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2024年03月17日10:11

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レビューの前に(シェイプ オブ ウォーター)

 Primeにて、デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』を観た。

 デル・トロ監督というと、ずいぶん前に『パンズ ラビリンス』は観ている。

 あちらも評判は高かったんだけど、俺の中では正直よくわかんなかった。なんというか、面白いと思わなかったんだよね。印象には残ったんだけど。子どもがひどいめにあって、あの世で幸せになる映画、という感じを持ってしまったくらい。

 で、本作「シェイプ・オブ・ウォーター』。
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 前に町山智弘氏の本で紹介されていて、おおよその内容は知っていた。

 あまり美人でない女性が、政府に捕獲された半魚人と知り合い、逃げる話くらいな印象。
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 たまたま見放題にアップされていたので、どんなものかなぁと思って観始めたら、こちらは妙に引き込まれたんだよね。

 
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 女優的な美人ではないかもしれないが、主人公のイライザは感じの良い女性だ。

 彼女は、赤ちゃんのときに受けた傷によって、話すことはできない。

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 政府の施設で掃除等をする用務員として働く彼女の日常が、たんたんと描かれる。たんたんと、といいつつもシャワーシーンとかあって、男性視聴者目線を惹きつけられる要素は盛り込まれているけど。

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 イライザは施設に運び込まれた生物に気づき、こっそり近づく。

 運び込まれた生物は、半魚人で、決してかわいいとはいえず、どちらかというと怪人チックな外観だ。

 
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 マッチョな施設の偉い人とか、潜入していたソ連のスパイ研究者とのやりとりもあり、やがてイライザは「彼」を逃がす決意をする。
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 同僚にも助けられ、「彼」を脱出させることに成功し、しばし自分の家にかくまう。

 やがて恋に落ち、しばし幸せな時間を過ごすんだけど、やがては見つかり、追いつめられていく。

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 立ちふさがるマッチョな上司。

 でも結末は、ハッピーエンドだったんだろうな。

 『パンズ・ラビリンス』のときは、幸せになったのは死後の世界、もしくは死ぬ一瞬前にみた幻のように思えた。

 でも、この映画の結末はきっと夢ではなかったと思う。

 隣人として協力した友人が、「彼」と接する中で禿げた頭に髪が生えてきたり、大けがが治ったりという場面があった。

 「彼」には、そういう力がある。

 それが伏線だったのだろう。

 この映画のレビューを書こうかと思ったんだけど、どうにも一口にまとめられない。

 素直に引き込まれて観た。

 でも、なにがどういう魅力だったというのが、うまくいえない。

 咀嚼するのに、時間がかかるのかもしれないな。
 
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