ)であらわしたという。山城新伍が生みの親とは知らなかった。でもなんだかヤラシイ卑猥な響きがあり私は下品だと思っていた。
実際「××する」という言葉自体私は身近な人から聞いたことも記憶にもない。まぁ××とは縁遠い青春を送っていたせいだろうが(笑)

そもそも伏字の部分××をチョメチョメと言っているだけであって「○○する」(マルマルする)でも、「〜する」(ホニャララする)でもいいわけで、チョメチョメ自体に卑猥な意味は全くないのになぜチョメチョメ=性行為という意味の流行語になっていったのか。

平成では性交を意味するのに「エッチする」という言葉がさかんに使われるようになったが、エッチという言葉はそれこそ昔からある言葉で古臭い感じ。ちなみにイマドキはセクハラ言動の多い人に「あの人エッチなことばかりいうのよ」っていうのは死語なのかね(苦笑)
実はこのエッチという言葉の生みの親は大橋巨泉だったということも今まで知らなかった。大橋巨泉が「HENTAI」の略でH(エッチ)を使ったのが流行ったとか。形容詞(名詞と助詞からなる形容動詞句?)として「卑わいなさま」「性衝動が強いさま」を指してたのが、たぶん「東京ラブストーリー」あたりで「動詞」(かつ「えっち」と平仮名表記へ、おそらく「形容詞用法」との切り離し及び「婉曲化」作用を意図したものか)となり、それまで存在・流通してなかった「性交・性行為」の軽い代替語となり、会話中で自動詞や誘いに「使いやすく」させる効果があったようだ。

チョメチョメもエッチもなんだか軽薄で品のない言葉で好きになれない。
「メイク・ラブ」とか「合体」と言う方がまだマシか(笑) 
「まぐわう」とか「契る」とか、古風な言い方もいいね。

一方強制わいせつや強姦については、令和になってから性加害や性暴力という言葉がよく使われるようになった。そちらのほうがより重い感じがする。

令和では、公共福祉や公序良俗に関する認識が、昭和世代とは著しく変わった。その認識や価値観についていけない昭和のおやじが、かつてのようにふるまうと、いわゆる老害とかハラスメントで訴えられる。一方、Z世代の若者からすれば、そんな寛容な時代もあったのかと逆に新鮮に受け止められているようだ。


TBSの「不適切にもほどがある」は宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。
毎回、昭和と令和のギャップなどを小ネタにして爆笑を誘いながら、「多様性」「働き方改革」「セクハラ」「既読スルー」「ルッキズム」「不倫」「分類」などの社会的なテーマをミュージカルシーンに昇華。ポリティカルコレクト、コンプライアンス社会に一石を投じる宮藤氏の意欲的な筆が冴え渡り、SNS上で大反響を呼んだ。

 ■3/29(金)最終回あらすじ
 タイムマシンバスの運行も残り1往復。ついに昭和に戻る決心をした小川市郎(阿部サダヲ)は、令和とサヨナラする身辺整理を着々と進めていた。最後のタイムスリップは休職で落ち込む犬島渚(仲里依紗)のために使おうと決めた市郎は、秋津真彦(磯村勇斗)や犬島ゆずる(古田新太)、井上昌和(三宅弘城)らに別れを告げ、渚と共にバスに乗り込み、昭和へ向かうのだった。
 市郎は昭和に戻り、丸っ切り真面目な受験生となった小川純子(河合優実)に再会。しかし、令和に馴染んだ市郎の内面もまた変化し、アップデートしていた。昭和マインド全開の中学校の在り様に疑問を持ちつつ、これから起こる自分たちの未来について思いを巡らす。

主題歌はCreepy Nuts が歌っていて、最終話には本人も出演していた。昭和にはラップというジャンルの音楽はなかったが、昭和の中学生の卒業式で生徒たちがノリまくる。NHK朝ドラ「ブギウギ」(これも3/29終了)で、笠置シズ子の歌う東京ブギが、いま聞いてもノリノリでちっとも古臭く感じないのも同じこと。音楽は時代を超えた共通言語だということ。かな。

コンプラ違反やパワハラ差別用語出まくりで、私はほぼTverで過去放送を見た。
第1話の冒頭は、体育教師の父とヤンキーの娘のやりとりで始まる(ハゲ・チビ・くそジジイ・ブス・デブ・死ネ・チョメチョメを連発)あまりの下品さに見る気が失せるが、第2話・3話と進むうちについついハマってしまった。
第5話では平成7年(1995)の阪神大震災が起こり、小川父娘の運命が大きく変わる。
まさにヒューマンドラマ。三原じゅん子が国会議員になってる未来や小泉今日子(kyon2)の変貌(本人登場)もリアリティがあって面白かった。

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