天地投げ 転換

　左逆半身
　姿勢
両手を不用意に差し出さない
　両肩の位置、手の差し出し方、半身、上半身の反り、目線等
全てはここから始まります　心・気持ちのあり方とかも大事です
　相手を投げよう　は有段者にとっては上達の枷になる感情です
基本は　丹田に心を静め、丹田から動く　ということです
　なかなかに難しい

　まわる
相手が動きやすいように扉が開くように体を開く
支点は右足母指丘　両手はあまり上下に動きません
真横を向く頃には左肘は体側につく感じ
右側に中心を置くようにまわる
まわり続けると両腕は伸びてくる　但し、両手の位置はあまり上がらない

　初動で両腕で相手を動かそうとすれば、肩が上がるか腰を引くような動きになります
　　級のように土台を作って相手を後方へ送り出す感覚とは全く違います
　廻り方は少し大きめの円から小さくしていくようなイメージです
　　実際は半周から一周程度ですのであくまでイメージです
　まわっている最中に腰が反っていく
　　大体は腕の力で相手を引っ張ろうとしている　らしいです
　　あまり考えすぎずに丹田から動くようなイメージを持てば上手くいきます
　　相手は遠心力がかかって、軽く動いてくれる感覚がありました

　しゃがむ
軽く膝を曲げる程度です　感覚的には
　遠心力から求心力に変化する　ようなもんです
　ここで円の中心は右足から右肩にかけての軸になります
　なので左足は遠心力が掛かって止まらずに右足母指丘を支点にしてまわります

　両膝を伸ばす
左手は指先が天を指すようにほぼ真っ直ぐ上がっていきます
右手は動きません　地を押さえるような感じです　腋は30〜60度程度開いています
　右手が肝です　上がらないように気をつけてください

　上げた左手を下ろす
形はいつも通りです　
　相手の首を刈るような動きはしないように
　相手が崩れていくのに合わせるように動けば十分です

この　まわる　感覚が分かれば　切り返し　の技が楽にできるようになります
　呼吸投げとか四方投げ