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2024年05月26日10:34

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大人の階段はらせん状

 昨日は、二子shu-3の行く学童の新歓パーティだった。

 俺、ああいうパーティって、あまり得意じゃなくてさ。

 壁の花になりがち。

 とはいえ、子どもがいたり、親の立場で、という助けがあって、いろんな人と話をすることができた。

 他のお父さんやお母さん方とも、子どもの話や学校の話、はたまたそれぞれ自分の仕事の話を交えて時間を過ごした。

 中で、流行りとでも言おうか、メンタル面でつらさを感じる人ってけっこういますよね、という話になった。

 特に個人のことを書く気はないが、あまり突っ込んで書くとさわりがあるといけない。適当にぼやかしたり、変換して書いているところがあることはあらかじめご承知願いたい。

 管理職な立場の人もいて、チームで問題が起きた場合、ご本人もたいへんなんだけど、まわりもその影響を受けるから、管理職としては気を使います、なんて話があった。

 問題を抱えたチームのメンバーが、「俺がこんなにがんばっているのに、どうして認めてもらえないんだ」と切々と訴えてくる。でもそちらばかり聞いていたら、いっしょに働きつつサポートしてくれる他のメンバーの気持ちは?・・・ということもあるそうな。

 大人になって何年にもなると、職場とかいろんなところで、ちらほらと聞く話だ。

 先日の日記で、内田樹と三砂ちづる共著『気はやさしくて力持ち』を、買ったことすら忘れていたという話を書いた。

 読後、レビューまで書いていた。

 さすがに自分が書いたレビューを読んだら、「あぁそういえば」となったものだけどさ。

 ぱらりらとみるうち、面白かったので、結局最初から最後まで再読してしまった。

 思い出すところもあれば、覚えていないところもあった。

 前に読んだことを覚えている部分もそうでない部分も、今、感じている問題と結びついて、新たな気づきをもたらしてくれるところがある。

 内田氏の章で、唐茄子屋政談という落語の話が出てた。

 前に読んだ記憶はある。

 放蕩の限りをつくして、親に勘当されて「お天道様と白いご飯はついてまわります」と啖呵を切って家を出たものの、結局くいっぱぐれて身投げしようとした若旦那。

 助けてくれたのは、自分の叔父さんだったんだけど、若旦那とわかると叔父さんはぷいっと行きかける。

 若旦那は心を入れ替えますから、と縋りつく。

 なら居候させてやるから、唐茄子を売ってこい、

 唐茄子を売るなんて、知り合いにみられたら体裁が悪い

 なにいってやがる、ならとっとと身投げして死ね、どっちが体裁が悪いってんだ

なんて、厳しくされたり、そうかとおもうと親切に助けられたりで放蕩者の若旦那が、大人になっていく話だそうな。

 生まれたばかり、幼いうちでも子どもが育つためには、優しくケアされなければ生きていけない。

 でも、大人になっていくためには、やさしいばかりではなく、厳しさも知らなければならない。

 その塩梅の中で、人は大人になっていく。

 一直線に登っていくんじゃないんだろうなぁ。

 大人の階段はらせん状にぐるぐるまわっていて、ときに下ってるんじゃねぇか?なんてこともあるのだ。

 前述の、
「俺がこんなにがんばってるのに・・・」
という話は、もはや40を越えた人でもあるという。

 俺自身似たような話、聞いたことあるしなぁ。

 自分は役に立っているんでしょうか、もうここではいらないんじゃないか、と悩んでいるんだけど、いやあなた子どもだっているんだから、そんなこと言う前にやることやりなよ、となってしまう。

 エラそうなことはいえない。

 自分自身を振り返ってみても、うまくいかないときは、自分がいない方がうまくまわるんじゃないか、と、どよ〜んとへこんでいるときはある。

 そんなときは、なかなか建設的な行動はできないものだ。

 そういうときは、黙って耐えるのが精いっぱいなんじゃないかな。

 口を開くと、やさしさを求めそうだから。

 求めてもいけなくはないんだろうけど、それがかえってつらさを招くこともある。

 きびしさだけではなく、やさしさも必要ではあるんだけどさ。

 きびしさが提示されたときに、やさしさを求めても、誰もくれないんだよね。

 まずはそのきびしさを咀嚼しないことにはさ。

 俺個人でいえば、単に首をすくめてやり過ごしているだけだけど。

 そうすると、たまに潮目がかわって助け舟が来ることもある。来ないこともあるけど。

 助けてもらうばかりではない大人としては、そのなかを漂うくらいしかできないのだ。そう腹をくくると、案外楽にやりすごせるような気もするんだけどね。

 つらい思いをしている人っていうのは、与えられないときに、与えられないmのを求めてもだえている。そんな気がするね。

 大人になると、みんなそんなもんだよ。

 なんて言って、ちょっとはラクになれたらいいんだけどね。


 さて、ちょっとずつ進めているファインモールド1/48 サボイアS.21後期型。

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 前回のあらすじとしては、ウッドブラウンを吹くところまで。

 あと少しで完成か、ということもまで来てはいたかと思う。

 そういうときのあるあるというか、好事魔多しというのか、

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 はい、ひび割れました。

 マスキングのしみ出し対策として、クリアを吹いていたのか敗因かなぁ。いや、たぶん、もっとうっすらと吹き重ねないといけなかったんでしょう。

 やれやれ。

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 ペーパーで削り落としてマスクして、サフ吹き。

 同じことをやる気にならなかったので、
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 今度は、フィニッシャーズの赤金にしてみました。

 木製と考えると設定と違うんでしょうが、これはこれで自分の好みには会っているかな。

 前にウッドブラウンを吹いて失敗していないところも、全部赤金を塗り重ねました。

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 翼の表面。

 ひび割れました。

 すでにペーパーをかけて赤を吹き直し、リカバーはしています。

 模型もまた、一直線にはいかないですね。

 螺旋階段のように、さらに時に上がっているようでガクンと下がることもある。

 それでもまた、歩いて進んでいく中に、愉しみや味わいはある、ということでしょうか(笑)。
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