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2023年07月21日20:46
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B'zとZARDの坂井泉水の共通点 第1回目 動画アリ！カバー曲「異邦人」 Ｂ’ｚの稲葉が2度目のコロナ陽性 16年前の二人の坂井泉水への追悼文 SARD UNDER GROUND
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7/21(金）
連日気象庁から大気が不安定なことにより、雷注意報が発令されている。埼玉県と栃木県を中心に、ところどころ集中豪雨が発生しているものの、幸い東京多摩地区は比較的天気は安定している。本日最高気温は32度、湿度は50％台だった。気象庁は21日に、平年より1日遅く、東海・甲信越・近畿地方に梅雨明け宣言を発表した。梅雨入りは、平年より、8日早く、5月29日（月）だった。梅雨の期間として9日間長かったことになる。関東地方は、日中晴れの日が続いているものの、梅雨明け宣言はもう少し先になる見込みである。偏西風が蛇行した影響により、九州地方では災害球の雨に見舞われたものの、関東地方では平年より降雨量は少なかった。
目次
� �7月21日付 コロナとインフルの患者数の発表
�◆）楝蝓�B'zとZARDの坂井泉水 カバー曲「異邦人」 Ｂ’ｚの稲葉が2度目のコロナ陽性 16年前の二人の坂井泉水への追悼文
(1) B'zの功績、稲葉浩志は、コロナ2度目の陽性
(2) Ｂ’ｚとZARDの坂井泉水
� �7月21日付 コロナとインフルの患者数の発表
本日金曜日、厚生労働省による、週に一度の新型コロナウィルスとインフルエンザウィルスの、定点把握による流行状況について発表日である。
全国5000ある医療機関からの報告によると、7月10日間から16日までの7日間、一医療機関辺りの平均患者数は11,04人と明らかにされた。感染症法において5類以降後定点把握に代わって、第1週から9週連続増加傾向にある。首都東京は、前日の20日に1週間辺りの患者数を発表した。指定419医療機関のうち、413の機関から集計したところ、一医療機関あたりの平均値は、前週比1,08倍増加となる8,25人と公表した。
一方全国5000にのぼる指定医療機関からのインフルエンザウィルスの患者の総数は、8640人（前年同期175人）、一医療機関あたりの平均患者数1,76人（前年同期0,04）である。
詳細 厚生労働省ＰＤＦファイル https:/
インフルエンザは、子供たちが学校行事などを通して、接触することにより、感染が起こっていた。夏休みに入る間、流行状況は代わるのか、注目される。
前回のインフルとコロナについての日記 7月19日付け （1）
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�◆）楝蝓�B'zとZARDの坂井泉水 カバー曲「異邦人」 Ｂ’ｚの稲葉が2度目のコロナ陽性 16年前の二人の坂井泉水への追悼文
（１）B'zの功績、稲葉浩志は、コロナ2度目の陽性
音楽やスポーツ、演劇を含むイベント業界は、2020年2月下旬以降、コロナの影響により、大きな打撃を受けた。現在は、コロナ以前の時代のように、開催に際して、観客の人数制限はなくなった。2023年以降は、マスク着用を義務化せず、声を出しての応援も認められた。
コロナ前の状況に戻りつつあるとはいえ、今なお後遺症は残る。日本のＣＤセールス記録となる8200万枚の売上を達成したロックユニットのＢ’ｚは、ツアー開催に際して、重要な決断を下した。昨2022年に続き、予定していた一部の公演を、体調不良を理由に、急遽中止したのである。
写真＝Ｂ’ｚの二人 掲載元 B'z Completeデーターより
https:/
きっかけは、ヴォーカリストの稲葉浩志が、新型コロナの抗原検査を受けた結果、陽性判定を受けたことにある。7月21日付けで、事務所を通して、事実を明らかにすると共に、7月22日（土）と23日（日）に予定していたサンドーム福井公演の中止を発表した。現在振り替え公演を考えているという。Ｂ’ｚの二人は、7月19日（水）に午後7時30分からＮＨＫ総合テレビで放送される「クローズアップ現代」にて生出演していた。後にコロナの陽性が判明した稲葉浩志は、松本孝弘と共に、スタジオでトークを繰り広げていた。事務所によると、稲葉浩志は現在軽症だという。
写真＝NHKクローズアップ現代 出演時 掲載元 NHK クローズアップ現代 B’z 独占インタビュー バブル崩壊・災害・コロナ禍…見つめてきた時代を語る
https:/
コロナウィルスは、変異をすることにより、ワクチン接種により獲得した免疫を逃れる。感染者がウィルスに打ち勝った証として、体内で出来る抗体も時と共に減っていく。現に稲葉浩志は、昨年の夏場に続き、今回2度目の感染だった。1度目の感染を振り返ると、昨年8月10日（木・山の日）、12日（土）、13日（日）の3日間に渡る横浜ぴあアリーナでのライブ期間中だった。10日の公演は無事に開催したものの、12日と13日は、急遽開催を取りやめた。当時は事務所を通して、微熱を発症したことを報告している。8月22日に療養期間が明けて、活動再開を宣言すると、11月26日（土）と27日（日）に同会場で振り替え公演が決まったことを公表した。
2023年はＢ’ｚ自身デビュー35周年のメモリアルイヤーを迎える。5年ごとにデビュー記念日には、ベスト選曲からなる「Plesureツアー」を開催する。前回2018年のデビュー30周年を記念したツアーは、9月21日（金）と22日（土）に、東京都調布市味の素スタジアムでファイナル公演を行った。
2018年9月21日公演のレポート文 木村拓哉がサプライズゲスト出演する
サプライズ企画ありのＢ’ｚ デビュー30周年記念ライブ 9月21日（金）味の素スタジアムにて
https:/
5年後の2023年のツアーは、9月21日（木）、23日（土・秋分の日）、24日（日）に、大阪長居スタジアムにてファイナルを迎える。
Ｂ’ｚのデビュー35周年は、通過点に過ぎない。稲葉浩志の回復を待ち、ツアーを再開する。
（2）Ｂ’ｚとZARDの坂井泉水
さて、デビューから35年たっても、人気にかげりが見えないＢ’ｚは、2007年5月27日にこの世を去ったZARDの坂井泉水と共通点がある。
2組のアーティストのデビューに関わったのは、レコード会社B-ZONEの創始者1949年生まれの長戸大幸（ながとだいこう）氏だった。Ｂ’ｚは、早くから独立心が強く、ギターリストの松本孝弘が、プロデューサーを兼任した。全ての曲において、作詞は稲葉浩志、作曲は松本孝弘が担当する。
対照的に、坂井泉水は、91年2月10日に1ｓｔシングル「Good bye my Loneliness」でデビューして以降も、長戸大幸氏が、プロデューサーとして携わっていた。発表した曲のほとんど全て作詞を努めたのは坂井泉水である。
写真＝1992年10月16日ミュージックステーションでの映像 ZARDはIn my arms tonightを、B'zはＺＥＲＯを披露する
掲載元 ツィッター ユーザー TOKYO VICTORY 2019年10月16日付け
https:/
2007年5月27日に坂井泉水自身が亡くなった後も、長戸大幸氏は後生へ残すため、様々な取り組みを始めた。
2007年秋から2009年まで毎年、ZARDのフィルムコンサートの開催にこぎつける。2011年のデビュー20周年記念公演から一貫して5年おきの開催に変わった。次に開催されたのは、デビュー25周年を迎えた2016年、その次はデビュー30周年イヤーの2021年である。2月10日のデビュー30周年記念日に、東京国際フォーラムで無観客生配信にて開催した。当時は、2020年春先に続き、2度目の緊急事態宣言の発令に伴い、感染拡大防止策の観点から、無人の会場で行ったのである。
2022年には、デビュー30周年記念企画のフィナーレとして、2月6日にグランキューブ大阪で、2月10日に東京都江東区ガーデンプレイスにて、6年振りとなる有観客での開催が実現した。
同年、大阪府のB-ZONEのスタジオにて、6月10日（金）から12日（日）までの日程で、ZARDミュージーアムを開催する。当初は大阪のみ予定していたものの、好評だったことを受けて、首都東京の六本木でも開催を企画する。9月17日（土）から10月23日（日）まで36日間にわたり、新たに3部構成として生まれ変わった。ZARD世代の中年から若い女性まで、幅広い世代が訪れていた。
ZARD MUSIUMとSARD UNDER GROUNDの2022年ライブに関する日記
2022年11月29日付け ZARD坂井泉水MUSEUMとSARD UNDER GROUND LIVE REPORT 羽田空港夜景 鉄道開業150周年展（港区立郷土資料館） 10月23日（日）より https:/
時がたつにつれて、人々は昔のことを忘れがちになる。プロデューサー長戸大幸氏は、いかにZARDの良さを、世代を越えて伝えるのか、使命感に駆られていた。坂井泉水がこの世を去って12年後、大胆なプロジェクトに取り組んだ。2019年初頭に、自身が大阪府北堀江にて開校した音楽スクールGIZA MUSICに通う、ＺＡＲＤに共鳴した4人のレッスン生を、事務所の一室に集めた。単刀直入に、ＺＡＲＤのトリビュートバンドとしてのデビュー話をもちかけたのである。その名は「SARD UNDER GROUND」、ZARDの頭文字を反転させて、Sに置き変えた。当初は女性4人組、2021年5月28日にギターリストの脱退に伴い、現在3人体制に変わっている。
写真＝SARD UNDER GROUND 2023オフィシャルカレンダー3月ページ（推定2022年秋の終わりに撮影）掲載元 Ameba もう一度 2023年3月1日付け https:/
左側：Bass 杉岡泉美 真ん中：Vocal 神野友亜 右側：Key 坂本ひろ美
ZARDの坂井泉水とB'zは、一度だけコラボが実現したことがある。2003年にＢ’ｚのデビュー15周年企画として、ギターリストの松本孝弘が主導するプロジェクトが実施された。B-ZONEに所属するアーティストに声をかけ、昭和時代のヒットナンバーを収録したアルバムリリースへこぎつけたのである。
写真 掲載元 cafe.zardl2さん ツィッター https:/
ZARDの坂井泉水とは、久保田早紀の名曲「異邦人」をカバーした。2003年8月27日に、アルバムに先駆けて、TAK MATSUMOTO featuring ZARDとして、シングルリリースした。オリコン ウィークリー・チャートで、初週3位に入っている。同曲は、2003年11月26日にTAK MATSUMOTO名義で発売したアルバム「THE HIT PARAID」に収録されている。オリコン ウィークリー・チャートで、初週2位にランクインした。
写真＝異邦人を歌う坂井泉水 掲載元 MAGMOE 2021年12月7日https:/
動画 異邦人 TAK MATSUMOTO & ZARD坂井泉水
動画 異邦人 オリジナル版
オリジナル版と比べると、松本孝弘のエレキギターの音色と、坂井泉水の清涼感溢れる声が合わさり、ロックサウンドに仕上がっていた。
坂井泉水は、プロジェクトが行われた際、テレビの前での発言を控えていた。一方、Ｂ’ｚは、新曲リリースの度に、度々テレ朝系列「Mステ」を中心に、熱唱していた。本格的な音楽番組には出演するとはいえ、バラエティー番組とは無縁だった。デビュー20周年を迎える2008年を機会に、音楽番組を含めて、メディアへの露出を減らした。
ZARDの坂井泉水もＢ’ｚの二人も、時代の流れを読み、メッセージを発信しつづけた。詩人石川啄木が好きだった坂井泉水は、昭和の力強い女性をコンセプトに、作詞をした。バブル崩壊後、不景気に陥った際、苦しむ人々にそっと寄り添うかのように、未来への展望を歌詞に織り込んだ。故郷を詠った作品を数多く残した石川啄木のように、坂井泉水も、小学4年生から20年過ごした神奈川県秦野市への思いを綴っていた。
一方Ｂ’ｚは、一貫して音楽業界のトップに君臨していた。作詞を担当する稲葉浩志は、比喩を使いながら、恋愛や友情などを表現している。夏の大海原を旅する航海士を描いた「ＯＣＥＡＮ」、イブの夜を過ごすカップルをテーマにした「いつかのメリークリスマス」は、季節感が漂う。2つの曲は、2005年12月23日（金）に生放送されたミュージックステーションのスーパーライブにて、披露した。4時間にわたる番組において、Ｂ’ｚは大トリを飾ったのである。
写真＝OCEANのMusic Video 掲載元 ぐるりみち 2015年7月8日付け https:/
ZARDの坂井泉水と共に、季節を意識した作品が数多い。Ｂ’ｚは、配信とＣＤの2つの形態で曲の発表を続けている。
二人は、2007年6月26日に行われたZARDの坂井泉水の音楽奏の実施に合わせて、追悼文を発表していた。
以下追悼文 掲載元 オリコンNEWS 2007年6月26日付け https:/
松本孝弘：「あまりに突然の悲しい知らせに愕然たる思いでした。本当に残念ですが、彼女の美しい歌声と、作品はこれからも多くの人達の中で生き続ける事でしょう。坂井さんのような素晴らしいミュージシャンと共に仕事をさせて頂いたことを光栄に思います。心よりご冥福をお祈り致します」、
稲葉浩志：「坂井さんにはまだまだ歌いたい言葉がたくさんあったのだろうなと思うと、ただただ胸が痛みます。ステージで一曲ずつひたむきにまっすぐな声で歌いあげる姿は今も胸に焼きついています。素晴らしい歌声をありがとうございました」
＜引用終わり＞
時は平成から令和になり、ネットを介して、配信リリースが主流に代わりつつある。Ｂ’ｚは、坂井泉水の思いを胸にいだき、歳を重ねても、未来を見据えて、音楽活動を続けていく。
以下 関連日記
前回Ｂ’ｚ関連日記 2022年9月23日付け 9/23(金・祝）ＳＮＳで話題のワンチャン 今夜ＭステSPにITZY登場！B'zの稲葉さん58回目の誕生日、SARD UNDER GROUNDのミニアルバム「日の名残り」について 恵比寿ガーデンプレイスの夜景
https:/
前回ZARD関連日記 2023年7月10日（月）4ｔｈアルバム「揺れる想い」リリース30周年記念
・ZARDの坂井泉水とバブル経済 第8回目 4ｔｈアルバム「揺れる想い」リリース30周年、新自由主義政策 官から民へ、フリードマン理論 ｋ％ルール、アダム・スミス
https:/
・ZARDの坂井泉水と浜崎あゆみ 2023年2月24日付け ZARDの坂井泉水と浜崎あゆみ〜平成を駆け抜けた二人の歌姫〜 SARD UNDER GROUNDと坂井泉水の夢のコラボ 動画アリ！ https:/
B’z、稲葉浩志が抗原検査陽性で福井2公演中止 松本孝弘、サポートメンバーは体調の変化なし
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連日気象庁から大気が不安定なことにより、雷注意報が発令されている。埼玉県と栃木県を中心に、ところどころ集中豪雨が発生しているものの、幸い東京多摩地区は比較的天気は安定している。本日最高気温は32度、湿度は50％台だった。気象庁は21日に、平年より1日遅く、東海・甲信越・近畿地方に梅雨明け宣言を発表した。梅雨入りは、平年より、8日早く、5月29日（月）だった。梅雨の期間として9日間長かったことになる。関東地方は、日中晴れの日が続いているものの、梅雨明け宣言はもう少し先になる見込みである。偏西風が蛇行した影響により、九州地方では災害球の雨に見舞われたものの、関東地方では平年より降雨量は少なかった。
目次
� �7月21日付 コロナとインフルの患者数の発表
�◆）楝蝓�B'zとZARDの坂井泉水 カバー曲「異邦人」 Ｂ’ｚの稲葉が2度目のコロナ陽性 16年前の二人の坂井泉水への追悼文
(1) B'zの功績、稲葉浩志は、コロナ2度目の陽性
(2) Ｂ’ｚとZARDの坂井泉水
� �7月21日付 コロナとインフルの患者数の発表
本日金曜日、厚生労働省による、週に一度の新型コロナウィルスとインフルエンザウィルスの、定点把握による流行状況について発表日である。
全国5000ある医療機関からの報告によると、7月10日間から16日までの7日間、一医療機関辺りの平均患者数は11,04人と明らかにされた。感染症法において5類以降後定点把握に代わって、第1週から9週連続増加傾向にある。首都東京は、前日の20日に1週間辺りの患者数を発表した。指定419医療機関のうち、413の機関から集計したところ、一医療機関あたりの平均値は、前週比1,08倍増加となる8,25人と公表した。
一方全国5000にのぼる指定医療機関からのインフルエンザウィルスの患者の総数は、8640人（前年同期175人）、一医療機関あたりの平均患者数1,76人（前年同期0,04）である。
詳細 厚生労働省ＰＤＦファイル https:/
インフルエンザは、子供たちが学校行事などを通して、接触することにより、感染が起こっていた。夏休みに入る間、流行状況は代わるのか、注目される。
前回のインフルとコロナについての日記 7月19日付け （1）
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�◆）楝蝓�B'zとZARDの坂井泉水 カバー曲「異邦人」 Ｂ’ｚの稲葉が2度目のコロナ陽性 16年前の二人の坂井泉水への追悼文
（１）B'zの功績、稲葉浩志は、コロナ2度目の陽性
音楽やスポーツ、演劇を含むイベント業界は、2020年2月下旬以降、コロナの影響により、大きな打撃を受けた。現在は、コロナ以前の時代のように、開催に際して、観客の人数制限はなくなった。2023年以降は、マスク着用を義務化せず、声を出しての応援も認められた。
コロナ前の状況に戻りつつあるとはいえ、今なお後遺症は残る。日本のＣＤセールス記録となる8200万枚の売上を達成したロックユニットのＢ’ｚは、ツアー開催に際して、重要な決断を下した。昨2022年に続き、予定していた一部の公演を、体調不良を理由に、急遽中止したのである。
写真＝Ｂ’ｚの二人 掲載元 B'z Completeデーターより
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きっかけは、ヴォーカリストの稲葉浩志が、新型コロナの抗原検査を受けた結果、陽性判定を受けたことにある。7月21日付けで、事務所を通して、事実を明らかにすると共に、7月22日（土）と23日（日）に予定していたサンドーム福井公演の中止を発表した。現在振り替え公演を考えているという。Ｂ’ｚの二人は、7月19日（水）に午後7時30分からＮＨＫ総合テレビで放送される「クローズアップ現代」にて生出演していた。後にコロナの陽性が判明した稲葉浩志は、松本孝弘と共に、スタジオでトークを繰り広げていた。事務所によると、稲葉浩志は現在軽症だという。
写真＝NHKクローズアップ現代 出演時 掲載元 NHK クローズアップ現代 B’z 独占インタビュー バブル崩壊・災害・コロナ禍…見つめてきた時代を語る
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コロナウィルスは、変異をすることにより、ワクチン接種により獲得した免疫を逃れる。感染者がウィルスに打ち勝った証として、体内で出来る抗体も時と共に減っていく。現に稲葉浩志は、昨年の夏場に続き、今回2度目の感染だった。1度目の感染を振り返ると、昨年8月10日（木・山の日）、12日（土）、13日（日）の3日間に渡る横浜ぴあアリーナでのライブ期間中だった。10日の公演は無事に開催したものの、12日と13日は、急遽開催を取りやめた。当時は事務所を通して、微熱を発症したことを報告している。8月22日に療養期間が明けて、活動再開を宣言すると、11月26日（土）と27日（日）に同会場で振り替え公演が決まったことを公表した。
2023年はＢ’ｚ自身デビュー35周年のメモリアルイヤーを迎える。5年ごとにデビュー記念日には、ベスト選曲からなる「Plesureツアー」を開催する。前回2018年のデビュー30周年を記念したツアーは、9月21日（金）と22日（土）に、東京都調布市味の素スタジアムでファイナル公演を行った。
2018年9月21日公演のレポート文 木村拓哉がサプライズゲスト出演する
サプライズ企画ありのＢ’ｚ デビュー30周年記念ライブ 9月21日（金）味の素スタジアムにて
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5年後の2023年のツアーは、9月21日（木）、23日（土・秋分の日）、24日（日）に、大阪長居スタジアムにてファイナルを迎える。
Ｂ’ｚのデビュー35周年は、通過点に過ぎない。稲葉浩志の回復を待ち、ツアーを再開する。
（2）Ｂ’ｚとZARDの坂井泉水
さて、デビューから35年たっても、人気にかげりが見えないＢ’ｚは、2007年5月27日にこの世を去ったZARDの坂井泉水と共通点がある。
2組のアーティストのデビューに関わったのは、レコード会社B-ZONEの創始者1949年生まれの長戸大幸（ながとだいこう）氏だった。Ｂ’ｚは、早くから独立心が強く、ギターリストの松本孝弘が、プロデューサーを兼任した。全ての曲において、作詞は稲葉浩志、作曲は松本孝弘が担当する。
対照的に、坂井泉水は、91年2月10日に1ｓｔシングル「Good bye my Loneliness」でデビューして以降も、長戸大幸氏が、プロデューサーとして携わっていた。発表した曲のほとんど全て作詞を努めたのは坂井泉水である。
写真＝1992年10月16日ミュージックステーションでの映像 ZARDはIn my arms tonightを、B'zはＺＥＲＯを披露する
掲載元 ツィッター ユーザー TOKYO VICTORY 2019年10月16日付け
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2007年5月27日に坂井泉水自身が亡くなった後も、長戸大幸氏は後生へ残すため、様々な取り組みを始めた。
2007年秋から2009年まで毎年、ZARDのフィルムコンサートの開催にこぎつける。2011年のデビュー20周年記念公演から一貫して5年おきの開催に変わった。次に開催されたのは、デビュー25周年を迎えた2016年、その次はデビュー30周年イヤーの2021年である。2月10日のデビュー30周年記念日に、東京国際フォーラムで無観客生配信にて開催した。当時は、2020年春先に続き、2度目の緊急事態宣言の発令に伴い、感染拡大防止策の観点から、無人の会場で行ったのである。
2022年には、デビュー30周年記念企画のフィナーレとして、2月6日にグランキューブ大阪で、2月10日に東京都江東区ガーデンプレイスにて、6年振りとなる有観客での開催が実現した。
同年、大阪府のB-ZONEのスタジオにて、6月10日（金）から12日（日）までの日程で、ZARDミュージーアムを開催する。当初は大阪のみ予定していたものの、好評だったことを受けて、首都東京の六本木でも開催を企画する。9月17日（土）から10月23日（日）まで36日間にわたり、新たに3部構成として生まれ変わった。ZARD世代の中年から若い女性まで、幅広い世代が訪れていた。
ZARD MUSIUMとSARD UNDER GROUNDの2022年ライブに関する日記
2022年11月29日付け ZARD坂井泉水MUSEUMとSARD UNDER GROUND LIVE REPORT 羽田空港夜景 鉄道開業150周年展（港区立郷土資料館） 10月23日（日）より https:/
時がたつにつれて、人々は昔のことを忘れがちになる。プロデューサー長戸大幸氏は、いかにZARDの良さを、世代を越えて伝えるのか、使命感に駆られていた。坂井泉水がこの世を去って12年後、大胆なプロジェクトに取り組んだ。2019年初頭に、自身が大阪府北堀江にて開校した音楽スクールGIZA MUSICに通う、ＺＡＲＤに共鳴した4人のレッスン生を、事務所の一室に集めた。単刀直入に、ＺＡＲＤのトリビュートバンドとしてのデビュー話をもちかけたのである。その名は「SARD UNDER GROUND」、ZARDの頭文字を反転させて、Sに置き変えた。当初は女性4人組、2021年5月28日にギターリストの脱退に伴い、現在3人体制に変わっている。
写真＝SARD UNDER GROUND 2023オフィシャルカレンダー3月ページ（推定2022年秋の終わりに撮影）掲載元 Ameba もう一度 2023年3月1日付け https:/
左側：Bass 杉岡泉美 真ん中：Vocal 神野友亜 右側：Key 坂本ひろ美
ZARDの坂井泉水とB'zは、一度だけコラボが実現したことがある。2003年にＢ’ｚのデビュー15周年企画として、ギターリストの松本孝弘が主導するプロジェクトが実施された。B-ZONEに所属するアーティストに声をかけ、昭和時代のヒットナンバーを収録したアルバムリリースへこぎつけたのである。
写真 掲載元 cafe.zardl2さん ツィッター https:/
ZARDの坂井泉水とは、久保田早紀の名曲「異邦人」をカバーした。2003年8月27日に、アルバムに先駆けて、TAK MATSUMOTO featuring ZARDとして、シングルリリースした。オリコン ウィークリー・チャートで、初週3位に入っている。同曲は、2003年11月26日にTAK MATSUMOTO名義で発売したアルバム「THE HIT PARAID」に収録されている。オリコン ウィークリー・チャートで、初週2位にランクインした。
写真＝異邦人を歌う坂井泉水 掲載元 MAGMOE 2021年12月7日https:/
動画 異邦人 TAK MATSUMOTO & ZARD坂井泉水
動画 異邦人 オリジナル版
オリジナル版と比べると、松本孝弘のエレキギターの音色と、坂井泉水の清涼感溢れる声が合わさり、ロックサウンドに仕上がっていた。
坂井泉水は、プロジェクトが行われた際、テレビの前での発言を控えていた。一方、Ｂ’ｚは、新曲リリースの度に、度々テレ朝系列「Mステ」を中心に、熱唱していた。本格的な音楽番組には出演するとはいえ、バラエティー番組とは無縁だった。デビュー20周年を迎える2008年を機会に、音楽番組を含めて、メディアへの露出を減らした。
ZARDの坂井泉水もＢ’ｚの二人も、時代の流れを読み、メッセージを発信しつづけた。詩人石川啄木が好きだった坂井泉水は、昭和の力強い女性をコンセプトに、作詞をした。バブル崩壊後、不景気に陥った際、苦しむ人々にそっと寄り添うかのように、未来への展望を歌詞に織り込んだ。故郷を詠った作品を数多く残した石川啄木のように、坂井泉水も、小学4年生から20年過ごした神奈川県秦野市への思いを綴っていた。
一方Ｂ’ｚは、一貫して音楽業界のトップに君臨していた。作詞を担当する稲葉浩志は、比喩を使いながら、恋愛や友情などを表現している。夏の大海原を旅する航海士を描いた「ＯＣＥＡＮ」、イブの夜を過ごすカップルをテーマにした「いつかのメリークリスマス」は、季節感が漂う。2つの曲は、2005年12月23日（金）に生放送されたミュージックステーションのスーパーライブにて、披露した。4時間にわたる番組において、Ｂ’ｚは大トリを飾ったのである。
写真＝OCEANのMusic Video 掲載元 ぐるりみち 2015年7月8日付け https:/
ZARDの坂井泉水と共に、季節を意識した作品が数多い。Ｂ’ｚは、配信とＣＤの2つの形態で曲の発表を続けている。
二人は、2007年6月26日に行われたZARDの坂井泉水の音楽奏の実施に合わせて、追悼文を発表していた。
以下追悼文 掲載元 オリコンNEWS 2007年6月26日付け https:/
松本孝弘：「あまりに突然の悲しい知らせに愕然たる思いでした。本当に残念ですが、彼女の美しい歌声と、作品はこれからも多くの人達の中で生き続ける事でしょう。坂井さんのような素晴らしいミュージシャンと共に仕事をさせて頂いたことを光栄に思います。心よりご冥福をお祈り致します」、
稲葉浩志：「坂井さんにはまだまだ歌いたい言葉がたくさんあったのだろうなと思うと、ただただ胸が痛みます。ステージで一曲ずつひたむきにまっすぐな声で歌いあげる姿は今も胸に焼きついています。素晴らしい歌声をありがとうございました」
＜引用終わり＞
時は平成から令和になり、ネットを介して、配信リリースが主流に代わりつつある。Ｂ’ｚは、坂井泉水の思いを胸にいだき、歳を重ねても、未来を見据えて、音楽活動を続けていく。
以下 関連日記
前回Ｂ’ｚ関連日記 2022年9月23日付け 9/23(金・祝）ＳＮＳで話題のワンチャン 今夜ＭステSPにITZY登場！B'zの稲葉さん58回目の誕生日、SARD UNDER GROUNDのミニアルバム「日の名残り」について 恵比寿ガーデンプレイスの夜景
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前回ZARD関連日記 2023年7月10日（月）4ｔｈアルバム「揺れる想い」リリース30周年記念
・ZARDの坂井泉水とバブル経済 第8回目 4ｔｈアルバム「揺れる想い」リリース30周年、新自由主義政策 官から民へ、フリードマン理論 ｋ％ルール、アダム・スミス
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・ZARDの坂井泉水と浜崎あゆみ 2023年2月24日付け ZARDの坂井泉水と浜崎あゆみ〜平成を駆け抜けた二人の歌姫〜 SARD UNDER GROUNDと坂井泉水の夢のコラボ 動画アリ！ https:/
B’z、稲葉浩志が抗原検査陽性で福井2公演中止 松本孝弘、サポートメンバーは体調の変化なし
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