「他人のせいにする」という行為は、言うまでもなく「自分のせいにはしない」と言うことである。
「どうでもいい、つまり俺には必要でもない」という時に、俺が空回って、トラブル(あるいは、その火種)を抱え込もうとしているだけだった。
高校入学前からそうだが、それが俺が周囲、しかも俺に好意的な人たちとの間で、「ややこしい事」が起きる遠因となっていた。
そして俺にとって、これにより「ややこいしい事を起こす」人間に、関わらざるを得ない事態になっていった。
誰でも無知な事とか、勘違いする事はあるだろう。それを差し引いても、俺の空回りは、目に余るものであった。
あなたにとって、「その事を覚えている必要がありますか?」と考える時、「母の感情のゴミ箱」として、抑え込む必要があると思っていた。それが母が退職し、「抑え込む必要も、間違った前提を当てはめる必要がない」となった時に、私の「感情の蓋」が取れてしまっていた。
「仲間などと思わなくてもいい人種」を仲間であると思い込んで真面目に振る舞っていた結果が、同時の「アイデンティティクライシス」を俺に招いていた。そうなった原因は、結果論だが、当時俺が、程度の違いはあれども、「自分の本心を抑圧する」という事態になった時に、「責任の所在」を曖昧にしていたのである。ハンドボール部が崩壊したのは、もちろん当時の一人のせいだが、その発端には、顧問の体罰があった。俺がその場にいなくても、起きるべくして、起きる出来事である。ここで、�‖樟佞砲垢襪覆蕁◆嵌爐蕁廚里擦い如�俺はほぼ関係ない。にも関わらず「命を懸けても」とするのは、そりゃ違うだろう。「責任の所在」で言うならば、俺は関知しない。そして�⊆�責にするのであれば、「俺は人のために…」と言ってはいるが、それは状況によりけりだろう。「こっちを出汁に使う」なんてヤツのためにって、そりゃあんた、良いように使われるよ。あくまで、「明らかに俺に非がある、ここで謝罪すれば、鎮火できる」って、方便として使えば、効果時であるという話であった。
要するに、俺は「他責と自責」の境目が曖昧である。いや、むしろ「自責」に全部利している節があった。
「あの人たち」は、とにかく「不安」が強いのだろう。いや、父は「恐怖」が勝り、母は「不安」が勝っていた。
そのハイブリッドが、母の性質を、色濃く受け継いだのが、私であった。
「不安であり、自責」である。当時、「経験値」という、恐怖を克服してきた教員でなく、高校生であれば、「不安かつ他責」に、ロックオンされるに決まっている。
そして、件の教員も、「不安かつ他責」であった。
それ故に、「恐怖を克服してきた、自責」の長谷ティーは、まさに担任、顧問を、初任者として訪れたのは、そして口出しできなかったのは、忸怩たる思いという他ない。
と、俺が今、長谷ティーのようにサッカーに興味を持ち出したのも、やはり何かの因果だろうか。
「敗色濃厚な戦い」を引き受けること、そして共に戦うことは、洋の東西を問わず、「男」が評価される第一歩なのだろう。
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