木曜日だったか、妻からメールが入った。
「shu-2、今日3時間で下校なのに、鍵を忘れていきました。さて、どうしよう？」
その段階で朝の8時過ぎ。
俺はカイシャに出ていたし、shu-2もすでに学校に向かった後だろう。
仕事で動けない日だったし、今からどうしようにも学校に行ったshu-2に伝えるすべもないだろう、と返信する。
妻は考えたあげく、管理人さんに手紙を託して仕事に向かったという。
玄関わきに倉庫スペースがあり、そこは鍵をかけていない。
その中の工具箱の中に鍵を入れたのだそうな。
いいんじゃない、ありがとう、と返信してそのときは終わった。
帰宅後、妻がいうことには、
「なんとこいつ、管理人さんのところスルーして、どうしてた思う。玄関の前で座って待ってたのよ」
「えー？そうなの。帰ってまでずっと？」
「お昼過ぎてもshu-2が管理人室に姿を見せないから、って管理人さんから電話があったのよ。で、家に電話したら、こいつ、出やがったの？」
「え？どうやって？」
「それが・・・� ，箸覆蠅硫箸貌�れてもらって、窓から入った。�◆仝阿鬚海犬△韻拭��� 針金を使って鍵をあけた、どれでしょう？」
うちのマンションは、いわゆるディンプル錠というやつだ。その筋のプロがやったらしらないが、針金で開けられるとは思えなかった。
はて？と思ったけど、聞いてみると、しばらく途方にくれてドアの前で座っていたのだという。で、ふと思いついて針金とか工具があれば鍵があけられるかもしれないと思いついたそうな。
で、倉庫を開けて工具箱を開いて、びっくり。
そこに鍵があったと・・・。
なんとも、コントみたいな話だった。
電話に出たshu-2に、妻はすぐに管理人さんのところに行ってお礼を言って手紙を受け取るように指示したという。
その日、妻が帰るのは午後4時くらいだったから、試験中の一日を無駄に使わなくてよかったで。
ちなみに、今週は鍵つながりで後日談があった。
昨日の金曜日、妻からメールが入っていた。
金曜日まで試験だったshu-2は、昼前には帰っていたという。
鍵も忘れず、妻もお昼を用意しておいておいたそうなんだけどさ。
金曜日は午前中のみの仕事なので、昼過ぎには帰ったようだけど、そこでびっくり。
鍵は開けっ放し、お昼ごはんの食器も一切洗わずに放置されていたという。
「どうしてくれよう。私の腹の虫がおさまらない」
やれやれ。
まだまだ小学校低学年レベルだね。
まぁ日中、妻が帰ってくるまでの数時間でオートロックのマンションに、そうそう泥棒が入るとも思わないけど。うち、金目のものないしね。
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