「小人閑居」という諺がある。それの意味する所と言うのは、畢竟、「徳の低い人間が暇を持て余すと、ロクな事をしない」というものであった。ロクな事をしない、というのは、要するに他者に対して、害な事をするという事であろうか。私などは、暇になったら、
ウシジマくんのセリフの中に、「俺らは、後味の悪さを金に変えたンだ、受け入れろ、それが俺たちの仕事だ」というものがあった。金融屋らしい彼のセリフだが、こと私の場合で言えば、「後味の悪さを、金を浪費することで、考えないようにしていた」であり。も
俺には、悪い想像をする事が多い。それは言うまでもなく、過去の経験から、そのような思考に至っているのである。そして同時に思う事があって、当人にとって「心にも思っていないヤツや、環境」というのは、その状況が終われば、自然に頭から締め出すように出
感情が頭の中で大渋滞していた。少なくとも、『辞める』という言葉を口にするのも聞くのも、何の反応もなくなってしまった。自分と他人を『遮断』する事が、とかく私にとっては大切であった。だからあの事件に対して、特に何も腹が立たなかった。あの手のゴミ
ドラえもんであろうと、ちびまる子ちゃんであろうと、そこにいる主人公というのは、得てして勤勉とは程遠い、怠惰な人間である。自分の気持ちに正直にいることは、一向に構わない。責任も失敗もない、ただ、換言すれば誰にも認められないし、評価もされないと
ただ、友達が困ったら助けてあげたい。そして俺が困った時は、協力してくれ…というような事を、ずっと考えていた。だが、現実はそうはならなかった。一緒協力してくれた友達とも疎遠になった。そして、関わりたくない人種と関わらざるを得ないという事が、自