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2023年02月24日21:49

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ZARDの坂井泉水と浜崎あゆみ〜平成を駆け抜けた二人の歌姫〜 SARD UNDER GROUNDと坂井泉水の夢のコラボ 動画アリ!完成

初めに、人気バンドsmikaのギターリストを務める黒田隼之介氏が、2月24日付けで34歳の若さで亡くなったことが明かされました。謹んでお悔やみ申し上げます。私自身として、smikaで印象に残った曲は、2019年にリリースされた「イコール」になります。同曲は、2019年4月6日(土)午後5時30分から半年に渡り、読売テレビ・日本テレビ系TVアニメ「MIX」のオープニングテーマを務めました。高校球児を主人公にしたアニメにぴったりのさわやかな夏の香りが漂うナンバーです。2000人規模のホールから、1万人規模のアリーナクラスのライブが実現したsmikaの今後の活躍を祈っています。


 続いて、俳優の上白石萌音(25)が、2022年の演劇界の成果を顕彰する『第30回読売演劇大賞』で「最優秀女優賞」を受賞し、24日に都内で行われた贈賞式に出席しました。
25歳での最優秀女優受賞は史上最年少の快挙です。宮崎駿氏原作の『千と千尋の神隠し』の舞台版、『足ながおじさん』を基にした舞台『ダディ・ロング・レッグズ』での演技が評価されたといいます。


https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7313593

 <平成を駆け抜けた歌姫ZARDの坂井泉水と浜崎あゆみ、>2023年1月27日公開日記の改編

  
 目次
・第1章 浜崎あゆみとZARDの坂井泉水
・第2章 浜崎あゆみが話題、デビュー25周年イヤーの始まり
・第3章 ZARDの6thシングル「負けないで」のリリースから丁度30年 SARD UNDER GROUNDが意志を受け継ぐ
・第4章 浜崎あゆみとZARDの坂井泉水、健康不安による音楽活動の影響

     第1章 浜崎あゆみとZARDの坂井泉水
   
今回 日本の音楽業界で、女性ソロアーティストとして最もCDを売り上げた浜崎あゆみと3番目の売上を誇るZARDの坂井泉水がテーマである。浜崎あゆみのシングルCDとアルバムを合わせたトータル枚数は5000万枚、歴代5位になる。一方ZARDのトータルセールスは、3760万枚、歴代10位に入った。全体のトップは、2人組のロックユニット「B’z」の8200万枚である。

 参考 情報サイト 〜 MUSIC BOX 〜 http://the-musicbox.net/best_selling_artists_in_japan.html

同時代に活躍した二人は、互いに接点はないものの、デビューまで共通点がある。坂井泉水は、歌手になるための足がかりとして、モデル活動を続けていた。バブル絶頂期の1990年に、オーディションに送ったデモテープが、プロデューサーの長戸大幸(だいこう)氏の目に留まり、歌手デビューを確約された。1991年2月10日に1st シングル「Good bye My Loneliness」でデビューする。当初はソロアーティスト、1992年時には、一時的にギター、ベース、ドラム、キーボードを含め、5人組のバンド体制だった。1993年2月5日(金)に、テレビ朝日系列のミュージックステーションにて、「負けないで」を披露すると、テレビ出演を控えた。CDのジャケットから、バックメンバーの名前が消え、坂井泉水一人体制に戻ったのである。

 一方1998年4月8日、19歳6ヶ月時に1stシングル「Poker face」でデビューした浜崎あゆみは、高校入学時に出身地の福岡県から上京し、芸能活動を行っていた。彼女自身歌手になる前、ドラマにも出ていたのである。

 無名のアーティストが、いきなり世に出ても、人気のドラマのタイアップに抜擢されるなど、インパクトがない限り、人々の目にとまりにくい。

 写真=Poker faceを歌う浜崎あゆみ 1998年4月14日 掲載元 You tubeより
https://www.youtube.com/watch?v=iyOvyd32n4s
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 二人ともモデルやタレント活動から始めたのである。浜崎あゆみは、デビュー当初から、ファッション面でも注目され、女子高生のカリスマ的存在として名を馳せた。テレビにも引っ張りだこで、西暦2000年から毎年ライブツアーを行っている。

 対照的に坂井泉水は、テレビの前に出ず、マイペースに音楽活動を続ける。澄んだ歌声と透明感のある容姿から、女性よりも、男性の方をひきつけていた。


2人の活動についても振り返る。

 写真=浜崎あゆみ 2022-2023 カウントダウンライブ時 掲載元 SPICE 2023年1月2日付 https://spice.eplus.jp/articles/312945
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 写真=ZARDの坂井泉水 1995年3月10日に発売された6thアルバム「for ever you」のジャケット 掲載元 ツィッター 坂井泉水さんと共に 2021年7月27日付
https://twitter.com/ZARD061027IS/status/1419970955556757505
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   第2章 浜崎あゆみが話題、デビュー25周年イヤーの始まり


2023年4月8日(土)にデビュー25周年を迎える浜崎あゆみが、ネット上で話題になっている。先日、自身のプロデューサーであり、所属するレコード会社avexの代表取締役である松浦勝人氏の自宅から動画配信した。視聴者から「声や顔が変わった」との感想が寄せられていた。

  詳細記事 ねとらぼ 2023年1月27日 午前8時更新 https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2301/26/news179.html

  一方で、1978年10月2日生まれの44歳になった彼女に対して、「いつまでも綺麗」との言葉まで送られた。

 彼女は、2016年を境に、CDリリースを控え、コロナ前の2019年までライブを精力的にこなす。2020年1月2日に、当時40歳にして、第一子を出産したことを明かすと、ファンに問わず、一般人から大きな反響を呼んだ。彼女が第一子を出産したのは2019年11月、同年12月31日には、一夜限りのカウントダウンライブを行ったのである。

 出産直後にも関わらず、妊娠前から体型と共に運動量に大きな変化がなかった。ライブでは、20人以上のダンサーを従え、広いステージを幅広く動きながら、熱唱していた。

 以下 2019年12月31日の浜崎あゆみ カウントダウン公演に関した日記

 2020年1月3日付け 浜崎あゆみ2019−2020カウントダウン公演 19年ぶりWANDS再始動 K-POPアーティストTWICE
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1974210755&owner_id=32437106

 同2020年1月15日に、日本で始めて、中国武漢発の新型コロナウィルスの感染者が報告された。同年2月頃から、次第に大都市を発端に、日本全国で広がり始める。同年5月9日に、予定していた全国ツアー36公演の中止を余儀なくされた。

 以下 36公演の中止に関する日記

 2020年6月14日付け ドラマ「M愛すべき人がいて」 放送再開記念 浜崎あゆみ 全国ツアー中止の決断 彼女が音楽業界に残した功績 名曲SEASONSについて
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1976001996&owner_id=32437106

 代わりに、無観客生配信ライブを通して、長年応援しているファンと向き合った。彼女が有観客でのライブを実現したのは、2021年6月26日(土)と27日(日)に、千葉県浦安市舞浜アンフィシアターで行った2days 3公演だった。コロナ後、初めて直接ファンの前に姿を現し、往年の名曲を披露した。彼女は、コロナ禍で第2子を出産し、育児と音楽活動の両立を図る。

写真=2022年12月7日 FNS歌謡祭時 掲載元 エンタメプレス 2022年12月28日付https://www.yoshimasa-hosoya.com/hamasakiayumi-fns-betuzin/
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 2022年末、12月30日と31日に無事に彼女が聖地と謡う「代々木第一体育館」にて、カウントダウンライブを開催する。31日の公演終了後には、2023年4月8日(土)に、デビュー25周年記念ライブを、代々木第一体育館で開催することを明かした。

写真= Count Down LIVE2022-2023PR画像 掲載元 ライブ配信カレンダー
https://stream-calendar.com/events/17471
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 2023年1月25日(水)には、18thオリジナルアルバム「Remember you」をリリースした。オリジナルフルアルバムでは、2016年6月29日に発売した「MADE IN JAPAN」以来、6年半ぶり、新作CDリリースでは、2018年8月15日に発売したミニアルバム「TROUBLUE」以来、4年5ヶ月振りである。

 一人の母でありながら、アーティストである浜崎あゆみのデビュー25周年イヤーは、既に始まっている。

 

浜崎あゆみ、“顔や声が変わった”の声に言及
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=7277856


   第3章 ZARDの6thシングル「負けないで」のリリースから丁度30年

 1月27日(金)国民的応援歌として知られるZARDの6thシングル「負けないで」の発売から丁度30年目になる。カラオケでも歌いやすく、大人から子供まで幅広い世代にわたって、知られている。

 詳細記事 BARKS 2023年1月27日付 正午更新 ZARD「負けないで」30周年記念、レアなフルサイズMV+SARD UNDERGROUNDライブ映像公開
 https://www.barks.jp/news/?id=1000229343

 ZARDの坂井泉水が育った神奈川県秦野市では、2015年の市制定60周年事業の一環で、坂井泉水の出身地としてのPRを始めた。大々的にアピールしたのは、小田急線の「渋沢駅」の駅メロの実現である。坂井泉水自身は、小学校4年の新学期に当たる1976年からデビュー5年後の1996年まで秦野市で暮らしていた。最寄の小田急線「渋沢駅」を利用して、都内のスタジオまで通っていたのである。

 2014年に、版元のビーインググループと、駅を管理する小田急グループの許可を受けて、ZARDの曲を駅メロとすることが決まった。ビーインググループの協力の下、一般の人々からアンケートをとり、上下線合わせて、2曲が採用された。上り線ホームは「負けないで」、下り線ホームは「揺れる思い」だった。列車の接近時と発車時にオルゴールメロディーが流れる。2014年12月23日午前11時から、渋沢駅にて記念式典が開かれ、先着300名に記念バッジが無料にて配布された。

 写真 掲載元 秦野山形県人のブログ 2014年12月23日付 Amebro https://ameblo.jp/hadano-yamagatakenjinkai/image-11968123846-13167143538.html
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 秦野市側は、町をアピールするべく、市民がリレー形式で歌う「負けないで」をYou tubeにて公開した。市内の消防署員から病院の職員、農家、学生まで幅広い職種の方が参加した。


 関連日記 2022年5月27日 追悼15年の特集 坂井泉水、突然の旅立ちから本日で15年(2)マルチバース理論から坂井泉水の今を考察 秦野市PR動画!野鳥と夜景 私とSARD UNDER GROUNDとの対面 世田谷区キャロットタワーの夜景 
 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1982415160&owner_id=32437106

 動画=秦野市民が負けないでを歌いながら町を紹介


市民の心を一つにする同曲を産み出した坂井泉水は、普段から物静かで、言葉を大切にしていたという。学生時代の愛読書は、石川啄木だった。

 以下 負けないでの関連日記 2022年 12月12日付 ZARD坂井泉水が育った丹沢山麓秦野市を旅する〜負けないで〜 2022年第10回目 12月4日(日) 駅メロ誕生について 来月負けないで発売30年 2022年の秦野市の旅を振り返る 国際情勢や防衛費増額 https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1983912359&owner_id=32437106

 写真=上記の日記より シングル「負けないで」のジャケット 掲載元 Memory〜ZARD/坂井泉水さん〜 
2009年9月6日付 http://iwgpnabe.cocolog-nifty.com/zard/2009/09/post-fe7c.html
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 同曲は、1993年2月5日(金)にテレビ朝日系列でのミュージックステーションでも披露された。極度の上がり症だったというZARDのヴォーカリストの坂井泉水は、同曲を発売して以降、テレビの前から姿を消した。

 ライブツアーは2004年の1度のみとどまった。テレビでもほとんど肉声を公開することなく、神秘のベールに包まれていた。ネットが普及する前、ヴォーカリストの坂井泉水の姿を知る唯一の方法は、CDのジャケットだった。

 同曲は、1994年第66回春の選抜高校野球の入場行進曲に選ばれた。2014年には、同年4月から採用される全国高等学校の英語教科書にて、直筆歌詞が掲載された。

写真=教科書の一ページ 掲載元 BARKS 2014年2月6日 「負けないで」が高校英語の教科書に
https://www.barks.jp/news/?id=1000099779&p=4
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 テキスト名は「MY WAY」、全国400の高等学校が採用している。歌詞「負けないで」については、災害の歴史と重ね合わせながら紹介している。1995年1月17日に起こった阪神淡路大震災(マグニチュード7,3)、2011年3月11日に起こった東日本大震災(
マグニチュード9,0)の被災者にエールを送った。テキストでは、作詞者坂井泉水が、言葉を大切にし、何度も何度も歌詞を修正したことについても書かれている。

 2018年、新たに坂井泉水を世に送り出したレコード会社B-ingグループの創設者長戸大幸(だいこう)氏の下で、ZARDのトリビュートバンドが結成された。その名は、「SARD UNDER GROUND」、頭文字のZを反転させ、「S」に書き換えている。2019年9月18日に、4人組みのバンドとして、1stアルバム「ZARD Tribute」でデビューした。同アルバムには、彼女たちが歌う「負けないで」が収録され、東北・宮城ふっこうマラソン2019のテーマ曲に抜擢された。デビュー2年目となる2020年は、コロナ禍により活動を制限されながら、オンラインを通して、ファンにアピールした。同年11月には、大阪で1会場2公演、東京で1公演、計2会場3公演ライブを行った。

 写真 掲載元 日刊スポーツ [2023年02月20日04時00分] ZARDトリビュートの女性3人組バンドが初の卒業ソングに込めたメッセージ/インタビュー
https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/amp/202302190001309.html
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 2021年5月28日にギターリストの脱退により、3人体制に代わった。2023年2月22日(水)には5thシングル「卒業式」をリリースする。CD発売に先立ち、1月18日からネット配信された。シングルの方は3形態発売され、それぞれ異なるc/w曲が収録される。初回限定版A(CD+DVD)税込み1980円のC/Wは、「翼を広げて」である。

 初回限定版B(CD+フォトカレンダー)税込み1540円のC/Wは、「Teenage dream」

 翼を広げてとTeenage dreamの作詞者は坂井泉水である。当時4人組、現在2人組みのユニットとなったDEENが、シングル曲として発売した。卒業シーズンの定番曲としても知られている。

 3形態目の通常版CD 税込み1100円のC/Wは、2003年7月9日に発売されたZARDの36thシングル「瞳とじて」のカバーである。

追記:CDの方は、ウィークリー・チャートで、初週13位、売上枚数4811枚だった。デイリー・チャートは、入荷日となる2月20日は11位、翌21日は9位へとランクを上げ、最高位24日(土)の5位だった

 リリースに先駆けて、2023年1月24日には、事前予約購入者に向けて、ネットサイン会を実施した。2時間30分に渡る長丁場となったイベントは、You tubeにて生配信された。1月27日の午後8時、ZARDのオリジナル版と共に、彼女たちが歌う「負けないで」の動画も公開される。

 動画=SARD UNDER GROUNDが歌う負けないで 2021年ライブツアー Cheersより


 写真=SARD UNDER GROUND{左から杉岡泉美(ベース)神野友亜(ヴォーカル)坂本ひろ美(キーボード)}2023年1月24日付け神野友亜ツィッターより 2023年2月22日(水)リリース予定の5thシングル「卒業式」のネットサイン会
https://twitter.com/yua_sard/status/1617881297451651075/photo/1
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2月21日(火)に、ついに彼女たちの念願が叶った。NHK総合午後7時58分から放送された「歌コン」にて、全国地上波歌番組に初出演した。同番組で、ZARDの坂井泉水と初競演を果たし、フルコーラスにて「負けないで」を披露したのである。曲の方は、オーケストラ風にアレンジされていた。

  写真 掲載元 NHK MUSIC 2023年2月20日付け https://www.nhk.or.jp/music/utacon/479740.html
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 写真=TVの一幕 掲載元 ツィッター SINOさん 2023年2月21日(火)付け https://twitter.com/zard_o2/status/1627997753329729536/photo/1
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SARD UNDER GROUNDのメンバーは、ZARD坂井泉水の現役時代を知らない。彼女を支えるプロデューサーを含め、スタッフの多くはZARD時代から引き継がれている。ヴォーカリストの神野友亜は、2021年から坂井泉水に倣い、言葉の持つ意味を受け止め、作詞家としても活動を始めた。ZARDのデビュー30周年記念日に当たる2021年2月10日(水)にリリースした3rdシングル「ブラックコーヒー」にて、作詞家デビューする。彼女たちは、ZARDのカバー曲を披露しながら、オリジナル曲の発表を続けていく。

  第4章 浜崎あゆみとZARDの坂井泉水、健康不安による音楽活動の影響

 ZARDの坂井泉水は、デビュー前の下積み時代は、モデル活動を通して、人前に出ていた。デビュー後は、モデル時代から一転して、応援しているファンの前で歌う機会が極端に少なかった。2007年以降、彼女が生前唯一参加した2004年のWha'ts beautiful momentツアーのサポートを務めたバックバンドを中心に、ZARDゆかりのアーティストが加わり、フィルムコンサートを開催する。大型スクリーンで映し出される坂井泉水の姿と、バックのバンドによる演奏が、シンクロした。ツアーは毎回、アレンジされている。

 2007年から2009年まで、フィルムコンサートは3年連続行われた。デビュー20周年目に当たる2011年以降は、原則5年ごとの開催になる。次は2016年、その次はデビュー30周年を迎える2021年だった。2021年2月10日に、東京国際フォーラムで開催予定のライブは、政府による緊急事態宣言の発出に伴い、観客を入れず、無観客での開催になる。有観客ライブは、翌2022年2月4日(金)にグランキューブ大阪で、2月10日(木)に東京都江東区のガーデンシアターで開催した。大阪と東京の2days公演は、デビュー30周年イヤーのフィナーレを飾った。

 写真 掲載元 ツィッター アカウント ZARD Since 1991 2021年12月25日付け
https://twitter.com/zard_since1991/status/1474398986627067908
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その年の梅雨時、大阪にて6月10日(金)から12日(日)までZARD MUSEUMを開催する。ファンから好評だったことにより、同2022年9月17日(土)から10月22日(日)まで、東京六本木にて、新たに3部構成のミュージーアムとして開催した。時がたっても、ZARD関連のイベントには、年配の方から、若者まで足を運んでいる。

  一方、浜崎あゆみは、1998年のデビュー時から、頻繁にテレビの前に姿を見せていた。初のライブツアーを開始した西暦2000年から原因不明の突発性難聴を患っていることを明かした。デビュー10周年イヤーとなる2008年には、病気が悪化したことを告白している。現に、デビュー10周年アニバーサルイヤーを飾る12月30日と31日に代々木第一体育館で開催予定のカウントダウン公演前にトラブルに見舞われた。公演まで1週間を切った12月24日に、カウントダウンライブに向けて練習中、貧血により、舞台から意識を失って倒れ、右手首を骨折したのである。医師によると、3週間は安静が必要とのことだった。彼女は同月26日(金)に生放送されるテレ朝系列「Mステ・スーパーライブ」の出演をキャンセルし、本番に備えた。3時間に渡る公演の開始直前まで、右手首にテーピングを巻いて固定し、マイクの音合わせから、リハーサルまで行う。30日と31日の公演では、怪我を感じさせないほど、ダンサーを従えながら、腕を激しく動かしながら熱唱した。恒例の年末のカウントダウン公演を終えると、彼女自身しばらく静養に入った。

一連の突発性難聴を煩っていることや、舞台からの落下報道を聞いて、ファンの間でも健康不安説がささやかれるようになった。2018年、デビュー20周年を迎えたライブでは、体調不良により、急遽公演を中止せざるをえないこともあった。深刻だったのは2021年11月6日、愛知県名古屋市で開催されたコンサート終了直後にて、心臓発作を起こし、意識不明のまま、病院に緊急搬送をされたのである。診察した医師によると、アナフィラキシーショックを起こしていた。原因を遡ると、コンサート2日前の11月4日にある。リハーサルの最中舞台裏で不注意から骨折したのである。公演を急遽中止にする選択がありながら、強行出演を決意し、痛み止めの注射を打ったのである。医学的には、注射を打つことにより、アナフィラキシーの症状が出ることがあるという。翌11月7日に同じ会場で行われる公演は急遽開催中止が決まった。


 彼女は無事に回復を遂げ、同2021年12月30日と31日には、2年ぶりに代々木第一体育館にて、カウントダウンライブを開催した。

 写真=2021年12月31日、代々木第一体育館のステージに立つ浜崎あゆみ 撮影者:田中聖太郎氏 掲載元 https://entameclip.com/news/294980/
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 長い音楽活動において、怪我や体調不良に陥っても、可能な限りステージに立ち続けたのである。ZARDの坂井泉水自身、浜崎あゆみのように、ライブ活動はしていない。彼女自身も、30代から度々体調を崩していた。後に子宮筋腫、卵巣のう腫、子宮内膜症を患っていたことが、ZARDの音楽関係者より打ち明けられた。2006年には、子宮頸癌が発覚し、直ちに入院し、摘出手術にのぞんだ。癌細胞を取り除いたものの、再発や転移がないか、経過観察をする。2007年4月に、肺への転移が発覚し、東京都新宿区信濃町にある慶應義塾大学病院にて、抗がん剤治療を受けながら、再度入院生活を送った。5月26日に、日課としていた早朝の散歩中、高さ約3メートルのスロープから転落し、頭を強打して、昏睡状態に陥った。同じ病院に入院している患者が発見したことにより、緊急手術室に運ばれた。最後まで意識が戻ることなく、翌5月27日に脳挫傷により、亡くなった。

 坂井泉水も浜崎あゆみも、30代になり、しばし体調を崩していた。アクシデントを乗り越えてきた浜崎あゆみは、2023年にデビュー25周年の節目を迎えた。この世で生き続けている限りは、新たな挑戦が出来る。彼女は2023年1月25日(水)には、6年半振りにオリジナルアルバム「Remember you」をリリースしたのである。ライブでは、オーケストラや和太鼓チームが参加し、CD音源とは一味違う雰囲気を作りだす。十数人のバックダンサーと、数人のコーラスや和太鼓チーム、オーケストラを従える彼女は、まさに女王そのものである。異なる道を歩んだZARDの坂井泉水と浜崎あゆみは、日本の音楽史に名を刻むほど、次の世代の若いアーティストに大きな影響を与えている。


 
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