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2024年03月02日19:35
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SLUMDUNKと共に、ZARDとSARD UNDER GROUNDの「マイフレンド」をモチーフに、東京都府中市郷土の森博物館を舞台にした青春物語 他光合成をしない新種の植物を発見
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ネット上にて、漫画家の窮状を訴える声が、取り上げられている。かつては一冊8000部刷られた作家が、急に3000部へと急減したという。本と同じく漫画も、部数減と共にデジタル化が勧む。漫画購入世代の若者の減少とも無縁ではない。今岐路を迎えている。
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今回、�，某∧�界の新発見について説明した。�△脇韻舷∧�の梅林が舞台となった青春物語である。
� 仝�合成をしない植物を発見 「ムジナノショクダイ」
プレスリリース 2024年3月1日付け 2024.03.01
約1世紀ぶりの快挙！ 新属新種の植物「ムジナノショクダイ」を発見
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直近の植物関連日記
2023年9月9日付 4万4000年の歳月から目覚めた線虫 相模湾で珍しい深海ざめを捕獲 地球沸騰化、植物園 9月8日モロッコでの地震速報
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写真 1 ムジナノショクダイ
戸大学大学院理学研究科の末次健司教授らの研究チームは3月2日、植物の常識を見直す画期的な発見があったことを明かした。名前は「ムジナノショクダイ」という。地面を掘って球根を掘り起こすアナグマに因んで、命名した。地方都市では、今でもアナグマのことを「ムジナ」と呼ぶ慣わしがある。研究者の間で、植物体のほとんどの部分が地中に埋まったムジナノショクダイは、近縁のタヌキノショクダイとは異なる仲間との見解が明らかにされた。性質を比べた結果、分類学において種より一つカテゴリーが上の「属」単位で分けられる。
写真 図2 詳しい解説
解説文：ムジナノショクダイ (ムジナノショクダイ属) とコウベタヌキノショクダイ (旧世界のタヌキノショクダイ属) の形態比較 (A–B) ムジナノショクダイ。(C–D) コウベタヌキノショクダイ。
(A & C) 横から見た植物体。(B & D) 花の断面。
ムジナノショクダイでは雄しべと雌しべの高さが同じで、重複がみられるのに対し、コウベタヌキノショクダイではそれぞれが遠く離れて位置している。なおムジナノショクダイでは矢印の部位のみ雄しべと雌しべが接しており、反対側で接していないが、これは解剖時に花を押し広げたことによるものであり、本来は接している。
スケールバー：A & C = 10 mm, B & D = 5 mm. 撮影：末次健司。
＜解説文終わり＞
既存種のタヌキノショクダイは、光合成をせずに、土中の菌類から栄養を吸収する。今回発見された新属新種のムジナノショクダイと共通していた。一般人に知られている植物の中では、タロイモとも遠縁の間柄といえる。
タヌキノショクダイは、繁殖方法として、ろうそく立てのような１センチ程度の花を咲かせ、昆虫を通して、繁殖を行う。世界での報告はおよそ100件、小さくて可憐な花を咲かせる姿から「妖精のランプ」とももいう。日本でで見つかった６種のうち１種は絶滅が確認されている。他の５種も絶滅危惧種に指定された。
植物の分類においては、細かく性質を見極める必要がある。今後もあっと驚くような新発見が期待されている。
��. ZARDの16ｔｈシングル「マイフレンド」をモチーフにした男女の青春物語、舞台東京都府中市郷土の森
1 ZARDのトリビュートバンドが歌う「マイフレンド」
インターネットの大手「goo」が、一般向けに一番好きな90年代のミリオンヒット曲と題して、アンケート調査を行った。結果1993年1月27日にリリースされたZARDの「負けないで」がトップに輝いた。ZARDといえば、実質ヴォーカルの坂井泉水のソロ・プロジェクトである。平成の音楽史に名を刻むほど、数々のヒット曲を打ち出した。デビュー後もテレビの前から姿を消し、神秘のベールに包まれていた。亡くなった後、事務所側から少しずつプライベートと共に、歌詞の製作エピソードが明かされている。
2024年、新たにZARDのトリビュートバンドとしてデビューした「SARD UNDER GROUND」によって、マイフレンドが世に送り出された。3月1日午前0時付けでオフィシャルYou tubeチャンネルにて、マイフレンド{tribute 2024 ver}が公開された。
同曲は、2024年3月20日（水・祝）に発売される5thアルバム「ZARD BEST celection」にも収録される。
実のところ、マイフレンドは、彼女たちのデビュー作2019年9月18日にリリースされた「ZARD tribute」にも含まれていた。
写真＝神野友亜 掲載元 本人のＸ(旧ツィッター）アカウント 2024年2月26日付
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コロナ禍を挟み、4年半の月日を経て、ヴォーカルの神野友亜の声量が一段と上がった。ベーシストの杉岡泉美もキーボードリストの坂本ひろ美の演奏力も磨きがかかったうえで、再収録をしたのである。
爽やかで軽快なリズムサウンドを刻むマイフレンド{tribute 2024 ver}のミュージックビデオは、間取りが広い、白亜の建物の一室で撮影された。花瓶が置かれた大きな窓から、青みを帯びた空と海が溶け合い、湧き上がる雲が写る。全身タイル張りの床は、開放感のある窓から差し込む光を反射する。天井から釣り下がるシャンデリアのやさしい光が、高級感を添えた。春らしい疾走感が漂う同曲と、撮影風景が実にマッチしていた。
動画＝SARD UNDER GROUND マイフレンド{tribute 2024 ver}
今回は、1996年1月8日に発売されたZARDの16ｔｈシングル「マイフレンド」の歌詞を考察する。
関連日記
2023年7月21日付け B'zとZARDの坂井泉水の世界観 第1弾 動画アリ！カバー曲「異邦人」 Ｂ’ｚの稲葉が2度目のコロナ陽性 16年前の二人の坂井泉水への追悼文 SARD UNDER GROUND https:/
2023年12月30日付 第2弾 歌詞を考察する その他年末の紅白 MISAMOやNew Jeans https:/
ZARDの歌詞をモチーフにした旅物語
2022年 12月4日（日）神奈川県秦野市を中心とした旅 テーマとなる歌詞「負けないで」https:/
2023年 12月3日 （日）神奈川県秦野市を中心とした旅 テーマとなる歌詞「Don't you see!」https:/
直近の府中郷土の森に関する日記 2021年
2月25日（木）ニュース！山火事やコロナ情報 八王子市長池公園に飛来したトモエガモとトワイライト夜景 府中市郷土の森博物館で開催中の梅祭り
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2 ＜マイフレンド 男女の青春物語＞
舞台 東京都府中市郷土の森博物館 http://
昼間 2月18日（日）
夜間 2月24日（土）
マイフレンドは、アニメ「SLAM DUNK」のエンディングテーマとして起用された。高校バスケを描いた作品にふさわしく、曲の方も爽快感漂うナンバーに仕上がっていた。歌詞の内容を読み込むと、卒業を期に進路に迷う青年を、そばでサポートしていた彼女の姿が浮かび上がる。バスケに打ち込み、卒業を期に迷いに入る青年と、彼女の青春物語である。Bメロ以降では、梅のライトアップが行われた東京都府中市郷土の森博物館を舞台に、青年と彼女が、将来を語りながら散策する様子を描く。
写真 左 12ｃｍシングルのジャケット
写真 右 12ｃｍシングルのジャケットの表と裏 掲載元 X(旧ツィッター）2021年1月8日付 TOKYO VICTORY https:/
歌詞について振り返る。必：全詞掲載
第1章 Ａメロ 高校最後の大会を終えた青年とマネージャーの彼女の思い
バスケットボールの高校最後の大会を終えた青年、活動した2年半は確かに短かった。合宿では、先輩や後輩を含め、仲間達と同じ釜の飯を食べて、寝起きを共にすることにより、一体感が生まれる。高校3年間は、一生の間のかけがえのない思い出だった。大学へ進学すれば、全国からの精鋭が集り、さらに競争が激化する。心にも迷いが生じていた。青年を見守っていたマネージャーは、そっと寄り添った。
曲の方は、エレクトーンによるイントロからサビの一説が始まる。
歌詞：「あなたを想うだけで、心は強くなれる。ずっと見つめてるから 走り続けて」
エレキギターが鳴り、本格的なバンドサウンドに入る。
写真 掲載元 ナタリーより https:/
Ａメロは、一貫して、マネージャーの視点で語っている。
歌詞「ひたむきだった。遠い日の夢は、今でもまぶしい」
時が立つと、夢を追っていた学生時代が懐かしくなる。一般の社会人として歩むと、毎日同じルーティーンで、出社時間から仕事量まで管理される。学歴が高い同僚が、同じ部署に配属され、仕事でも等角を表すと、妬ましく思ってしまう。
現実を突きつけられると、郷愁に浸るようになる。
歌詞：「どんなに不安が、いっぱいでも、まっすぐ自分の道を信じて」
確かに進路の選択になると、迷いが生じてしまう。若いうちは、可能性を秘めている。彼女は、青年に励ましの言葉をかけた。
彼女の思いは、次の歌詞に反映されている。
歌詞：「飾らなない 素顔のあなたが好き。変わってしまうことが悲しい」
続いてサビへ
歌詞：「いつも輝いていたね。少年のまま 瞳は my freiend」
彼女は、バスケットボールに打ち込んだ彼の姿を、純粋な小さな子供のように、移った。先のことを考えずに、しっかりと仲間とコンタクトをとり、力を注ぎ込んでいた。
歌詞：「あなたがそばにいると。何故か素直になれた。この距離通り抜ける。風になりたい」
写真＝プリ画像より https:/
純粋にマネージャーの彼女は、彼へ思いを打ち明けた。二人の心の距離を埋め、風のように、将来を駆け抜けていきたいと誓った。
第2章 Ｂメロ 進路に悩む青年と励ます彼女の姿
Ｂメロでは、心のすれ違いを描いている。確かに部活動においては、中学校と高校の6年間は、続ける人が数多い。一方で大学では、部活になると、本格化する。
そもそも高校3年生で部活動を終えると、受験までにも時間がある。勉強に打ち込むのか、それとも勉強とトレーニングの両立をするのか、選択に悩む。
バスケに打ち込んだ青年は、仲間と別れることへの喪失感を抱いていたのか、どこか気が晴れなかった。
写真＝ヒロインの赤木晴子
Ｂメロへ
歌詞：「本当の愛なら いろんなこと 乗り越えられたのに」
人生は1人っきりではない。孤独感を抱くと、生活に張りがなくなる。不安や迷いが生じたとき、人々は希望を求める。その一つが、人生の伴侶、互いを結びつけるのは「愛」だった。
二人は、東京都府中市にある郷土の森博物館を訪れた。府中市が管理する野外博物館の敷地内は、ピンクや白の梅が丁度見頃を迎えている。
写真＝梅園より 写真＝旧郵便局
梅祭の期間、露天が立ち並ぶ。敷地内には、どこか懐かしい、戦前の府中市の小学校や役場が移築展示されていた。用意されていたスリッパを履いて、廊下を歩くと、パタッパタッと音がなる。足のサイズにスリッパが合わないと、隙間が出来る分、確かに歩きにくい。心の隙間を埋めるためには、ひたすら努力すること、まっすぐ前を見据えていれば、余計な音を立てずに、歩けるようになる。古い校舎内で、高度経済成長期にはやった、テレビや冷蔵庫、扇風機などの白物家電などを見学した。1956年から1973年まで続いた高度経済成長期、テレビは白黒からカラーに移り変わる過程だった。今では、テレビはよりクリアになり、４Ｋ放送が登場する。テレビの中にもＨＤＤが内臓することにより、気軽に録画できるようになった。
外へ出ると、小さい子連れの家族や若いカップル、個人の写真愛好家まで、幅広い世代の方とすれ違った。しだれ梅の前では、記念撮影するカップルがいた。
青年自身は、彼女との散策を通して、一足速い春を感じ取り、心が安らいだ。
その気持ちは、歌詞にも表れている。
歌詞：「星のパレード 涙がこぼれない様に。大きく息を吸った」
晴れ上がった日、夜空には、星が瞬いていた。電気がなく、時計がなかった時代、人々は星空を見て、将来を占っていた。「星座占い」として今に残る。
郷土の森は、2月23日（金・祝）から25日（日）までの3連休、3月1日（土）と2日（日）は、夜間梅の花がライトアップされる。暗闇に浮かぶ梅の花は、昼とは趣が異なる。梅の花を観賞に夢中になっていると、彼女の姿がなかった。つい撮影に夢中になり、見失ったようだった。人が沢山いるとはいえ、どうして、離れてしまったのか。
マイフレンドでは、園内で彼女を探す青年の気持ちを丹念に表している。
歌詞：「ひとりでいる時の寂しさより 二人で 二人でいるときの孤独の方が哀しい」
人間立った一人と割り切ってしまうと、自立心が芽生え、困難に打ち勝つ強さを持つ。一方伴侶を得ても、それぞれ意見が合わず、孤立している程の哀しいことはない。
彼女は、青年に振り向いてほしかった。梅林の中を、メジロの集団が移動している。今の彼には、ゆっくりと観察している余裕はなかった。園内で最も西側の、東屋のある富士見の丘まで出た。彼女もそこにきていた。心配したことを伝えると、待っていたよというように、口元がほころんだ。そういえば、電話一本すれば、互いに居場所はわかるはずだった。焦っていると、当たり前のことさえ気付かなくなってしまう。富士見の丘の頂上の東屋へ続く、斜面は、新しく植林された若木が立ち並ぶ。まだ背丈は小さいものの、確かに枝にしがみつくように小さな花を咲かせていた。西側の富士見の丘から、東側の人口の滝の方角まで、梅林を一望できる。
梅自体は、早咲き、中咲き、遅咲きと順々に咲くことにより、植物の中でも開花期間は長い。遠くから眺めると、小さな花々が繋がっているように見える。園内を散策する人々は、花の回廊に誘われ、思い思いの時間を過ごしていた。
Ｂメロのさびへ
歌詞：「いつも笑っていたね あの頃二人 せつない myfreiend 」
バスケの最中、青年も彼女も共に同じ目的に向っていた。試合に勝つためには、選手の力はもちろん、采配を奮う監督やコーチ、体調を管理するトレーナー、心身とも支えになるマネージャーの存在は欠かせない。青年と彼女は、いつのまにか心を通わせていた。
歌詞：「あなたを 想うだけで 心は強くなれる ずっと見つめてるから 走り続けて」
彼女は、ずっとそばにいるから、迷わずに頑張ってと、エールを送った。青年の気持ちも揺れ動いてきた。
曲の方は、ギターソロが入り、Ｃメロのサビへと移る。
丘を下り、梅林から南側の正門へと戻る途中だった。動物分類学上スズメ目スズメ科のアトリが、高い常緑樹の木の枝から、群れを成して、比較的小さな梅の木へと移動した。アトリは、周期的に大発生し、新芽などをついばむ。梅の花に嘴を突っ込み、ビタミンが豊富に含まれた蜜を吸い取った。規則正しく、仲間の動きに合わせて、移動をすることにより、効率よく餌を見つけ出す。注意がそれていると、置いてきぼりをくらい、疎外感を感じるようになる。
写真＝アトリ
人生も同じだった。与えられた時に、しっかりと決断をして、次の道へ進むことにより、将来の選択の幅が広がる。もちろん、後戻りできない以上、慎重にならざるを得ない。
中学や高校の最終学年となる3年生、誰しも進路に悩む。学歴偏重主義、新卒ブランドが重視される日本社会においては、その場で的確な判断が迫られる。確実な道といえば、放課後には塾通いして、学問で成果を上げて、偏差値が高い大学に入ることにある。学歴によって、就職の幅が広がる。一流企業に入れば、将来は安泰だ。一方、スポーツに打ち込めば、高校時代に結果を残すことにより、大学への推薦入試で受かりやすい。勉強か、スポーツか、選択は広それぞれである。彼女は、悶々とする青年を後押しした。
第3章 Ｃメロへ 将来の希望 作詞者坂井泉水のメッセージ
二人は、後日ライトアップに合わせて、午後5時に再び郷土の森を訪れた。季節限定の夜間開館に合わせて、厚手のコートを羽織って入場ゲートを潜る人たちの姿がある。屋台の方も営業時間を延長していた。
午後5時40分頃、空が青みを帯びたトワイライトタイムに、一味違った写真になる。主ライトアップされた古色蒼然とした2階建て母屋と、白梅や紅梅が織り成す景観美に、青年も彼女も圧倒されていた。
写真＝旧府中郵便局前（左側17時48分、右側17時49分）
Ｃメロのサビへ
歌詞：「いつも輝いていたね。少年のまま 瞳は my freiend」
繰り返し彼女は、小さな子供のように、純真で前向きだった彼に戻って欲しいと、呼びかけた。
歌詞：「あなたを想うだけで、心は強くなれた」
人のことへ思いを寄せることにより、自分自身も変わりやすい。顔の表情が引き締まり、張りを帯びる。恋は人を変えるとの言葉の所以でもあった。
写真＝旧府中市役場 17時48分
先日の昼間の訪問時、一瞬敷地内で離れてしまった彼女と再会した東屋のある富士見ヶ丘を登った。2月24日（土）は、ちょうど満月を迎えていた。漆黒の闇の中に浮かぶ梅の花と満月の競演を期待して、人々は写真をとっていた。電気がなかった時代、人々は満月の明かりによって救われた。今でこそ、満月は比喩的に「希望」を意味する言葉として課垂れれるようになった。
写真＝17時35分
空が青みを帯びたトワイライトタイムが過ぎると、次第に黒くなる。完全な夜になると、純粋なライトアップの時間帯になる。枝を広げた紅梅が、真っ暗闇の中で、より引き立っていた。
写真＝17時49分
府中役場の中も見学ができた。役員が実務をこなした一室の窓越しに、ライトアップされた梅の花びらが浮かび上がった。昭和時代、人々の間では、花の観賞は日中に楽しむものだと認識があった。いつからか、非現実的な空間を求めて、冬場のイルミネーションを含め、ライトアップイベントが定着した。
写真＝18時33分 旧郵便局の外観 写真＝18時40分頃 中の一室より
梅の季節が終ると、各自治体では夜桜ライトアップの準備にも入る。日常世界から離れた二人、我々人が作り出した空間に身を置き、自然に将来への希望がわいてきた。彼女は青年はエールを送った。
歌詞：「ずっと見つめてるから 走り続けて」
青年も頷いた。彼女も表情が引き締まっていた。
最後にもう一度励ましの言葉を送った。
歌詞：「走り続けて」
写真＝ヒロインの赤木晴子と主役の桜木花道 掲載元 X(旧ツィッター）スラムダンク大好き！2016年4月18日付https:/
END
人生は、誰しも迷いがある。悩みに打ち勝ち、正しい人生を歩むには、親や兄弟、友達や家族の助言が欠かせなかった。
写真＝18時50分ごろ 役場の一室 役場の外観
作詞者坂井泉水自身は、学生時代から、勉学と共に、スポーツや読書、絵描きに打ち込んだ。当時右肩上がりの経済に支えられ、失敗しても、再チャレンジが利く時代だった。バブル期に突入した87年4月に、短大卒業に伴い、不動産ＯＬ会社に就職した。2年勤めた後に、89年から90年にかけて、モデル活動を行いながら、レコード会社が主催するオーディションを受けた。不採用通知が届いた経験もある。彼女の透明感のある歌声から、将来性を見出したプロデューサーの長戸大幸（ながとだいこう）氏の目に留まり、デビューへ後押しされた。2007年5月27日に不慮の事故で亡くなるまで、16年3ヶ月間、音楽業界で、平成史に刻まれる程、ヒット曲を出した。
時を経て、12年後の令和元年（2019年）9月18日に、長戸大幸プロデューサーによって送り出されたZARDのトリビュートバンド「SARD UNDER GROUND」がデビューする。
写真＝SARD UNDER GROUNDのメンバー 2024年2月25日（日）大阪府アベノHOOPでのイベント後 掲載元 神野友亜Ｘより https:/
平成から令和へと、坂井泉水の歌が引き継がれていた。若者の青春をテーマにした歌詞からは、経済成長を遂げていく日本のかつての姿を彷彿とさせる。令和の若者にも、しっかりと坂井泉水の思いが届いていた。今なお人々の心の中に深く刻まれている。
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今回、�，某∧�界の新発見について説明した。�△脇韻舷∧�の梅林が舞台となった青春物語である。
� 仝�合成をしない植物を発見 「ムジナノショクダイ」
プレスリリース 2024年3月1日付け 2024.03.01
約1世紀ぶりの快挙！ 新属新種の植物「ムジナノショクダイ」を発見
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直近の植物関連日記
2023年9月9日付 4万4000年の歳月から目覚めた線虫 相模湾で珍しい深海ざめを捕獲 地球沸騰化、植物園 9月8日モロッコでの地震速報
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写真 1 ムジナノショクダイ
戸大学大学院理学研究科の末次健司教授らの研究チームは3月2日、植物の常識を見直す画期的な発見があったことを明かした。名前は「ムジナノショクダイ」という。地面を掘って球根を掘り起こすアナグマに因んで、命名した。地方都市では、今でもアナグマのことを「ムジナ」と呼ぶ慣わしがある。研究者の間で、植物体のほとんどの部分が地中に埋まったムジナノショクダイは、近縁のタヌキノショクダイとは異なる仲間との見解が明らかにされた。性質を比べた結果、分類学において種より一つカテゴリーが上の「属」単位で分けられる。
写真 図2 詳しい解説
解説文：ムジナノショクダイ (ムジナノショクダイ属) とコウベタヌキノショクダイ (旧世界のタヌキノショクダイ属) の形態比較 (A–B) ムジナノショクダイ。(C–D) コウベタヌキノショクダイ。
(A & C) 横から見た植物体。(B & D) 花の断面。
ムジナノショクダイでは雄しべと雌しべの高さが同じで、重複がみられるのに対し、コウベタヌキノショクダイではそれぞれが遠く離れて位置している。なおムジナノショクダイでは矢印の部位のみ雄しべと雌しべが接しており、反対側で接していないが、これは解剖時に花を押し広げたことによるものであり、本来は接している。
スケールバー：A & C = 10 mm, B & D = 5 mm. 撮影：末次健司。
＜解説文終わり＞
既存種のタヌキノショクダイは、光合成をせずに、土中の菌類から栄養を吸収する。今回発見された新属新種のムジナノショクダイと共通していた。一般人に知られている植物の中では、タロイモとも遠縁の間柄といえる。
タヌキノショクダイは、繁殖方法として、ろうそく立てのような１センチ程度の花を咲かせ、昆虫を通して、繁殖を行う。世界での報告はおよそ100件、小さくて可憐な花を咲かせる姿から「妖精のランプ」とももいう。日本でで見つかった６種のうち１種は絶滅が確認されている。他の５種も絶滅危惧種に指定された。
植物の分類においては、細かく性質を見極める必要がある。今後もあっと驚くような新発見が期待されている。
��. ZARDの16ｔｈシングル「マイフレンド」をモチーフにした男女の青春物語、舞台東京都府中市郷土の森
1 ZARDのトリビュートバンドが歌う「マイフレンド」
インターネットの大手「goo」が、一般向けに一番好きな90年代のミリオンヒット曲と題して、アンケート調査を行った。結果1993年1月27日にリリースされたZARDの「負けないで」がトップに輝いた。ZARDといえば、実質ヴォーカルの坂井泉水のソロ・プロジェクトである。平成の音楽史に名を刻むほど、数々のヒット曲を打ち出した。デビュー後もテレビの前から姿を消し、神秘のベールに包まれていた。亡くなった後、事務所側から少しずつプライベートと共に、歌詞の製作エピソードが明かされている。
2024年、新たにZARDのトリビュートバンドとしてデビューした「SARD UNDER GROUND」によって、マイフレンドが世に送り出された。3月1日午前0時付けでオフィシャルYou tubeチャンネルにて、マイフレンド{tribute 2024 ver}が公開された。
同曲は、2024年3月20日（水・祝）に発売される5thアルバム「ZARD BEST celection」にも収録される。
実のところ、マイフレンドは、彼女たちのデビュー作2019年9月18日にリリースされた「ZARD tribute」にも含まれていた。
写真＝神野友亜 掲載元 本人のＸ(旧ツィッター）アカウント 2024年2月26日付
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コロナ禍を挟み、4年半の月日を経て、ヴォーカルの神野友亜の声量が一段と上がった。ベーシストの杉岡泉美もキーボードリストの坂本ひろ美の演奏力も磨きがかかったうえで、再収録をしたのである。
爽やかで軽快なリズムサウンドを刻むマイフレンド{tribute 2024 ver}のミュージックビデオは、間取りが広い、白亜の建物の一室で撮影された。花瓶が置かれた大きな窓から、青みを帯びた空と海が溶け合い、湧き上がる雲が写る。全身タイル張りの床は、開放感のある窓から差し込む光を反射する。天井から釣り下がるシャンデリアのやさしい光が、高級感を添えた。春らしい疾走感が漂う同曲と、撮影風景が実にマッチしていた。
動画＝SARD UNDER GROUND マイフレンド{tribute 2024 ver}
今回は、1996年1月8日に発売されたZARDの16ｔｈシングル「マイフレンド」の歌詞を考察する。
関連日記
2023年7月21日付け B'zとZARDの坂井泉水の世界観 第1弾 動画アリ！カバー曲「異邦人」 Ｂ’ｚの稲葉が2度目のコロナ陽性 16年前の二人の坂井泉水への追悼文 SARD UNDER GROUND https:/
2023年12月30日付 第2弾 歌詞を考察する その他年末の紅白 MISAMOやNew Jeans https:/
ZARDの歌詞をモチーフにした旅物語
2022年 12月4日（日）神奈川県秦野市を中心とした旅 テーマとなる歌詞「負けないで」https:/
2023年 12月3日 （日）神奈川県秦野市を中心とした旅 テーマとなる歌詞「Don't you see!」https:/
直近の府中郷土の森に関する日記 2021年
2月25日（木）ニュース！山火事やコロナ情報 八王子市長池公園に飛来したトモエガモとトワイライト夜景 府中市郷土の森博物館で開催中の梅祭り
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2 ＜マイフレンド 男女の青春物語＞
舞台 東京都府中市郷土の森博物館 http://
昼間 2月18日（日）
夜間 2月24日（土）
マイフレンドは、アニメ「SLAM DUNK」のエンディングテーマとして起用された。高校バスケを描いた作品にふさわしく、曲の方も爽快感漂うナンバーに仕上がっていた。歌詞の内容を読み込むと、卒業を期に進路に迷う青年を、そばでサポートしていた彼女の姿が浮かび上がる。バスケに打ち込み、卒業を期に迷いに入る青年と、彼女の青春物語である。Bメロ以降では、梅のライトアップが行われた東京都府中市郷土の森博物館を舞台に、青年と彼女が、将来を語りながら散策する様子を描く。
写真 左 12ｃｍシングルのジャケット
写真 右 12ｃｍシングルのジャケットの表と裏 掲載元 X(旧ツィッター）2021年1月8日付 TOKYO VICTORY https:/
歌詞について振り返る。必：全詞掲載
第1章 Ａメロ 高校最後の大会を終えた青年とマネージャーの彼女の思い
バスケットボールの高校最後の大会を終えた青年、活動した2年半は確かに短かった。合宿では、先輩や後輩を含め、仲間達と同じ釜の飯を食べて、寝起きを共にすることにより、一体感が生まれる。高校3年間は、一生の間のかけがえのない思い出だった。大学へ進学すれば、全国からの精鋭が集り、さらに競争が激化する。心にも迷いが生じていた。青年を見守っていたマネージャーは、そっと寄り添った。
曲の方は、エレクトーンによるイントロからサビの一説が始まる。
歌詞：「あなたを想うだけで、心は強くなれる。ずっと見つめてるから 走り続けて」
エレキギターが鳴り、本格的なバンドサウンドに入る。
写真 掲載元 ナタリーより https:/
Ａメロは、一貫して、マネージャーの視点で語っている。
歌詞「ひたむきだった。遠い日の夢は、今でもまぶしい」
時が立つと、夢を追っていた学生時代が懐かしくなる。一般の社会人として歩むと、毎日同じルーティーンで、出社時間から仕事量まで管理される。学歴が高い同僚が、同じ部署に配属され、仕事でも等角を表すと、妬ましく思ってしまう。
現実を突きつけられると、郷愁に浸るようになる。
歌詞：「どんなに不安が、いっぱいでも、まっすぐ自分の道を信じて」
確かに進路の選択になると、迷いが生じてしまう。若いうちは、可能性を秘めている。彼女は、青年に励ましの言葉をかけた。
彼女の思いは、次の歌詞に反映されている。
歌詞：「飾らなない 素顔のあなたが好き。変わってしまうことが悲しい」
続いてサビへ
歌詞：「いつも輝いていたね。少年のまま 瞳は my freiend」
彼女は、バスケットボールに打ち込んだ彼の姿を、純粋な小さな子供のように、移った。先のことを考えずに、しっかりと仲間とコンタクトをとり、力を注ぎ込んでいた。
歌詞：「あなたがそばにいると。何故か素直になれた。この距離通り抜ける。風になりたい」
写真＝プリ画像より https:/
純粋にマネージャーの彼女は、彼へ思いを打ち明けた。二人の心の距離を埋め、風のように、将来を駆け抜けていきたいと誓った。
第2章 Ｂメロ 進路に悩む青年と励ます彼女の姿
Ｂメロでは、心のすれ違いを描いている。確かに部活動においては、中学校と高校の6年間は、続ける人が数多い。一方で大学では、部活になると、本格化する。
そもそも高校3年生で部活動を終えると、受験までにも時間がある。勉強に打ち込むのか、それとも勉強とトレーニングの両立をするのか、選択に悩む。
バスケに打ち込んだ青年は、仲間と別れることへの喪失感を抱いていたのか、どこか気が晴れなかった。
写真＝ヒロインの赤木晴子
Ｂメロへ
歌詞：「本当の愛なら いろんなこと 乗り越えられたのに」
人生は1人っきりではない。孤独感を抱くと、生活に張りがなくなる。不安や迷いが生じたとき、人々は希望を求める。その一つが、人生の伴侶、互いを結びつけるのは「愛」だった。
二人は、東京都府中市にある郷土の森博物館を訪れた。府中市が管理する野外博物館の敷地内は、ピンクや白の梅が丁度見頃を迎えている。
写真＝梅園より 写真＝旧郵便局
梅祭の期間、露天が立ち並ぶ。敷地内には、どこか懐かしい、戦前の府中市の小学校や役場が移築展示されていた。用意されていたスリッパを履いて、廊下を歩くと、パタッパタッと音がなる。足のサイズにスリッパが合わないと、隙間が出来る分、確かに歩きにくい。心の隙間を埋めるためには、ひたすら努力すること、まっすぐ前を見据えていれば、余計な音を立てずに、歩けるようになる。古い校舎内で、高度経済成長期にはやった、テレビや冷蔵庫、扇風機などの白物家電などを見学した。1956年から1973年まで続いた高度経済成長期、テレビは白黒からカラーに移り変わる過程だった。今では、テレビはよりクリアになり、４Ｋ放送が登場する。テレビの中にもＨＤＤが内臓することにより、気軽に録画できるようになった。
外へ出ると、小さい子連れの家族や若いカップル、個人の写真愛好家まで、幅広い世代の方とすれ違った。しだれ梅の前では、記念撮影するカップルがいた。
青年自身は、彼女との散策を通して、一足速い春を感じ取り、心が安らいだ。
その気持ちは、歌詞にも表れている。
歌詞：「星のパレード 涙がこぼれない様に。大きく息を吸った」
晴れ上がった日、夜空には、星が瞬いていた。電気がなく、時計がなかった時代、人々は星空を見て、将来を占っていた。「星座占い」として今に残る。
郷土の森は、2月23日（金・祝）から25日（日）までの3連休、3月1日（土）と2日（日）は、夜間梅の花がライトアップされる。暗闇に浮かぶ梅の花は、昼とは趣が異なる。梅の花を観賞に夢中になっていると、彼女の姿がなかった。つい撮影に夢中になり、見失ったようだった。人が沢山いるとはいえ、どうして、離れてしまったのか。
マイフレンドでは、園内で彼女を探す青年の気持ちを丹念に表している。
歌詞：「ひとりでいる時の寂しさより 二人で 二人でいるときの孤独の方が哀しい」
人間立った一人と割り切ってしまうと、自立心が芽生え、困難に打ち勝つ強さを持つ。一方伴侶を得ても、それぞれ意見が合わず、孤立している程の哀しいことはない。
彼女は、青年に振り向いてほしかった。梅林の中を、メジロの集団が移動している。今の彼には、ゆっくりと観察している余裕はなかった。園内で最も西側の、東屋のある富士見の丘まで出た。彼女もそこにきていた。心配したことを伝えると、待っていたよというように、口元がほころんだ。そういえば、電話一本すれば、互いに居場所はわかるはずだった。焦っていると、当たり前のことさえ気付かなくなってしまう。富士見の丘の頂上の東屋へ続く、斜面は、新しく植林された若木が立ち並ぶ。まだ背丈は小さいものの、確かに枝にしがみつくように小さな花を咲かせていた。西側の富士見の丘から、東側の人口の滝の方角まで、梅林を一望できる。
梅自体は、早咲き、中咲き、遅咲きと順々に咲くことにより、植物の中でも開花期間は長い。遠くから眺めると、小さな花々が繋がっているように見える。園内を散策する人々は、花の回廊に誘われ、思い思いの時間を過ごしていた。
Ｂメロのさびへ
歌詞：「いつも笑っていたね あの頃二人 せつない myfreiend 」
バスケの最中、青年も彼女も共に同じ目的に向っていた。試合に勝つためには、選手の力はもちろん、采配を奮う監督やコーチ、体調を管理するトレーナー、心身とも支えになるマネージャーの存在は欠かせない。青年と彼女は、いつのまにか心を通わせていた。
歌詞：「あなたを 想うだけで 心は強くなれる ずっと見つめてるから 走り続けて」
彼女は、ずっとそばにいるから、迷わずに頑張ってと、エールを送った。青年の気持ちも揺れ動いてきた。
曲の方は、ギターソロが入り、Ｃメロのサビへと移る。
丘を下り、梅林から南側の正門へと戻る途中だった。動物分類学上スズメ目スズメ科のアトリが、高い常緑樹の木の枝から、群れを成して、比較的小さな梅の木へと移動した。アトリは、周期的に大発生し、新芽などをついばむ。梅の花に嘴を突っ込み、ビタミンが豊富に含まれた蜜を吸い取った。規則正しく、仲間の動きに合わせて、移動をすることにより、効率よく餌を見つけ出す。注意がそれていると、置いてきぼりをくらい、疎外感を感じるようになる。
写真＝アトリ
人生も同じだった。与えられた時に、しっかりと決断をして、次の道へ進むことにより、将来の選択の幅が広がる。もちろん、後戻りできない以上、慎重にならざるを得ない。
中学や高校の最終学年となる3年生、誰しも進路に悩む。学歴偏重主義、新卒ブランドが重視される日本社会においては、その場で的確な判断が迫られる。確実な道といえば、放課後には塾通いして、学問で成果を上げて、偏差値が高い大学に入ることにある。学歴によって、就職の幅が広がる。一流企業に入れば、将来は安泰だ。一方、スポーツに打ち込めば、高校時代に結果を残すことにより、大学への推薦入試で受かりやすい。勉強か、スポーツか、選択は広それぞれである。彼女は、悶々とする青年を後押しした。
第3章 Ｃメロへ 将来の希望 作詞者坂井泉水のメッセージ
二人は、後日ライトアップに合わせて、午後5時に再び郷土の森を訪れた。季節限定の夜間開館に合わせて、厚手のコートを羽織って入場ゲートを潜る人たちの姿がある。屋台の方も営業時間を延長していた。
午後5時40分頃、空が青みを帯びたトワイライトタイムに、一味違った写真になる。主ライトアップされた古色蒼然とした2階建て母屋と、白梅や紅梅が織り成す景観美に、青年も彼女も圧倒されていた。
写真＝旧府中郵便局前（左側17時48分、右側17時49分）
Ｃメロのサビへ
歌詞：「いつも輝いていたね。少年のまま 瞳は my freiend」
繰り返し彼女は、小さな子供のように、純真で前向きだった彼に戻って欲しいと、呼びかけた。
歌詞：「あなたを想うだけで、心は強くなれた」
人のことへ思いを寄せることにより、自分自身も変わりやすい。顔の表情が引き締まり、張りを帯びる。恋は人を変えるとの言葉の所以でもあった。
写真＝旧府中市役場 17時48分
先日の昼間の訪問時、一瞬敷地内で離れてしまった彼女と再会した東屋のある富士見ヶ丘を登った。2月24日（土）は、ちょうど満月を迎えていた。漆黒の闇の中に浮かぶ梅の花と満月の競演を期待して、人々は写真をとっていた。電気がなかった時代、人々は満月の明かりによって救われた。今でこそ、満月は比喩的に「希望」を意味する言葉として課垂れれるようになった。
写真＝17時35分
空が青みを帯びたトワイライトタイムが過ぎると、次第に黒くなる。完全な夜になると、純粋なライトアップの時間帯になる。枝を広げた紅梅が、真っ暗闇の中で、より引き立っていた。
写真＝17時49分
府中役場の中も見学ができた。役員が実務をこなした一室の窓越しに、ライトアップされた梅の花びらが浮かび上がった。昭和時代、人々の間では、花の観賞は日中に楽しむものだと認識があった。いつからか、非現実的な空間を求めて、冬場のイルミネーションを含め、ライトアップイベントが定着した。
写真＝18時33分 旧郵便局の外観 写真＝18時40分頃 中の一室より
梅の季節が終ると、各自治体では夜桜ライトアップの準備にも入る。日常世界から離れた二人、我々人が作り出した空間に身を置き、自然に将来への希望がわいてきた。彼女は青年はエールを送った。
歌詞：「ずっと見つめてるから 走り続けて」
青年も頷いた。彼女も表情が引き締まっていた。
最後にもう一度励ましの言葉を送った。
歌詞：「走り続けて」
写真＝ヒロインの赤木晴子と主役の桜木花道 掲載元 X(旧ツィッター）スラムダンク大好き！2016年4月18日付https:/
END
人生は、誰しも迷いがある。悩みに打ち勝ち、正しい人生を歩むには、親や兄弟、友達や家族の助言が欠かせなかった。
写真＝18時50分ごろ 役場の一室 役場の外観
作詞者坂井泉水自身は、学生時代から、勉学と共に、スポーツや読書、絵描きに打ち込んだ。当時右肩上がりの経済に支えられ、失敗しても、再チャレンジが利く時代だった。バブル期に突入した87年4月に、短大卒業に伴い、不動産ＯＬ会社に就職した。2年勤めた後に、89年から90年にかけて、モデル活動を行いながら、レコード会社が主催するオーディションを受けた。不採用通知が届いた経験もある。彼女の透明感のある歌声から、将来性を見出したプロデューサーの長戸大幸（ながとだいこう）氏の目に留まり、デビューへ後押しされた。2007年5月27日に不慮の事故で亡くなるまで、16年3ヶ月間、音楽業界で、平成史に刻まれる程、ヒット曲を出した。
時を経て、12年後の令和元年（2019年）9月18日に、長戸大幸プロデューサーによって送り出されたZARDのトリビュートバンド「SARD UNDER GROUND」がデビューする。
写真＝SARD UNDER GROUNDのメンバー 2024年2月25日（日）大阪府アベノHOOPでのイベント後 掲載元 神野友亜Ｘより https:/
平成から令和へと、坂井泉水の歌が引き継がれていた。若者の青春をテーマにした歌詞からは、経済成長を遂げていく日本のかつての姿を彷彿とさせる。令和の若者にも、しっかりと坂井泉水の思いが届いていた。今なお人々の心の中に深く刻まれている。
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