※追記
私も長い間、『負のループ』から抜けだせないでいた。
『辞める恐怖症』『組織に居なきゃ死ぬ病』に罹患していたが。
⓵そもそも「辞めたくなるぐらい」ヤバい状況を招いたのは、一体誰だったのか。そしてそいつが、自分の責任として、何かケジメを取ったのか?結果的に、そいつの立場がマズくなるなど道理だが、そのせいでその周囲や、何よりも俺はどうなったのか?一番大切なのは、原因を究明する、かつ、その原因に「制裁」を加える事ではないか?
俺が前に進んでいくためには、果たすべき『誅』と、晴らすべき『恨みつらみ』がある。
⓶そもそも、どうして俺はことあるごとに『自責』に苛まれた?『他責にしなければならない場面で自責をすれば、責がある人間に利用、転嫁される』のは道理であろう。ならば、『てめェが発端だろうが、このボケがああああ！！』というぐらい、怒りをフルパワーにするなど、当たり前だろう。なぜ、それをしなかった?もしかして『母』や「母性的な人間」に、心の内を話すことができなかったからか?
だからこそ、『俺が恐怖に感じた』状況という者が、延々と繰り返されるのである。よくよく考えれば、俺が不利益を被ったのは、その「状況限定」である。それにも関わらず、その「スタートの状況」での俺への、本当に極特定のに人間の評価というものが、真実であり、そして全てであると考えていた。
言うまでもなく、「自己肯定感」が、母の「負の感情のゴミ箱」「不安処理機」に利用されることで、
⓵私の自己肯定感が限界まで下がる。
⓶それによって、「私の自己肯定感」を限界まで下げてくるヤツに私が引き寄せられ、「何の物語(要するに他者絡みでの苦労がない)も持たないカス」に付け込まれ、良いように利用される。
��そいつから離れるのが一番良いのだが、そうすると、私の「心の病気」というものを抑え込む事ができない。例え⓶のような人間と離れることになっても、結局が「離れる事ができない」あるいは「似たような、俺が不利になるような状況を作り出すような同類」を、俺が延々と探し求める。それに対して、その「負のループ」を断ち切ることが出来ない。なぜなら、私にとって「母」というのが、私の心の安全基地となり、不必要な過去から、自分を切断してくれる能力を授けてくれるような人種では決してなく、私に与えるものというのは、これ以上ないぐらいの、くそったれな大量の「不安と負の感情」であった。
言うまでもなく、��の最後があって、そして⓵に戻るのであった。当時、私もこの「負のループ」にハマっていることに気が付かなかった。
そして、母の「感情のゴミ処理」をしなくてもよくなった後、自分の「殺したい怒り」というものが溢れ出来たのである。そして安全基地であった祖母が持ち崩し、翌年他界した。祖母のお見舞いにも行けず、俺が何か悪い事しましたか?ってぐらい、ヤバいこと、辛いことになっていった。
そして、母自身も、私に「何をした」のかを自覚することが出来なかった。母も、縁もゆかりもないド田舎に「移住せざるを得なかった」ことが、自分が理不尽で可哀そうな被害者であるという意識の温床になっていた。ベクトルは違うが、大阪ではなく奈良で、物理的にもコミュニケーションが取れない、というのは、一人っ子のゴミと大差ないように思えてきた。母もまた、自分が置かれている「欠陥構造」と、それゆえに、そのしわ寄せが「誰にいった」のかまで、思いを馳せることなど、到底できなかったのである。
そして、母の意向をスルーして、ド田舎に住まわせたのは、父の「空回り」に他ならない。「金がないのは首がないのと同じ」ではあるが、それに関わる人間が「死に匹敵する」ような体験をしたときに、もはや銭金の問題ではないのである。一刻も早く、「その人への心のケア」が必要であったことだろう。だが、それは父には叶わない事であった。なぜなら、父自身も、多兄弟の末っ子で、かつ、母が急逝したため、図らずとも「自分の本心を抑圧する」という選択肢を「選ばざるを得なかった」のである。
言うまでもなく、「せざるを得なかった」ことが、自分の妻への「心の配慮」など、まるで気にも止めない行動に出ていたのである。父自身も、自分の「欠けているというか、それをすれば、全然違う選択もできた」という選択自体が出来ない。要するに、「選択すれば、運命がいい方向にか変わるかもしれない」という選択を選択できなかった、という解釈も出来るだろう。畢竟、父の中で「銭金があれば生きれる/なければ死ぬ」の二つしかないのである。自身が体験した状況ではそれが通用したのかもしれない。ただし、結局が「したかもしれない」という、過去形であり憶測の範囲内での話であった。それをすれば助かったかもしれないし、助からなかったかもしれない、という「たられば」の話に他ならない。にも拘わらず、当人にしてみれば、「かつて自分が死ぬ程やばい状況を打破するための状況」を、それとは異なる状況にも当てはめているのである。間違った前提を当てはめれば、結果が間違えるのは鉄則である。にも拘わらず、父は大まじめに「銭金があればケンカせずに暮らしていける」と信じて疑わなった。「信じる」ということは、それに対して、少しでも「疑い」がある、ということの証左である。それを、他者から見れば、ひたすら父が「空回っている」ようにしか見えない。そして当人も「それが普通」である、と感じているのである。滑稽とは言わないが、まあ、「おもろい」やっちゃの〜という評価はあり得るかもしれない。何故なら、それが他者のある種の「笑い」を誘うからであった。
「知らない」とする行母性的行為は、自分と他者を切り離す行為ではあるが、それでは、他者理解が出来ず、コミュ力も教養も知識も経験も鍛えられない、やはり、それを上げるには、どれだけ「場数を踏む」にかかっている。それを行ってくれるのが「知ろう」とする父性的な行為だが、不必要なものまで「知る必要」はないだろう。何の物語も持たない人間のことなど、耳の左から右へ、気持ちいいぐらいに吹き抜ける。要するに、何と、も思わない、という事であった。
父にとっての恐怖とは、「時流に抗えなかったが故に苦労した銭金」であり、その状況を選ばざるを得なかったのだろう。そして私はというと、「クラス」や「同級生」という、これまら「関わらざるを得なかった」人間に対して、「なぜ、自分の株が下がること、立場がヤバくなることが平気ででいるのか、その責を取ることもなく、トンズラかますとは、あまり言いたくないが、ゴミそのものである男の一人っ子、あるいはその疑惑のあるもの」へ、俺が対処できなかった。それは仕方がない。誰しもは初めてはあるし、得てしてそういう時は失敗する者である。私が言いたいのは、父や私に共通していることは、ヤバい事になったとき、その本心を「母」や「母性的な人間」に打ち明ける事が出来たのだろうか?否、そうではなかった。だからこそ、私はこれほどまでに遠回りをする事になった。母はが教師でなくなった時、まるで転変地異が起きた気がした。だが、人によっては、まさにコロナ禍というのも、俺とは違うベクトルでの「転変地異」であったのだろう。人生は塞翁が馬というが、本当に先行きが読めないものである。
そして今気づいたが、やはり私も親が親なら、子も子であり、結局父と似たような人生観になっていたことに気が付いた。「間違った前提を当てはめることによって、結果が間違える」とい事である。そして、一旦「過去の心の傷になった状況から、自分を切り離してくれる」という「母」の存在が不在であった、という点が共通していたのだろう。父と息子には生物学的なつながりは薄いものの、父を超克するのは、ある種人生のテーゼである。だがそれは、母という、少なくとも息子にとっては「全知全能であり、ありのままの自分を是とし、抱擁する」という「母の存在」あって、初めて成立し得るものである。その「母」が不在であれば、それはもう、生きている限り「そのかつての恐怖で、失敗した自分、挽回できなかった情けない自分」がチラつくという事であり、同時に、その存在を許すことができない、という事を意味していた。畢竟。「自分が赦せない」という状況である。こんな生き方をしていたら、自分でも思うが、身が持たない。というか、よく生きてこれたと思う。他者関係なしに、自分自身に対してではあるが。
とにもかくににも、冒頭部分の⓵と�△�、俺の中で長年複雑に絡み合ってきたからこそ、⓵既に終わった状況を、自分から「切り離す」ことが出来ない。それを『覚えておく』必要がありますかって、言うまでもなく、必要などない。反省と後悔は違う。そして⓶『⓵』と似たような状況になったとき、あんた(俺)は、俺自身を守れますか。『守るための怒りを、フルパワーにできますか?』ということが出来ますか。それは必ず『怒りを全開にする必要』がある。である。
一人っ子が『怒りっぽい』だって?勝手に怒れば?ただし、それ以上の『責任』は必ず取らせるからな。まあ、立場が極限までヤバいやつだから、誰も文句など言わないし、そもそも認知などしないだろうが。
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