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2024年03月27日09:43

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人生意気に感ず「二階氏のバカヤロー発言を吉田のそれと比べる。紅麹の被害はどこまで。石橋湛山を読む」

◇最長の幹事長として権勢を誇った二階氏が次回衆院選不出馬を表明した。記者会見でバカヤローが飛び出したが、かつて吉田茂が放った「バカヤロー」と比べると響きが弱く品格が格段に劣る。自民党の断末魔の声に聞こえる。吉田茂のバカヤローは国民に温かく受入れられた面があることが重要である。二階氏は85歳。日中友好協会の集いなどで登壇する姿をしばしば見てきた。支えられてやっと歩く様は哀れだった。
 二階氏を巡っては党の重い処分が下るとの予想が広がっていた。それは選挙での非公認、あるいは党員資格停止などだ。処分を免れる絶好のタイミングと評する見方がある一方与党内にも厳しい批判の声が。「実際は何の反省も謝罪もしていないことがよく分かった」と。
◇天下大乱の様相は政治の世界だけではない。大手製薬会社の「紅麹」による健康被害が拡大している。大規模な自主回収が広がる。腎疾患などの健康被害の恐れである。多くの入院患者が出ている。小林製薬が「紅麹」サプリメントの自主回収を呼びかけた影響は甚大である。県内のドラッグストアやスーパーで関連商品が続々撤去されている。
 問題はどのような健康被害かという科学的事実関係が一般人に不明なまま回収が呼びかけられている点だ。疑心暗鬼が広がっている。大手製薬会社の社会的責任は極めて大きい。
◇改めて石橋湛山を読み始めた。前代未聞の形で政治不信の嵐が吹き荒れる中、ふるさと塾で個人の政治家を取り上げて欲しいという声が上がった。政治不信に応える政治家として私が第一に思いつくのは石橋湛山である。この人の信念の中心は「小日本主義」。領土を拡大しなくとも貿易立国でやっていけるという考えだ。日本は世界恐慌を切り抜けるために満州侵略に乗り出し結果として墓穴を掘った。
 湛山の第一の特色は大衆に迎合しない点である。現在民主主義は危機にあるがその主因は政治が大衆に迎合するために衆愚政治に陥っていることである。湛山は岸信介と争って手に入れた総理大臣のイスを病を得て65日で投げ出した。波乱万丈の生涯をふるさと塾で解剖してみたい。「棺を覆って事定まる」の諺があるが湛山の評価はその死後益々高まっている。
◇健大高崎が明豊を下し準々決勝に進んだ。スタンドと一体となった若者たちの弾けるような姿が眩しい。コロナのトンネルを抜けたということもあり勝利を喜ぶ満面の笑顔は私たちに勇気と希望を与える。先日彼らが厳しく精神を鍛える姿に打たれた。更なる勝利を祈る。(読者に感謝)

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