mixiユーザー(id:168303)

2024年03月10日18:51

28 view

沖縄狂想曲

2/24十三の第七芸術劇場(ナナゲイ)で「沖縄狂想曲」の上映が開始、太田隆文監督の舞台挨拶があったが満席だったので見送り、平日に行ってきた。
太田隆文監督は同世代だ。フクシマ原発を扱った「朝日のあたる家」を撮った監督。彼はこの「沖縄狂想曲」を撮っているときに脳梗塞に倒れ、命に別状はなかったものの心臓や脳に致命的なダメージを負った。自分も同じ病を経験している、とても他人事とは思えないのでずっと彼の投稿をフォローしていた。
映画「沖縄狂想曲」https://okinawakyosokyoku.com/

日米地位協定と日米合同委員会の実態がよくわかった。
辺野古は普天間基地の移設のための造成と言われているが軟弱地盤とわかった。今後地盤補強したり当初の予算の何十倍投入してもまだまだ完成しそうもないし環境も著しく破壊している。もし完成しても滑走路が短すぎて使えないシロモノらしい。こんなコスパの悪い辺野古に我々の税金大量投入して代執行の裁判まで起こして反対住民を強制排除して工事を進める日本政府。さらにひどいのは辺野古が完成してもアメリカが普天間基地をなくしてくれる確証はないという。

「沖縄狂想曲」では基地問題と共にオスプレイ問題もくわしく扱っていた。なぜにここまで欠陥だらけのオスプレイを米軍が飛ばし続けるのか。結局どの国が誰が得をするのかということなのだ。そしてそのための犠牲になるのはいつも沖縄。

オスプレイが現場で全く使えないシロモノだということは関係者なら周知の事実。オスプレイ開発当初の目的は、戦闘地での武器や物資の補給を行うためヘリコプターと飛行機のいいとこどりを目指していたらしいが、実際に作ってみるとそれはたいへん難しく不可能とわかった。まずは安定性が悪い。水平飛行から垂直飛行に切り替えるとき浮力を失うため操縦がとても難しい。飛行機に比べ狭い場所でも離着陸できるが飛行安定のためにプロペラがものすごい熱を発するので、滑走路が焼け焦げてすぐだめになるらしい。機体が重くなると飛行できないため重い武器は載せられないし人も数人しか乗れない。武器や兵士輸送機としての意味をなさない。欠陥がわかってからも米国はオスプレイ製造をやめなかった。開発費を回収しようとして不良品オスプレイを日本にも売りつけた。自衛隊には17機のオスプレイが配備されているらしい。オスプレイ一機の値段は200億円という。しかしさすがに墜落事故で死者が多く出たためついに製造も中止した。
しかし墜落事故はその後も起こり、先の屋久島沖での大事故(米国兵8名死亡)を受け、米国は全オスプレイの飛行を停止するとしていた。ここまでひどい犠牲者が出てやっと・・と思っていたのだが、再び飛ばし続けるという。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240309/k10014384391000.html

屋久島沖で事故を起こしたのは横田基地所属のオスプレイで普天間基地に向かうところだったという。
横田ラプコン、嘉手納ラプコンという言葉もこの映画で初めて知った。
なぜ日本の民間航空機が沖縄の低空を飛ぶのか。南海の楽園沖縄の美しい海岸線を見せるためではないのだと。
沖縄の大学教授は言った。「沖縄は日本のカナリアです」(沖縄は日本の軍事・政治・人権・あらゆる問題の最前線である)
うたを忘れたカナリアは♪という歌があるが、沖縄が声を出さなくなったときはもう手遅れだと・・。

■オスプレイ、国内再開へ調整加速=防衛省、米側の安全対策を容認
(時事通信社 - 03月09日 01:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7780026
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年03月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る