mixiユーザー(id:411965)

2024年03月31日02:03

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『オッペンハイマー』映画

<ストーリー>
 1950年代のアメリカで「赤狩り」旋風が巻き起こっていた当時、とある公聴会が開かれていた。小さな一室で行われたそれは原爆の父と呼ばれるオッペンハイマーへの告発だった・・・
<コメント>
 いや、クリストファー・ノーランを舐めていた。オッペンハイマーの生涯を描くために名優を集めた、といえばてっきりアカデミー賞狙いの小品の人間ドラマだと思うじゃないか。(ちょうどスピルバーグにとっての「カラーパープル的な感じの)実際にアカデミー賞を何部門でも取っているので、「そういう映画」だと思って見に行った。
 ところが実際にはじまると見事なまでにクリストファー・ノーラン印のハッタリと緻密な編集に満ちた傑作だった。そして、驚くまでに見事にノーラン節でもあった。とにかく画面が派手。そして編集が緻密なうえに時制が行き来するために、ものすごく画面が複雑なのだ。
 そして公聴会で出てくる登場人物の過去を描くために過去の描写に戻ったかと思ったらいきなり爆音が鳴り響くのだ。
 3時間もあるから寝そうだな、などと思う前に画面で何が進行しているのかとひたすら画面に集中してしまう。
 小品かと思って普通のスクリーンで見て後悔してしまった。確かにこの画面と何度も響き渡る爆音はまさにIMAXで観ることを前提にして制作されているではないか。
 3時間あるけれども、もう一度今度はIMAXで観たいと思ってしまった。いや、正直なんでオッペンハイマーが公聴会でここまでいじめられたのかイマイチわからなかったし。

オッペンハイマー
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