軒下で傘をさして雨宿りする人々
無意識に選んでさしている傘ですら
その人の人生の物語を、
そこで見ることができる。
水たまりを避けながら歩く。
いつもは、何となく平坦な道だと思っていても
本当は、どこもかしこもデコボコだらけ。
普段より歩く速度がゆっくりだから、
信号はだいたい赤になる。
横断歩道の前で立ち止まり、
束の間の時間を、どう過ごすのか。
その積み重ねだけが、きっと、運命を変える。
雨の朝は、祈りを捧げましょう。
雨音が、いらない雑音を消してくれるから、
祈りの声がいつもよりはっきり聞こえるよ。
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